マグロって、いろんな種類があるけど、何が違うの?」スーパーの鮮魚コーナーで、そう思ったことはありませんか?

刺身や寿司の定番として親しまれているマグロですが、一口に「マグロ」と言っても、実は種類によって味や食感、価格が大きく異なります。

この記事では、マグロの種類ごとの違いや特徴、選び方を分かりやすく解説します。どのマグロが高級なのか、味わいの違いまで詳しくご紹介します。

  • マグロにはどんな種類があるの?違いは何?
  • 寿司や刺身に向いているマグロはどれ?
  • スーパーで見かける「〇〇マグロ」ってどんな特徴があるの?

こうした疑問に寄り添いながら、あなたにぴったりのマグロを選ぶためのポイントを解説していきます。

この記事を読めば、あなたも「マグロ通」になれるはずです!ぜひ最後まで読んで、マグロ選びに役立ててください!

Contents
  1. マグロの種類は主に5種類|まず違いを一覧で比較
  2. マグロとはどんな魚?
  3. マグロの種類ごとの味の特徴と違い
  4. マグロの種類ごとの特徴
  5. マグロの種類は用途に合わせて選ぶとわかりやすい
  6. マグロの種類と部位の違い|大トロ・中トロ・赤身は種類ではない
  7. おいしいマグロの見分け方
  8. 養殖クロマグロ
  9. マグロの種類に関するよくある疑問
  10. マグロの種類:まとめ

マグロの種類は主に5種類|まず違いを一覧で比較

マグロの種類は主に5種類|まず違いを一覧で比較

マグロの種類を知るときは、まず「よく食べられている代表的な5種類」を押さえると全体像がつかみやすくなります。

日本の寿司店やスーパーで見かけるマグロは、主にクロマグロ、ミナミマグロ、メバチマグロ、キハダマグロ、ビンナガマグロの5種類です。名前だけを見ると難しく感じますが、味の濃さ、脂の量、身の色、使われる料理で比べると違いが見えてきます。

たとえば、濃厚な味わいや脂のりを楽しみたいならクロマグロやミナミマグロ、さっぱり食べたいならキハダマグロやビンナガマグロが選びやすいでしょう。メバチマグロは刺身や寿司で見かける機会が多く、身近なマグロとして覚えておくと便利です。

まずは下の表で、主な違いをざっくり確認しておきましょう。

種類別名・呼び名味の特徴脂の多さ
クロマグロ本マグロ旨味が濃く、味に厚みがある多い
ミナミマグロインドマグロ赤身の味が濃く、脂も上品やや多い
メバチマグロバチマグロあっさりしつつ、赤身の味がある中くらい
キハダマグロキハダさっぱりしてクセが少ない少なめ
ビンナガマグロビンチョウマグロやわらかく、淡白で食べやすい少なめから中くらい

クロマグロ・ミナミマグロ・メバチマグロ・キハダマグロ・ビンナガマグロの違い

クロマグロ・ミナミマグロ・メバチマグロ・キハダマグロ・ビンナガマグロの違い

クロマグロとミナミマグロは、味が濃く脂ものりやすいため、高級な寿司や刺身で使われることが多い種類です。メバチマグロは赤身の味と価格のバランスがよく、スーパーや寿司店でもよく見かけます。キハダマグロはさっぱりした味わいで、ビンナガマグロは白っぽい身とやわらかい食感が特徴です。

料理初心者が覚えるなら、まずは次のように分けると迷いにくくなります。

覚え方種類特徴
濃厚で高級感があるクロマグロ旨味と脂がしっかりしている
上品な赤身と脂を楽しむミナミマグロ冷凍でも流通しやすく、寿司向き
身近で使いやすいメバチマグロスーパーの刺身や柵で見かけやすい
さっぱり食べやすいキハダマグロクセが少なく、料理に使いやすい
やわらかく淡白ビンナガマグロビントロやツナ缶でなじみがある

マグロは種類によって、身に含まれる脂の量や赤身の濃さが変わります。脂が多いマグロは口の中でなめらかに感じやすく、赤身の味が濃いマグロは噛んだときに旨味を感じやすくなります。

クロマグロは「本マグロ」と呼ばれることもあり、マグロの中でも特に高級な種類として扱われます。大トロや中トロとして食べられることが多く、脂の甘みと濃い旨味が魅力です。

ミナミマグロは、クロマグロに近い濃い味わいを持ちながら、上品な印象があります。寿司店や刺身用として使われることも多く、赤身の色がきれいな点も特徴といえるでしょう。

メバチマグロは、比較的手に入りやすく、刺身用の柵としてスーパーに並びます。味が強すぎず、赤身らしいおいしさを楽しみやすい種類です。

キハダマグロは脂が控えめで、さっぱりした味わいをしています。生で食べるだけでなく、漬けや加熱料理にも使いやすい種類です。

ビンナガマグロは身の色が白っぽく、他のマグロよりやわらかい印象があります。回転寿司で「ビントロ」として出されることもあり、ツナ缶の原料としても身近な存在です。

本マグロ・インドマグロ・バチ・ビンチョウなど呼び名の違い

本マグロ・インドマグロ・バチ・ビンチョウなど呼び名の違い

マグロは、正式な名前とは別に、売り場や寿司店で使われる呼び名があります。本マグロはクロマグロ、インドマグロはミナミマグロ、バチはメバチマグロ、ビンチョウはビンナガマグロを指すことが多い呼び方です。

マグロの種類を調べていると、同じ魚なのに違う名前で紹介されていることがあります。名前が複数あるため、混乱しやすいポイントです。

まずは、次の表で整理しておきましょう。

よく見る呼び名主な正式名称覚え方
本マグロクロマグロ高級マグロの代表
インドマグロミナミマグロ南半球で獲れることが多いマグロ
バチマグロメバチマグロ目が大きいマグロ
キハダキハダマグロ体の一部が黄色っぽいマグロ
ビンチョウマグロビンナガマグロ胸びれが長いマグロ
ビントロビンナガマグロの脂がある部分回転寿司で見かけやすい名前

マグロの呼び名が複数ある理由は、流通の場面や地域、販売方法によって使われる名前が変わるためです。

たとえば、クロマグロは「本マグロ」と呼ばれることがあります。「本」という言葉が付くため、マグロの中でも代表的な存在として扱われていることが伝わります。高級寿司店や贈答用の刺身で見かけることも多い名前です。

