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ニジマスの塩焼きを炭火でふっくらジューシーに!おいしく仕上げるコツ

ニジマスの塩焼きを炭火でふっくらジューシーに!おいしく仕上げるコツ
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炭火で焼くことで得られる独特の風味と食感は、ガスや電気のグリルでは再現できません。

炭火は遠赤外線を放出し、魚の内部まで均等に熱を通すため、外はカリッと香ばしく、中はふっくらとジューシーに仕上がります。

しかし、多くの人が「炭火で焼く」ことに、以下のような悩みや不安を持っています。

  • ニジマスの塩焼きを炭火で焼きたいけれど、手順がわからない
  • どんな道具を使えばいいの?
  • 炭火で焼くときの適切な火加減や焼き時間がわからない

この記事で車、炭火に不慣れな方でも安心して取り組めるよう、具体的な手順やコツをわかりやすく解説しています。

ポイントさえ押さえれば、初心者でも簡単に、失敗なく、絶品ニジマスの塩焼きを焼き上げることができます。

ニジマスってどんな魚?

ニジマスってどんな魚?

ニジマスは北アメリカ原産のサケ科に属する淡水魚で、明治時代に日本へ移入されて以来、全国の河川や湖、養殖場などで広く見られるようになりました。

体の側面に虹色の帯模様があり、身は美しいピンク色をしているのが特徴です。その姿や色合いから、観賞用としても釣りの対象魚としても人気があります。

特にルアーフィッシングやフライフィッシングの対象魚として親しまれており、日本各地の釣り場や管理釣り場でよく見かけられます。

また、ニジマスは食用としても非常に人気があり、塩焼きにすると身がふっくらとして美味しく、釣り堀やキャンプなどのアウトドアシーンでも定番の魚として楽しまれています。

漢字虹鱒
英語rainbow trout(レインボートラウト)

ニジマスは外来魚です

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なんでニジマスを炭火で塩焼きにするとおいしいの?

なんでニジマスを炭火で塩焼きにするとおいしいの?

ニジマスは、淡白な味わいの魚ですが、ニジマスを炭火で塩焼きにすることで、炭火の香ばしさが加わり、皮目がパリッと香ばしくなり中はふっくらジューシーに仕上がります。

  • 炭火の香ばしさが加わる
  • 皮目がパリッと香ばしくなる
  • 中はふっくらジューシー
  • 余分な脂が落とされる

炭火の香ばしさが加わる

炭火で焼くことで、ニジマスに炭火の香ばしさが加わります。これは、炭火でニジマスの表面が焦げることで発生する香りです。この香ばしさは、ニジマス本来の旨味を引き立て、より食欲をそそる風味に仕上げます。

炭火で焼いた肉が、炭火の香ばしさによって美味しくなるのと同じように、ニジマスも炭火で焼くことで、より美味しくなります。

皮目がパリッと香ばしくなる

炭火で焼くことで、ニジマスの皮目がパリッと香ばしくなります。パリッとした皮目は、食感にアクセントを加え、よりおいしく食べることができます。

焼き鳥の皮目がパリッと香ばしくなっているのと同じように、ニジマスも炭火で焼くことで、皮目がパリッと香ばしくなります。

中はふっくらジューシー

炭火で焼くことで、ニジマスの表面にまず熱が伝わり、外側を香ばしく焼き上げます。その後、遠赤外線効果によって、内側までじっくりと熱が伝わります。

遠赤外線は、水分を逃さずに食材を内部から加熱する力を持っているため、ニジマスの水分を閉じ込めたまま、ふっくらジューシーに焼き上げることができます。

余分な脂が落とされる

ニジマスは、腹部などに脂が多く含まれています。炭火で焼くことで、この余分な脂が落とされ、身が引き締まります。

余分な脂が落とされることで、ニジマスの本来の旨味が引き立ち、よりさっぱりとした味わいに仕上がります。

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炭の効果とは

炭の効果とは

炭を使って塩焼きをすると、遠赤外線効果により均等に熱が通り、安定した高温でムラなく焼き上がり、香ばしい風味が加わります。

そのため、外はパリッと香ばしく、中はジューシーに仕上がるため、格別においしくなります。炭火焼きは、その独特の風味と食感で、他の調理方法とは一線を画す美味しさを提供します。