ミナミマグロは「インドマグロ」と呼ばれることがあります。昔からインド洋周辺で獲れるマグロとして流通していた背景があり、現在でも売り場でインドマグロと表記される場合があります。

メバチマグロは「バチ」と短く呼ばれることがあります。寿司店や市場では、名前を短くして呼ぶことが少なくありません。

ビンナガマグロは「ビンチョウマグロ」とも呼ばれます。回転寿司などで見かける「ビントロ」は、ビンナガマグロの脂がある部分を指すことが多い名前です。

コシナガマグロなど珍しい種類もある

コシナガマグロなど珍しい種類もある

マグロには、代表的な5種類以外にも、コシナガマグロのようにあまり見かけない種類があります。ただし、料理初心者が日常の買い物でまず覚えるべき種類は、クロマグロ、ミナミマグロ、メバチマグロ、キハダマグロ、ビンナガマグロの5種類と考えて問題ありません。

コシナガマグロは、地域や漁獲状況によって流通することがあるマグロです。全国のスーパーでいつでも買える種類ではないため、代表的な5種類と同じ感覚で覚える必要はありません。

スーパーの刺身売り場、寿司店、回転寿司、ツナ缶などで見かける機会が多いのは、代表的な5種類です。そのため、最初に覚える範囲としては5種類で十分といえます。

一方で、コシナガマグロのような珍しい種類も存在します。コシナガマグロは小型のマグロで、地域によっては水揚げされることがあります。ただし、全国的に安定して流通する魚ではないため、一般的な買い物では目にする機会が少ないです。

マグロとはどんな魚?

マグロとはどんな魚?

マグロは世界中の海に広く生息する大型の回遊魚で、寿司や刺身をはじめとする日本の食文化に欠かせない魚です。種類によって味や脂ののりが異なり、多様な楽しみ方があります。

回遊魚:季節や成長段階に応じて、広い範囲を移動する魚たちの総称です

マグロは「サバ科」に属する魚で、クロマグロやミナミマグロ、メバチマグロ、キハダマグロ、ビンナガマグロなど複数の種類があります。これらは生息域や体の大きさ、脂の量が異なり、味わいや用途に違いが出ます。

日本はマグロ消費大国で、全世界で獲れるマグロの約1/4を消費しています。

日本はマグロ消費大国で、全世界で獲れるマグロの約1/4を消費しています。

近年、世界的にマグロの需要が急激に増えたため、マグロの乱獲が問題となっており、資源保護の観点から漁獲量規制などが設けられています。

日本ではマグロの市場価値が高いため、マグロの初競りが年始のメディアで大きく取り上げられることが多く、大きなマグロ一本が数千万円で取引されることがあります。

2019年には豊洲市場のマグロ初競りで、278kgの大間産マグロが史上最高額3億3360万円の値がつきました。この年は、築地市場(東京都中央区)から豊洲市場(東京都江東区)に移転して初めての初競りでした。

マグロの種類ごとの味の特徴と違い

マグロの種類ごとの味の特徴と違い

マグロは種類によって、味の濃さ、脂の量、身の色、食感が変わります。名前だけを見ると似ているように感じますが、実際に食べ比べると、濃厚なもの、さっぱりしたもの、やわらかいものなど、印象はかなり違います。

マグロの代表的な5種類を「味」と「食感」を中心に整理します。

種類味の濃さ脂の量食感味のイメージ
クロマグロ濃い多いなめらか旨味と脂の甘みが強い
ミナミマグロ濃いやや多いしっとり赤身の味が濃く上品
メバチマグロ中くらい中くらいほどよい弾力赤身らしさがあり食べやすい
キハダマグロあっさり少なめ軽いクセが少なくさっぱり
ビンナガマグロ淡い部位によって変わるやわらかい白っぽくまろやか

クロマグロ(本マグロ)は濃厚な旨味と脂が魅力

クロマグロ(本マグロ)は濃厚な旨味と脂が魅力

クロマグロは、マグロの中でも特に旨味が濃く、脂の甘みを感じやすい種類です。高級感のある味わいを楽しみたい人に向いています。

クロマグロは「本マグロ」とも呼ばれ、寿司や刺身で特別感を出しやすいマグロです。赤身は味がしっかりしており、脂がのった部分は口の中でなめらかに広がります。

クロマグロの味をひとことで表すなら、濃厚で力強いマグロといます。

特徴内容
濃厚で旨味が強い
多めで甘みを感じやすい
身の色赤みが深い
食感なめらかで満足感がある
印象特別感があり、マグロらしさが強い

クロマグロは体が大きく、身にしっかりとした旨味があります。脂がのりやすい種類でもあるため、赤身だけでなくトロの部分も高く評価されます。

赤身は、噛むほどにマグロらしい味が広がります。脂のある部分は、舌の上でとろけるように感じやすく、濃厚な味を好む人に喜ばれやすいでしょう。

クロマグロは脂が多い部分ほど味が強くなります。あっさりした魚を好む人は、最初から大トロを選ぶよりも、赤身や中トロから試すと食べやすくなります。

ミナミマグロ(インドマグロ)は上品な脂と濃い赤身が特徴

ミナミマグロ(インドマグロ)は上品な脂と濃い赤身が特徴

ミナミマグロは、赤身の味が濃く、脂の質が上品に感じられるマグロです。クロマグロほど強い印象ではありませんが、落ち着いた濃厚さがあります。

ミナミマグロは「インドマグロ」と呼ばれることもあり、寿司店や刺身用のマグロとして親しまれています。赤身の色が美しく、味に深みがあるため、マグロ好きにも好まれやすい種類です。

クロマグロが力強い味なら、ミナミマグロはきれいに整った濃い味という印象に近いです。

特徴内容
赤身の旨味が濃い
ほどよく上品
身の色鮮やかな赤色になりやすい
食感しっとりしている
印象濃厚だが重すぎない

ミナミマグロは、赤身の味がはっきりしている点が魅力です。脂がある部分もくどく感じにくく、濃い味わいの中に上品さがあります。

刺身で食べると、最初に赤身の旨味を感じ、その後に脂のまろやかさが続きます。味の輪郭がはっきりしているため、醤油を少しつけるだけでも満足感を得やすい魚です。

クロマグロと比べると、ミナミマグロはやや落ち着いた印象があります。強い脂よりも、赤身の深い味を楽しみたい人に向いています。

メバチマグロは刺身や回転寿司で身近な種類

メバチマグロは刺身や回転寿司で身近な種類

メバチマグロは、赤身の味と食べやすさのバランスがよいマグロです。スーパーの刺身や寿司で見かける機会が多く、家庭でもなじみやすい種類といえます。

メバチマグロは、クロマグロやミナミマグロほど強い脂の印象はありません。その一方で、赤身の味がほどよくあり、あっさりしすぎない点が魅力です。

料理初心者が「普段使いしやすいマグロ」を選ぶなら、メバチマグロは覚えておきたい種類です。

特徴内容
赤身らしい旨味がある
中くらい
身の色濃い赤色になりやすい
食感ほどよい弾力がある
印象日常で食べやすい

メバチマグロは、身がしっかりしており、刺身にしたときに食べごたえを感じやすい種類です。脂の強さよりも、赤身のさっぱりした旨味を楽しむタイプといえるでしょう。

スーパーで売られているマグロの柵や刺身には、メバチマグロが使われることもあります。価格と味のバランスが取りやすく、家庭の食卓に登場しやすい点も特徴です。

味が濃すぎないため、醤油やわさびとの相性もよく、マグロ丼や漬けにも使いやすい印象があります。

キハダマグロはさっぱりして料理に使いやすい

キハダマグロはさっぱりして料理に使いやすい

キハダマグロは、脂が少なめでさっぱりした味わいのマグロです。クセが少ないため、軽く食べたい人や、濃厚な魚が苦手な人にも向いています。

キハダマグロは、身の味がやさしく、後味も重くなりにくい種類です。クロマグロやミナミマグロのような濃厚さは控えめですが、食べやすさという点では大きな魅力があります。

マグロの脂っぽさが気になる人は、キハダマグロを選ぶと口当たりが軽く感じやすいでしょう。

特徴内容
さっぱりしている
少なめ
身の色明るめの赤色になりやすい
食感軽くて食べやすい
印象クセが少なく親しみやすい

キハダマグロは、脂が控えめな種類です。そのため、口に入れたときの濃厚さよりも、軽さやさっぱり感が目立ちます。

身の味が強すぎないため、マグロ特有の濃い味が苦手な人でも食べやすく感じる場合があります。脂が少ない分、味が単調に感じることもありますが、反対にいえば、調味料や薬味と合わせやすい余白があります。

料理初心者が味をイメージするなら、「濃いマグロ」ではなく「軽く食べられるマグロ」と考えるとわかりやすくなります。

ビンナガマグロ(ビンチョウマグロ)は白っぽい身とやわらかさが特徴

ビンナガマグロ(ビンチョウマグロ)は白っぽい身とやわらかさが特徴

ビンナガマグロは、白っぽい身とやわらかい食感が特徴のマグロです。ほかのマグロと比べると赤身の力強さは控えめで、まろやかで食べやすい味わいがあります。

ビンナガマグロは「ビンチョウマグロ」とも呼ばれ、回転寿司のビントロやツナ缶でなじみのある種類です。身がやわらかく、口当たりがやさしいため、濃い赤身が苦手な人にも合いやすいでしょう。

ビンナガマグロは、赤いマグロというより、やさしい味の白っぽいマグロと考えるとわかりやすくなります。

特徴内容
淡白でまろやか
部位によって感じ方が変わる
身の色白っぽい
食感やわらかい
印象やさしく食べやすい

ビンナガマグロは、ほかの代表的なマグロより身の色が白っぽく見えます。赤身の濃い味よりも、やわらかさやまろやかさを感じやすい種類です。

脂がある部分は、しっとりとして口どけがよくなります。回転寿司などで「ビントロ」として提供される場合、やわらかく脂を感じやすい部分が使われることがあります。

一方で、赤身の強い旨味を期待すると、少し物足りなく感じる場合もあります。ビンナガマグロは、濃厚さよりもやさしい食感を楽しむマグロとして考えると選びやすくなります。

マグロの種類ごとの特徴

マグロの種類と特徴

日本の食卓でよく見かける大型のマグロ類には、クロマグロ、ミナミマグロ、キハダ、メバチ、ビンナガなどがあります。マグロ類は広い海を移動する魚として知られており、種類ごとに主な生息域や特徴が変わります

種類別名体の特徴価格帯
クロマグロ本マグロ大型で力強い体つき高価
ミナミマグロインドマグロ南半球に多い大型マグロ高価
メバチマグロバチ目が大きい中程度
キハダマグロキハダ体のラインが黄色比較的安価
ビンナガマグロビンチョウマグロ胸びれが長い安価

クロマグロ(本マグロ)の特徴

クロマグロ(本マグロ)
属性詳細
別名本マグロ
漢字
英名Bluefin Tuna
分布大西洋、地中海、太平洋
寿命20年以上

クロマグロ(本マグロ)は、日本で最も高級とされるマグロの一種で、「マグロの王様」や「黒いダイヤ」とも呼ばれています

クロマグロ(本マグロ)は、日本で最も高級とされるマグロの一種で、「マグロの王様」や「黒いダイヤ」とも呼ばれています。

濃厚な脂と赤身の旨味が特徴で、寿司や刺身で圧倒的な存在感を放ちます。特にお腹の部分の「トロ」は、口の中でとろけるような食感と豊かな味わいで、多くの人を魅了します。

トロ:マグロの脂がのった部分。大トロ・中トロと分かれ、脂の入り方で味わいが変わります。

大きい成魚は体長3メートルを超え、体重は400〜500キロにもなります。その大きな体から得られる赤身と脂のバランスは絶妙で、マグロの中でも群を抜いた品質を誇ります。

クロマグロの旬は冬で、この時期は特に脂がのり、濃厚な旨味を楽しめます。季節ごとの魚の美味しさを大切にする日本の食文化において、冬のクロマグロは特別な位置を占めています。

青森県大間町はクロマグロの名産地として有名です。「大間のマグロ」は年末年始に市場で高値で取引されることが多く、ニュースになることもあります。その希少性とブランド力から、日本国内だけでなく世界中で高く評価されています。