  • 遠赤外線効果で食材をじっくりと焼く
  • 炭の香ばしさが食材に移る
  • 安定した高温
  • 主な炭の種類

遠赤外線効果で食材をじっくりと焼く

炭は、遠赤外線効果と呼ばれる、熱を遠くに伝える性質を持っています。遠赤外線は、食材の表面だけでなく、内部までじっくりと熱を通すことができるため、食材をふっくらとジューシーに焼き上げることができます。

炭の香ばしさが食材に移る

炭火から出る煙が食材に香ばしさを付加します。この香ばしさはガス火や電気調理では得られない独特の風味です。炭火の香りが食材に移ることで、塩焼きの風味が一層豊かになります。

安定した高温

炭は長時間にわたって安定した高温を保つことができます。この安定した熱源により、食材の焼きムラが少なくなり、均一に焼き上がります​。

主な炭の種類

料理に使う炭には、大きく分けて「黒炭(くろずみ)」と「白炭(しろずみ)」の2種類があります。

さらに、白炭の中でも特に品質の高い「備長炭」と、おが粉(おが屑)を圧縮して作られる「オガ炭」があります。

それぞれの種類によって、特性や用途が異なるため、目的に合った炭を選ぶことが重要です。

黒炭(くろずみ)

黒炭(くろずみ)

黒炭は低温でゆっくりと炭化されるため、内部に多くの空洞があり、多孔質です。これにより、火付きが良く、短時間で高温に達します。

黒炭は短時間で火力を得たいときに適しており、アウトドアやキャンプなどでよく使われます。ホームセンターなどでキャンプ用に売られている炭は、ほとんどが黒炭です。

白炭(しろずみ)

白炭は高温で短時間で炭化され、表面が白くなるため「白炭」と呼ばれます。白炭は硬度が高く、長時間燃焼するので、長時間の調理や暖房に適しています。白炭は火力が安定しており、プロの料理人にも使用されます。

備長炭

備長炭

備長炭は白炭の一種で、特に高品質とされています。紀州産が有名で、非常に硬く、遠赤外線効果が高いのが特徴です。炭同士を叩くと叩くと金属音がするぐらい硬い炭です。

高級料亭や焼き鳥店などで使用され、特に美味しい焼き物を作るために利用されます。

オガ炭

オガ炭は木材の粉を圧縮して作られた炭で、形が均一で扱いやすいです。炭の中心に穴が空いているためちくわのような形状です。オガ炭は価格が比較的安く、安定した燃焼特性を持ちます。

炭火焼肉店や家庭でのバーベキューやキャンプに適しており、扱いやすさから初心者にも向いています。

ニジマスの塩焼きをおいしく仕上げるコツ

ニジマスの塩焼きをおいしく仕上げるコツ

ニジマスの下処理

ニジマスの塩焼きをおいしく仕上げるためには、適切な下処理が重要です。下処理をしっかり行うことで、臭みが取れ、風味豊かな塩焼きが楽しめます。

  1. ぬめりと鱗(ウロコ)を取る
  2. 内臓を取り除く
  3. 血合いを取り除く
  4. 水気を拭き取る

ぬめりと鱗(ウロコ)を取る

ニジマスの表面のぬめりとウロコを取ることが重要です包丁の背を使って、ウロコを尾の方から頭の方に向かって丁寧に取り除きます。

内臓を取り除く

内臓を取り除く

魚の腹部に切り込みを入れ、内臓を傷つけないように取り出します。また、内臓を取り除いた後、腹部を流水で洗い流し、血合いや汚れを綺麗にします。

内臓には胆嚢がありますが、胆嚢を破ると苦みが身に移るので胆嚢を破らないように注意して丁寧に除去します。

血合いを取り除く

血合い部分は臭みの原因になるため、丁寧に取り除きます。背骨に沿って包丁で切り開き、流水で洗い流します。

ニジマスの臭みを取る方法

下処理をしたニジマスに塩をまんべんなく振りかけ、ラップをして冷蔵庫で15分ほど置きます。15分ほど経ったら、キッチンペーパーで塩をしっかりと拭き取ります。

さらに臭みを抑えたい場合は、ニジマスを日本酒で洗い、その後、余分な水分をキッチンペーパーで拭き取ります。

串打ちのやり方

川魚の串打ちには、川を泳いで遡る姿を表す「のぼり串(踊り串)」、「うねり串」などがあります。

しかし、「のぼり串(踊り串)」や「うねり串」はある程度の技術が必要なので、どちらかというと、プロが行う串打ちです。一般の人が串を打って塩焼きをする場合は、無理せずまっすぐに串を打って焼きましょう。