2026年初競り

2026年の初競りでは、税抜きで5億1030万円という過去最高額で落札されました。1キロあたりの価格は210万円に達しています。

最高値を記録した「一番マグロ」は大間産で、この産地が最高値を付けたのは15年連続となりました。今回の記録は、これまでの最高額を更新する結果です。

一番マグロの重量は243キロあり、その大きさと品質の高さが評価につながったといえます。

青森県大間町はクロマグロの名産地として有名です。

一方で、その人気の高さが乱獲を招き、資源の減少が問題となっています。近年は持続可能な漁業の推進や養殖技術の開発が進められており、未来の食文化を守るための取り組みが続けられています。

メジマグロはクロマグロの幼魚
メジマグロはクロマグロの幼魚

スーパーのお魚コーナーで「メジマグロ」という名前を目にすることがあります。これはクロマグロの幼魚を指す呼び名です。体がまだ小さいため、味わいや食感は成魚のクロマグロとは少し異なります。

メジマグロは、成魚と比べると肉質がやや固く、脂が少なめです。そのため濃厚な旨味や脂の甘さよりも、さっぱりとした軽やかな味わいを楽しめます。脂の多い魚が苦手な人や、爽やかな食感を求める人に向いています。

成魚のクロマグロが持つ重厚で濃厚な味を好む方にとっては、メジマグロは物足りなく感じるかもしれません。しかし、あっさりとした赤身の魅力を楽しみたい人にはおすすめのマグロです。

ミナミマグロ(インドマグロ)の特徴

ミナミマグロ(インドマグロ)
属性詳細
別名インドマグロ
漢字南鮪
英名Southern Bluefin Tuna
分布インド洋・太平洋・大西洋の南半球
寿命20年以上

ミナミマグロ(インドマグロ)は、クロマグロに次ぐ高級マグロとして人気があり、濃い赤身と上品な脂が魅力です。寿司や刺身に欠かせない存在で、日本の食文化を支える重要な魚でもあります。

クロマグロよりやや小ぶりで、成魚は体長2〜2.5メートル、体重は200キロほどに達します。南半球のインド洋や南太平洋、大西洋の熱帯・亜熱帯海域に広く分布しており、日本では漁獲地によって「インドマグロ」や「ミナミマグロ」と呼ばれます。

味わいの特徴は、濃い赤身の力強さと上品な脂の甘みのバランスにあります。クロマグロの脂ほど濃厚ではありませんが、その分しっとりとした口当たりで食べやすく、多くの寿司職人から高い評価を受けています。

赤身部分も深みのある味わいがあり、脂との調和が楽しめます。クロマグロに匹敵する美味しさを持ちながらも、漁獲量が比較的安定しているため価格が抑えられ、家庭や回転寿司などでも広く親しまれています。

脂の甘さを堪能したい人には特におすすめのマグロです。クロマグロの重厚な味わいと食べ比べると、それぞれの個性がより鮮明に感じられます。

  • 濃い赤身と上品な脂のバランスが魅力で、寿司や刺身に最適
  • 南半球のインド洋や太平洋などで獲れ、日本では「インドマグロ」とも呼ばれる
  • クロマグロより価格が抑えられ、家庭から高級店まで幅広く親しまれている

メバチマグロの特徴

メバチマグロ
属性詳細
別名バチマグロ
漢字目撥鮪
英名Bigeye tuna
分布全世界の熱帯・温帯海域
寿命15年以上

メバチマグロは、クロマグロやミナミマグロと比べて手に入りやすく、価格も抑えられているのが特徴です。赤身のさっぱりとした味わいに加え、ほどよい脂がのることで、寿司や刺身はもちろん、幅広い料理に向いています。

世界中の熱帯から温帯の海域に広く分布し、漁獲量が安定しているため市場に多く出回っています。そのため価格が安定し、家庭の食卓や回転寿司でもよく見かける身近なマグロです。

成魚は体長2メートル前後、体重は200キロに達するほど成長し、名前の通り大きな目を持っていることから「メバチ」と呼ばれています。

クロマグロのような濃厚さや希少性はありませんが、赤身の爽やかさと脂のバランスが魅力で、コストパフォーマンスの高さから回転寿司や家庭に親しまれています。

寿司屋やスーパーで「メバチ」と表示されているネタを見かけたら、気軽に味わえる高品質なマグロといえるでしょう。

  • さっぱりとした赤身とほどよい脂のバランスが魅力
  • 世界中の温暖な海域に広く分布し、大きな目が特徴
  • 漁獲量が安定しており、価格も手頃で身近なマグロとして親しまれている
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キハダマグロの特徴

キハダマグロ
属性詳細
漢字黄肌鮪
英名Yellowfin tuna
分布全世界の熱帯・亜熱帯海域
寿命10年以上

キハダマグロは、鮮やかな赤身とさっぱりとした味わいが特徴のマグロで、刺身や寿司だけでなく、ステーキや漬け丼、カルパッチョといった加熱料理や洋風の料理にも向いています。

脂は少なめでクセがなく、とても食べやすいことから家庭でも外食でも幅広く親しまれています。クロマグロのような濃厚さはありませんが、その分ヘルシーで料理の幅を広げやすい魚です。

世界中の熱帯から温帯の海に広く分布し、日本近海でも漁獲されます。国際的にも広く利用される種類で、ツナ缶の原料としてもよく使われています。名前の「キハダ」は腹部が黄色く見えることに由来し、また背びれや胸びれが明るい黄色を帯びているのも特徴です。

成魚は体長2メートルを超え、体重は100〜200キロに成長する大型魚です。

漁獲量が多いため流通量も安定しており、価格は比較的手頃です。そのためスーパーや回転寿司でもよく見かける身近なマグロで、気軽に味わえるマグロといえます。

  • 赤身が鮮やかでクセがなく、刺身から加熱料理まで幅広く使える
  • 背びれや胸びれが黄色く、大型で国際的にも漁獲量が多い
  • 漁獲量が安定しており、価格が手頃で家庭でも楽しみやすい

ビンナガマグロ(ビンチョウマグロ)の特徴

ビンナガマグロ(ビンチョウマグロ)
属性詳細
別名ビンチョウマグロ
漢字鬢長鮪
英名Albacore tuna
分布全世界の熱帯・温帯海域
寿命15年以上

ビンナガマグロ(別名:ビンチョウマグロ)は、身が白っぽく柔らかい質感と、あっさりとした味わいが特徴のマグロです。脂は控えめで食べやすく、刺身や寿司に使われるだけでなく、ツナ缶の主要な原料としても広く利用されています。

クロマグロのような濃厚さはありませんが、その分クセがなく、家庭でも親しみやすいマグロといえます。

ビンナガマグロは世界中の温帯から熱帯の海に広く分布しており、大西洋や太平洋、地中海、日本近海でも漁獲されます。成魚は体長1〜1.5メートルほどで体重は60キロ前後と、他のマグロに比べてやや小型です。

名前の「ビンナガ」は胸びれが非常に長いことに由来しており、体長の半分近くまで伸びる胸びれは外見的な大きな特徴になっています。

身の色は淡いピンクから白っぽい色合いで、水分が多く柔らかい食感を持ちます。流通量が多く安定しているため価格も手頃で、スーパーや回転寿司でもよく見かけます。

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手軽に楽しめるうえ、幅広い料理に活用できることから、日常生活で最も身近なマグロの一つとして親しまれています。

  • 胸びれが体の半分近くまで伸びるという独特の外見が特徴
  • 白っぽい身で脂が少なく、柔らかくあっさりした味わい
  • 流通量が安定しており価格も手頃で、刺身からツナ缶まで幅広く利用されている
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マグロの種類は用途に合わせて選ぶとわかりやすい

マグロの種類は用途に合わせて選ぶとわかりやすい

マグロは種類ごとの名前を覚えるだけでなく、「どのように食べたいか」に合わせて選ぶと失敗しにくくなります。

寿司や刺身で濃い旨味を楽しみたい場合、クロマグロ、ミナミマグロ、メバチマグロが選びやすい種類です。さっぱり食べたい場合は、キハダマグロやビンナガマグロが向いています。

マグロは、種類によって脂の量や身のやわらかさが違います。そのため、同じマグロでも、刺身に向く種類、軽く食べやすい種類、ツナ缶や加熱料理に使われやすい種類に分けて考えると、選びやすくなります。

寿司や刺身で食べるならクロマグロ・ミナミマグロ・メバチマグロ

寿司や刺身で食べるならクロマグロ・ミナミマグロ・メバチマグロ

寿司や刺身でマグロの旨味をしっかり味わいたい場合は、クロマグロ、ミナミマグロ、メバチマグロが選びやすい種類です。特に、濃厚な味や脂の甘みを楽しみたいならクロマグロ、上品な赤身を味わいたいならミナミマグロ、家庭で手軽に赤身を楽しみたいならメバチマグロが向いています。

寿司や刺身は、マグロそのものの味がはっきり出る食べ方です。加熱や濃い味付けをしないため、身の旨味、脂の量、食感の違いがそのまま伝わります。

種類寿司・刺身での印象選びたい場面
クロマグロ濃厚で特別感があるごちそう感を出したいとき
ミナミマグロ赤身の味が濃く上品落ち着いた旨味を楽しみたいとき
メバチマグロ食べやすく身近普段の刺身やマグロ丼に使う

寿司や刺身では、マグロの身をほぼそのまま味わいます。そのため、身に旨味があり、食感がよい種類ほど満足感が出やすくなります。

クロマグロは、赤身の味が濃く、脂がのった部分も楽しめる種類です。寿司店で「本マグロ」として出されることも多く、特別感のある味わいを求める人に向いています。

ミナミマグロは、赤身の色がきれいで、味に深みがあります。クロマグロほど力強すぎず、脂も上品に感じやすいため、赤身のおいしさを落ち着いて味わいたい人に合いやすいでしょう。

メバチマグロは、スーパーの刺身や柵でも見かけやすい種類です。クロマグロやミナミマグロより手に取りやすいことが多く、家庭で刺身を楽しみたいときに便利な存在になります。

さっぱり食べたいならキハダマグロ・ビンナガマグロ

さっぱり食べたいならキハダマグロ・ビンナガマグロ

さっぱりしたマグロを食べたい場合は、キハダマグロやビンナガマグロが選びやすい種類です。キハダマグロは脂が控えめで軽い味わいがあり、ビンナガマグロは白っぽい身とやわらかい食感が特徴になります。

マグロというと、濃厚な赤身や脂のあるトロを思い浮かべる人も多いでしょう。しかし、マグロの中には、軽く食べられる種類もあります。脂が強い魚が苦手な人や、食後に重たさを感じたくない人には、キハダマグロやビンナガマグロが合いやすいでしょう。

種類さっぱり感食感向いている人
キハダマグロ脂が少なく軽いあっさりしている赤身の濃さが苦手な人
ビンナガマグロ淡白でまろやかやわらかいやさしい口当たりを好む人

キハダマグロは、クロマグロやミナミマグロと比べると脂が控えめです。味の主張が強すぎないため、さっぱりした刺身や漬けに使いやすくなります。

ビンナガマグロは、身の色が白っぽく、赤身の濃い味よりもやわらかさやまろやかさを感じやすい種類です。回転寿司では「ビントロ」という名前で見かけることもありますが、クロマグロの大トロとは別のものとして考えると混同しにくくなります。

さっぱりしたマグロは、脂の濃厚さよりも食べやすさが魅力です。醤油、しょうが、ねぎ、大葉などの薬味とも合わせやすく、軽い一品として食卓に取り入れやすいでしょう。

ツナ缶や加熱料理に使われやすいマグロの種類

ツナ缶や加熱料理に使われやすいマグロの種類

ツナ缶や加熱料理には、キハダマグロやビンナガマグロが使われることが多くあります。どちらも味が強すぎず、調味料や油となじみやすいため、家庭料理に取り入れやすい種類です。

マグロは刺身や寿司の印象が強い魚ですが、ツナ缶、炒め物、ステーキ風の料理などにも使えます。生で食べるマグロとは違い、加熱料理では「脂の濃さ」よりも「味付けとのなじみやすさ」が大切になります。