釣り堀やキャンプでニジマスの串焼きを食べる経験は、特別な思い出になります。

よくテレビなどで串焼きにしたニジマスを背中から食べるシーンを見ることがありますが、実際にそういった体験をすることは、特別な思い出になります。

ニジマスの塩焼きに串打ちは必須ではありません

塩の量と塩加減の重要性

塩の量と塩加減の重要性

ニジマスの塩焼きを炭火で美味しく焼くためには、適切な塩の量と塩加減が非常に重要です。適度な塩加減が、魚の旨味を引き立て、焼き上がりの風味を一層豊かにします。

また、化粧塩の技法を用いることで、見た目も美しく、味も引き立てることができます。一般的に、中サイズ(20~30cm)のニジマス1尾に対して小さじ1~2の塩を使用します。

これは、魚の身の部分全体に均等に塩味をつけるための適量です。

  • 中サイズ(20~30cm): 両面で小さじ1~2
  • 大サイズ(30cm以上): 両面で小さじ2~3

塩は少ないと塩焼きのニジマスの味がぼやけてしまうので、多めに塩を振ったほうがおいしくなります。

塩焼きに使う塩は、まろやかでミネラルを含む「天然塩(海水塩)」がおすすめです。

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化粧塩

化粧塩とは、魚の頭や尾、ヒレの部分に塩を多めに振り、焼き上がったときに見た目を美しくする技法です。尾やヒレの部分に塩を多めに振を振ることで、尾やヒレのの焦げ付きを防ぐことができます。

尾やヒレの化粧塩は、塩を振るというより、塩を手で塗るイメージです

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焼き時間と火加減の調整方法

炭火で焼くニジマスの塩焼きは、焼き時間を間違えると、生焼けになったり、焦げ過ぎてしまったりしてしまいます。

ここでは、ニジマスの塩焼きを炭火で焼く場合の焼き時間と火加減の調整方法について、詳しく解説します。

炭火での調理は、直接炎が当たらないように中火から弱火で焼くのが理想です。これにより、焦げることなく均等に火が通ります。

ニジマスの大きさや炭火の強さにもよりますが、片面を7〜10分程度焼き、全体で15〜20分程度が目安です。

  • 中サイズ(20~30cm): 片面7~10分
  • 大サイズ(30cm以上): 片面10~15分

焼き時間はあくまで目安なので、様子を見ながら調整してください。

ニジマスの炭火塩焼きのポイント

  1. 最初は強火で表面を焼き、その後は弱火でじっくりと火を通します。
  2. 焼き時間はあくまで目安なので、様子を見ながら調整してください。
  3. ニジマスの表面に焦げ目が付き始めたら、火加減を弱めます。
  4. 竹串をニジマスの厚い部分に刺し、抜いた時に透明な肉汁が出てきたら、焼き上がりの目安です。

ニジマスの塩焼きに串打ちは必須ではありません

火力を強くしたい場合は、炭を追加したり、炭を並べる間隔を狭くしたり、風を送ったりします。火力を弱くしたい場合は、炭を取り除いたり、炭を並べる間隔を広くします。

火加減を調整する際は、少しずつ様子を見ながら行ってください。

火力が強すぎると、ニジマスの表面が焦げてしまうので注意が必要です。火力が弱すぎると、ニジマスの内部まで火が通らず、生焼けになってしまうので注意が必要です。

目安としては、中心部まで70℃以上になるまで焼きましょう。竹串を刺してみて、透明な肉汁が出てきたら、十分に加熱されているサインです。

炭火でニジマスの塩焼きを作るために必要な道具

  • 炭火用グリル
  • 火起こし器
  • 竹串(必須ではありません)
  • 焼き網
  • トング
  • 軍手
  • 火ばさみ

炭火用グリル

ニジマスを炭火で焼くためには、炭火用のグリルが必要です。グリルは炭の火力を調整しやすく、魚を均等に焼き上げるために適しています。

火起こし器・着火剤・バーナー

炭火を均等に起こすためには、火起こし器が便利です。これにより、炭全体に均等に火が回り、安定した火力を保つことができます。また着火剤や、バーナーなどを使うことも有効です。