用途使われやすい種類理由
ツナ缶キハダマグロ、ビンナガマグロ淡白で油や調味料となじみやすい
炒め物キハダマグロ味が軽く、野菜と合わせやすい
マグロステーキキハダマグロ、メバチマグロ身がしっかりしていて焼きやすい
サラダ・和え物ビンナガマグロやわらかく、まろやかな味になりやすい

ビンチョウマグロは高級ツナ缶

ビンチョウマグロは高級ツナ缶

ビンチョウマグロを使ったツナ缶は、味・食感・使いやすさの点で品質が高く、一般的なツナ缶よりも「高級」と位置づけられます。理由は、身質の良さと加工後も保たれる上品な味わいにあります。

ビンチョウマグロが高級ツナ缶に使われやすいのには、いくつかの明確な理由があります。

  • 身が白く、きめが細かい
    ビンチョウマグロの身は淡い色合いで、繊維が細かく、口当たりがなめらかです。ツナに加工してもパサつきにくく、しっとり感が残ります。
  • クセが少なく、上品な味
    赤身特有の強い血の風味が控えめで、素材そのもののやさしい旨味が感じられます。油漬けでも水煮でも味のバランスが崩れにくい点が特徴です。
  • 形が崩れにくい
    加工の工程で加熱しても身がほぐれすぎず、きれいなフレーク状に仕上がります。そのため、見た目と食感の両方で満足感が高まります。
  • 原料としての評価が高い
    世界的にも「ツナ缶向きのマグロ」として評価が定着しており、品質を重視するメーカーが積極的に採用しています。

スーパーや回転寿司でよく見るマグロの種類

スーパーや回転寿司でよく見るマグロの種類

スーパーや回転寿司でよく見かけるマグロは、メバチマグロ、キハダマグロ、ビンナガマグロが中心です。商品や店舗によっては、クロマグロやミナミマグロが使われることもありますが、毎日の買い物や手頃な価格の寿司では、メバチマグロやキハダマグロのほうが身近な存在です。

スーパーや回転寿司では、味だけでなく、価格、仕入れやすさ、安定して提供できるかどうかも大切になります。高級なクロマグロばかりを使うと価格が上がりやすいため、日常的な商品では、手に取りやすいメバチマグロやキハダマグロが使われることが多くなります。

クロマグロやミナミマグロは、スーパーや回転寿司でも見かけることがあります。ただし、特別な商品、少し高めの刺身、期間限定のフェアなどで扱われることが多く、毎日並ぶ定番商品とは限りません。

回転寿司で実際に使われるマグロの種類を詳しく知りたい方は、回転寿司のマグロは何を使っている?知っておきたい味の違いを解説も参考にしてください。

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マグロの種類と部位の違い|大トロ・中トロ・赤身は種類ではない

マグロの種類と部位の違い|大トロ・中トロ・赤身は種類ではない

マグロを選ぶときに混乱しやすいのが、「種類」と「部位」の違いです。クロマグロやメバチマグロはマグロの種類ですが、大トロ・中トロ・赤身はマグロの体の中で切り分ける場所を表す言葉です。

たとえば、クロマグロにも赤身、中トロ、大トロがあります。メバチマグロにも赤身やトロに近い部分があります。つまり、「大トロという種類のマグロ」がいるわけではなく、マグロの中で特に脂が多い部分を大トロと呼びます。

マグロの部位

マグロの部位として日本人に馴染みがあるのは「大トロ」「中トロ」「赤身」で、特に「赤身」は回転寿司でもよく見かけます。

「大トロ」「中トロ」は美味しいものの、脂が多いほど価格も高くなります。

マグロの脂は尾から頭、背中から腹にかけて増え、特に「かまトロ」や「腹かみ(大トロ)」の部位が最も脂が豊富です。

「大トロ」「中トロ」「赤身」
部位脂の含有量食感
大トロ淡いピンク高いとろける
中トロ赤みがかったピンク中間柔らかい
赤身鮮やかな赤低いしっかり

大トロの特徴

大トロの特徴

大トロは、マグロの中でも特に脂が多い部位です。口の中でとろけるような食感があり、濃厚な甘みを感じやすい部分になります。

大トロはマグロの種類名ではありません。クロマグロやミナミマグロなどの体の中で、脂が多く入った部分を大トロと呼びます。特にクロマグロの大トロは高級寿司や刺身で扱われることが多く、特別感のある部位といえるでしょう。

項目大トロの特徴
脂の量とても多い
味の印象濃厚で甘みを感じやすい
食感やわらかく、とろけるような口当たり
向いている人脂のあるマグロが好きな人
注意点量が多いと重く感じる場合がある

大トロは、マグロの腹側など脂が多く集まりやすい部分から取られます。脂が多いため、口に入れたときになめらかに感じやすく、噛む前からほどけるような食感があります。

脂には甘みやコクを感じさせる働きがあります。そのため、大トロは赤身よりも濃厚で、少量でも満足感を得やすい部位です。

一方で、大トロは脂が多いため、あっさりした味を好む人には重く感じられることがあります。料理初心者が初めて食べるなら、少量から試すと味の違いを感じやすいです。

中トロの特徴

中トロの特徴

中トロは、赤身の旨味と脂のまろやかさを両方楽しめる部位です。大トロほど脂が強すぎず、赤身ほどあっさりしすぎないため、バランスのよい味わいがあります。

中トロもマグロの種類ではありません。マグロの体の中で、赤身より脂があり、大トロより脂が控えめな部分を中トロと呼びます。

中トロは、脂と赤身のバランスが取れています。日本人に一番好まれる部位ではないでしょうか。見た目は、赤みがかった身からピンク色の身へグラデーションがきれいで、脂の旨みと赤身の味わいが程よく混ざり合っています。

項目中トロの特徴
脂の量やや多い
味の印象赤身の旨味と脂の甘みがある
食感しっとりして食べやすい
向いている人濃厚さと食べやすさの両方を求める人
注意点種類や切る場所によって脂の量が変わる