竹串

竹串は必須ではありません。串打ちは経験が必要なので、無理をせず焼き網を使いましょう。

焼き網

魚を直接火にかけるための焼き網が必要です。網目が細かいものを選ぶと、魚が崩れにくくなります。

トング

ニジマスをひっくり返したり、取り出したりする際に使用するトングが必要です。

軍手

炭や熱くなった網に触れる際に手を熱さから守ために軍手が必要です。

火ばさみ

炭を動かしたり、火加減を調整したりする際に使用する火ばさみが必要です。

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ニジマスの塩焼きに合う調味料

ニジマスの塩焼きに合う調味料

おすすめ調味料

  • レモン
  • 大根おろし
  • 柚子胡椒
  • バター
  • 醤油
  • ポン酢

レモン

ニジマスの塩焼きにレモンを絞ると、爽やかな酸味が加わり、魚の風味を引き立てます。レモンの酸味は、魚の脂をさっぱりとさせ、食べやすくしてくれます。

大根おろし

大根おろしは、ニジマスの塩焼きにさっぱりとした味わいを加えます。辛味の効いた大根おろしもおすすめです。

柚子胡椒

柚子胡椒の柚子の風味とピリ辛な味わいが、ニジマスの塩焼きの塩味と相性抜群です。

バター

バター

バターの濃厚な味わいが、ニジマスの塩焼きの塩味とマッチします。バターと一緒にレモン汁をかけても美味しくいただけます。

醤油

醤油は塩焼きの風味を引き立てる調味料として最適です。少量をつけることで、魚の旨味が増します。

ポン酢

柑橘系の爽やかな酸味と醤油のコクがニジマスの塩焼きの味を引き立たせてくれます。

ニジマスをバーベキューで焼くときの注意点

バーベキューでニジマスを焼くのはとても美味しく、アウトドア料理の醍醐味です。しかし、特に注意しておきたいポイントがいくつかあります。

ニジマスをバーベキューで焼く際には、焼き網をニジマス専用にし、他の食材を焼く場合は必ず別の網を使うことが大切です。

焼き網を分ける理由

  • 衛生面の配慮
    魚は焼き加減が不十分だと食中毒の原因となるリスクがあるため、専用の網を使うことで衛生管理がしやすくなります。
  • 味や香りの混ざりを防ぐ
    魚特有の香りや油が他の食材に移ると、味が変わってしまいます。特に肉や野菜は魚の風味が強く残ることがあります。

焼き加減に注意

  • 生焼けを防ぐ
    ニジマスは中心部が完全に火が通るまでしっかり焼くことが重要です。特にバーベキューの炭火では外側が早く焼けるため、中まで火が通っているか確認しましょう。目安として、身が白くなり、簡単にほぐれるようになったらOKです。
  • 遠火でじっくり焼く
    炭火の強さを調整し、少し離した位置でじっくり焼くのがポイントです。遠火でじっくり火を通すと、ふっくらとした仕上がりになります。
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ニジマスの塩焼きを炭火でおいしく仕上げるコツ:まとめ

この記事では、「ニジマスの塩焼きを炭火で焼く」ための詳細な情報について説明しました。炭火で焼くことで得られる風味と食感、必要な道具、適切な塩加減まで、幅広くカバーしました。

最後に、これまでの内容を簡潔にまとめます。

  • ニジマスの下処理は、臭みや苦味を取り除くために重要です。ウロコ、エラ、内臓を丁寧に取り除きましょう。
  • 塩加減は、ニジマスの大きさや好みの塩加減によって調整してください。ポイントは塩は少し多めでもいい。
  • 遠火でじっくりと焼くことで、ニジマスが柔らかく焼き上がります。
  • 化粧塩をするることで、見た目も美しく仕上がります。

炭火で焼くニジマスの塩焼きは、手間がかかる分だけその美味しさは格別です。道具の選び方から塩加減、焼き方のポイントまでしっかり押さえることで、家庭でもアウトドアでも最高の一品を楽しむことができます。

次回のキャンプやバーベキューでは、ぜひこの記事を参考にして、美味しいニジマスの塩焼きを作ってみてください。その風味と食感に、きっと驚かれることでしょう。