中トロは、脂がほどよく入っているため、口当たりはしっとりしています。それでいて、大トロほど脂が強くないため、食べやすいと感じる人も多いでしょう。

中トロの魅力は、赤身の味が残っている点にあります。脂の甘みだけではなく、マグロらしい旨味も感じやすいため、寿司や刺身で人気があります。

大トロは濃厚さが魅力で、赤身はすっきりした旨味が魅力です。中トロは両方のよさを少しずつ持っているため、初めてトロを選ぶ人にも向いています。

赤身の特徴

赤身の特徴

赤身は、マグロ本来の旨味を感じやすい部位です。脂は控えめですが、味がすっきりしており、マグロらしい赤い身の味を楽しめます。

赤身は、大トロや中トロと同じく部位を表す言葉です。マグロの体の中で脂が少なめの部分を赤身と呼びます。寿司や刺身だけでなく、漬け丼にも使いやすい部位です。

赤身は、マグロの背中側や尾の近くなど、脂肪分が少ない部位から取られます。色は鮮やかな赤色で、肉質はしっかりとしており、噛みごたえがあります。

項目赤身の特徴
脂の量少なめ
味の印象すっきりして旨味がある
食感身がしっかりしている
向いている人あっさりしたマグロが好きな人
使いやすさ刺身、寿司、漬けに使いやすい

赤身は脂が少ないため、大トロや中トロのようなとろける食感は控えめです。その代わりに、マグロそのものの味を感じやすい部位になります。

赤身は、醤油やわさびとの相性がよく、さっぱり食べられる点が魅力です。脂が控えめなので、何切れか食べても重くなりにくく、日常の食事にも取り入れやすいでしょう。

マグロの赤身をよりおいしく食べたい場合は、知っておきたい醤油の種類の違い!使い分けで料理の味が変わる理由も参考になります。

また、赤身は漬けにしても使いやすい部位です。醤油やみりんを使ったたれになじみやすく、ごはんにのせると満足感のある一品になります。

赤身魚同士の違いも知っておくと選びやすくなるため、カツオとマグロの違いをわかりやすく紹介!見た目・味・食感の比較もあわせて読むと理解が深まります。

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おいしいマグロの見分け方

おいしいマグロの見分け方

おいしいマグロを選ぶときは、色・ツヤ・ドリップ・切り方・表示を合わせて確認することが大切です。鮮度や保存状態によって見た目や味の印象は変わります。

「赤ければおいしい」「高ければ失敗しない」と考えるよりも、売り場で見えるポイントを順番に見ると選びやすくなります。刺身用として買う場合は、身の色が自然で、表面にツヤがあり、パックの中に水分が多く出ていないものを選ぶとよいです。

色・ツヤ・ドリップで鮮度を確認する

色・ツヤ・ドリップで鮮度を確認する

マグロを選ぶときは、自然な色、表面のツヤ、ドリップの少なさを確認すると、おいしそうなものを見つけやすくなります。身の色がきれいでも、表面が乾いていたり、パックの底に水分が多く出ていたりする場合は、味や食感が落ちている可能性があります。

鮮魚売り場では、まずマグロの全体を見ることが大切です。身に自然な赤みがあり、表面がしっとりしていて、パックの中が水っぽくないものを選ぶと失敗しにくくなります。

見るポイントよい状態の目安避けたい状態の目安
自然な赤色、明るいピンク色、透明感のある色黒ずみ、茶色っぽい変色、くすみ
ツヤ表面がしっとりしている表面が乾いている、白っぽく濁って見える
ドリップパックの底に水分が少ない赤い水分が多くたまっている
身の形切り口がきれいで崩れていない身が割れている、角が丸く崩れている

マグロは、時間が経ったり、保存状態が合わなかったりすると、身の色や表面の状態に変化が出やすい魚です。色が黒ずんだり、ツヤがなくなったりすると、見た目の鮮やかさだけでなく、食感にも影響が出ることがあります。

ドリップは、魚の身から出る水分です。パックの底に赤い水分が多くたまっている場合、身のうま味や水分が外に出ている可能性があります。ドリップが多いマグロは、食べたときに水っぽく感じたり、身がやわらかく崩れやすかったりする場合があります。

ただし、マグロの色は種類によっても違います。クロマグロやメバチマグロは赤みが強く見えやすく、ビンナガマグロは白っぽい色をしています。色だけで決めず、ツヤやドリップも合わせて見ることが大切です。

刺身で買うか?柵で買うか?

刺身で買うか?柵で買うか?

マグロをすぐ食べたいなら、切ってある刺身を選ぶと便利です。食べる直前に好みの厚さで切りたいなら、柵で買うほうが向いています。

料理初心者が迷ったときは、手軽さを優先するなら刺身、見た目や食感を調整したいなら柵と考えると選びやすくなります。刺身と柵には、それぞれにメリットがあります。

買い方向いている人メリット
刺身すぐ食べたい人切る手間がない、盛り付けやすい
自分で切れる人厚さを調整できる、切りたて感を出しやすい
少量パック一人分だけ食べたい人食べきりやすい
大きめの柵家族で食べたい人量を調整しやすい

切ってある刺身は、買ってすぐに食卓へ出せる点が大きな魅力です。包丁を使う必要がないため、料理に慣れていない人でも扱いやすくなります。盛り付け済みの商品なら、皿に移すだけで一品になります。

一方、柵で買うと、食べる直前に切れるため、切りたての見た目を出しやすくなります。厚めに切れば食べごたえが出て、薄めに切れば食べやすくなります。マグロ丼に使う場合も、角切りやそぎ切りなどに調整できます。

柵を選ぶ場合は、清潔なまな板と包丁を使うことが大切です。切った後は長く置かず、できるだけ早めに食べましょう。

刺し身で売られているもの

切る手間が省けるため、利便性が高くすぐに食べられます。一方で、鮮度が落ちやすい可能性があり、柵に比べて価格が高くなることが多いです。購入段階で切られているので、刺し身の厚さや形状が決まっているので選択肢は少なくなります。

柵で売られているもの

柵で売られているもの

柵で購入すると、新鮮さが保たれている場合が多く刺し身の状態より長持ちします。量に応じて購入できるため、コストパフォーマンスが良く経済的です。柵の場合、切り方や暑さを自由に選べるため自分の好みの刺し身を作ることができます。

柵で購入するときの問題としては以下のような点があります。

生マグロと冷凍マグロの違い

生マグロと冷凍マグロ

生マグロと冷凍マグロは、両者とも市場で広く流通しているマグロの形態ですが、保存方法と利用のシーンにおいて大きな違いがあります。

特性生マグロ冷凍マグロ
新鮮さ非常に高い冷凍技術により良好に保持
価格高い低い
保存期間短い(数日以内)長期間(数ヶ月から1年以上)
品質変化非常に敏感適切な処理により最小限に抑えられる
刺身にする生マグロ

生マグロは、冷凍処理を施さずに市場や飲食店に出荷されるマグロで、新鮮さが最大の特徴です。とくに生マグロは、味、香り、食感が格別です。

生のクロマグロやミナミマグロなどは高級寿司店や和食店で主に刺身や寿司ネタとして利用されます。

刺身にする冷凍マグロ

水揚げ後、船上で急速に冷凍されたマグロは長期保存が可能で、国際的な輸送にも耐えることができます。冷凍マグロは手頃な価格で入手しやすく、長期保存が可能です。

近年は冷凍技術の進化により、品質の低下が少なく、解凍後も比較的高品質の食材として提供可能です。

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養殖クロマグロ

クロマグロは天然の他に、「養殖マグロ」と「畜養マグロ」が存在します。同じ養殖マグロでも「完全養殖マグロ」というマグロも存在します。

また、JAS法(日本農林規格(JAS規格)制度)によって、餌を与えたマグロは「完全養殖マグロ」「養殖マグロ」「畜養マグロ」ともに『養殖』と表記しなければなりません。

そのためスーパーや魚屋の店頭で販売する場合は「完全養殖マグロ」「養殖マグロ」「畜養マグロ」も全て『養殖マグロ』として販売されます。

  • 完全養殖マグロ
  • 養殖マグロ
  • 蓄養マグロ

完全養殖クロマグロ

完全養殖マグロ

近年、乱獲や環境破壊の影響で、マグロ資源の減少が深刻化しています。そんな中、希望の光として注目されているのが「完全養殖マグロ」です。

「完全養殖マグロ」は、マグロの養殖方法の一つで、人工孵化から稚魚、成魚へと育てた魚を親魚とし、卵を産ませて再び養殖し出荷することです。

従来の養殖マグロとは異なり、親魚から子魚まで全て人工的に飼育することで、天然マグロの減少を食い止め、持続可能なマグロ消費を実現しようという取り組みです。

養殖クロマグロ

養殖マグロ

養殖クロマグロは、人の管理するいけすなどで餌を与えながら育てられたクロマグロです。養殖クロマグロは管理された環境で育つため、売り場に出る品質を安定させやすくなります。

養殖クロマグロは、人が餌を与え、成長の様子を見ながら出荷まで管理するため、天然のクロマグロよりも脂ののりや品質をそろえやすい面があります。

養殖クロマグロにもさまざまな育て方があります。完全養殖のように卵から世代をつなぐ形もあれば、稚魚や若い魚を育てる形もあります。

蓄養マグロ

蓄養マグロ

蓄養マグロは、天然マグロの若魚やある程度成長したマグロを漁獲し、海上の生け簀でエサを与えて育てたマグロです。

蓄養マグロは、完全養殖とは違い、最初の段階で天然の稚魚や若い魚を利用します。その後、いけすで餌を与え、出荷できる大きさや脂の状態へ育てていきます。

蓄養マグロは、天然のマグロを獲った後に、すぐ出荷せず、いけすでしばらく育てます。餌を与えることで脂をのせたり、出荷時期を調整したりできるため、市場に安定して出しやすくなります。

完全養殖との大きな違いは、スタート地点です。完全養殖は卵から人の管理下で育て、さらに次の世代へつなげることを目指します。蓄養は自然の海で生まれた魚を利用するため、天然資源に頼る部分があります。

マグロの種類に関するよくある疑問

一番高級なマグロはどれ?

一般的には、クロマグロが高級なマグロとして知られています。「本マグロ」と呼ばれるクロマグロは、赤身の旨味や脂ののりが評価されやすい種類です。

回転寿司のマグロは何を使っている?

回転寿司では、メバチマグロ、キハダマグロ、ビンナガマグロなどが使われることがあります。店舗や価格帯によって使われる種類は変わります。

カジキマグロはマグロの仲間?

カジキマグロは名前に「マグロ」と入っていますが、一般的なマグロとは別の魚です。

ビントロはトロなの?

ビントロは、主にビンナガマグロの脂がある部分を指す呼び名です。

マグロの種類:まとめ

この記事では、マグロの種類について、代表的な5種類の違い、呼び名、味の特徴、用途に合わせた選び方、部位との違い、見分け方まで解説しました。

マグロはどれも同じように見えますが、クロマグロ、ミナミマグロ、メバチマグロ、キハダマグロ、ビンナガマグロでは、味の濃さや脂の量、身の色、食感が異なります。種類ごとの特徴を知っておくと、スーパーや寿司店でマグロを選ぶときに迷いにくくなります。

特に重要なポイントは以下の通りです。

  • クロマグロは本マグロとも呼ばれ、旨味が濃く脂がのりやすい高級な種類
  • ミナミマグロはインドマグロとも呼ばれ、赤身の味が濃く上品な脂が魅力
  • メバチマグロは赤身の味と食べやすさのバランスがよく、家庭でも選びやすい
  • キハダマグロは脂が控えめで、さっぱり食べたいときに向いている
  • ビンナガマグロはビンチョウマグロとも呼ばれ、白っぽい身とやわらかさが特徴
  • 大トロ、中トロ、赤身はマグロの種類ではなく、部位の違い
  • 寿司や刺身ならクロマグロ、ミナミマグロ、メバチマグロが選びやすい
  • ツナ缶や加熱料理には、キハダマグロやビンナガマグロが使われやすい
  • おいしいマグロを選ぶときは、色、ツヤ、ドリップ、表示を確認する


マグロの種類は、名前だけで覚えようとすると難しく感じます。しかし、「濃厚な種類」「さっぱりした種類」「家庭で使いやすい種類」に分けると、料理初心者でも理解しやすくなります。

マグロを選ぶときは、種類名だけで判断せず、食べ方や好みに合わせて選ぶことが大切です。濃い旨味を楽しみたい日、軽く食べたい日、ツナ缶や加熱料理に使いたい日など、目的に合わせて種類を選ぶと、マグロをよりおいしく楽しめます。