料理本やレシピサイトでよく目にする「みりん」。いざスーパーに行くと、「本みりん」「みりん風調味料」「みりんタイプ」など、似たような名前の商品が並んでいて、どれを選べばいいのかわからない。見た目も似ていて価格もバラバラ。なんとなくで選んでしまい、思ったような味にならなかった…という経験がある方もいると思います。
この記事では、「本みりん」「みりん風調味料」「みりんタイプ(発酵調味料)」の違いを、アルコールの有無・原材料・風味・調理効果の観点からわかりやすく解説します。この記事を読むことで、味に深みを出したいとき、コストを抑えたいとき、アルコールを避けたいときなど、あなたの目的に合ったみりんの選び方が見えてきます。
「なんとなく安いから」「甘そうだから」と選ぶのではなく、違いを知って自信をもって選ぶことで、いつもの煮物や照り焼きの仕上がりがぐっと良くなるはずです。料理の基本だからこそ、みりんの違いを知ることが、味づくりの第一歩です。
本みりん・みりん風調味料・みりんタイプの基本知識

毎日の料理に欠かせないと言ってもいい「みりん」。
店頭に並ぶみりんには3種類あります。「本みりん」「みりん風調味料」「みりんタイプ(発酵調味料)」の3つです。それぞれ味や成分、使い方が違います。ここでは、この3種類の違いをわかりやすく紹介します。
本みりんとは?原料・製法・定義

本みりんは、もち米・米こうじ・焼酎(またはアルコール)で作られた甘味と旨みのある調味料です。
本みりんはアルコールを含んだ「酒類」として分類され、酒税がかかります。原料のもち米や米こうじの自然な甘さが引き出され、加熱するとコクと照りが出やすく、煮崩れ防止や臭み消しの効果もあります。
本みりんは、自然な甘さと旨みを持ち、料理の仕上がりを格上げしてくれる伝統的な調味料です。
元々は高級酒として飲まれていた。
「みりん」は、今のような調味料ではなく、主に飲用の甘いお酒として親しまれていました。とくに江戸時代までは「高級な甘口酒」として扱われ、裕福な層が楽しむ贅沢品だったのです。
江戸時代後期になると、少しずつ料理への活用が広がりはじめます。
みりんは「飲むための酒」として生まれ、「煮物や照り焼きに欠かせない調味料」へと進化してきた歴史があります。
みりん風調味料の特徴

みりん風調味料は、本みりんに似た味を人工的に再現した、アルコールをほとんど含まない調味料です。
みりん風調味料は水あめ・酸味料・うま味調味料などで構成されており、甘さが強くて加熱しても風味が飛びにくいのが特徴です。アルコール分が1%未満のため、酒類には分類されず、価格も比較的安く手に入ります。
みりん風調味料は、安価で使いやすい一方で、本みりんとは香りやコクに違いがあります。簡単な和え物やドレッシングには便利です。
みりんタイプ(発酵調味料)の特徴

みりんタイプは、業務用や家庭用に使われることの多い、塩分を加えた発酵調味料です。
このタイプは「塩みりん」とも呼ばれ、酒税を回避するために塩が加えられています。アルコールを含むため、加熱によって煮物や炒め物の風味を引き立てる効果がありますが、塩分があるのでレシピに注意が必要です。
みりんタイプは、本みりんに近い調理効果を持ちつつも、塩分の扱いが難しい一面があります。業務用や下ごしらえに使うには便利です。
「本みりん」と「みりん風調味料」「みりんタイプ」の違いを比較

見た目が似ている3種類のみりんですが、実は中身に大きな違いがあります。アルコールの量や法律上の扱い、味の特徴、成分表示から読み取れる情報をもとに、それぞれの違いを具体的に解説します。
アルコール含有量と酒税の関わり
アルコールが含まれているかどうかで、税金のかかり方が変わります。
- 本みりんはアルコールを約14%含み、法律上「酒類」として扱われるため酒税がかかります。
- みりん風調味料はアルコール1%未満のため「酒類」ではなく、スーパーの一般調味料コーナーに置かれます。
- みりんタイプはアルコールを約10%含みますが、酒税を回避するために塩を加えています。このため「不可飲処置」がされており、飲料用としては認められていません。
お酒にたとえると、本みりんは日本酒に近い存在です。みりん風調味料はアルコールの入っていない甘酒のようなもの、みりんタイプは塩を混ぜた料理酒のようなイメージです。
風味・甘み・旨味など味わいの違い
本みりんはまろやかでコクのある甘さ、みりん風調味料は人工的で強い甘さ、みりんタイプはその中間です。
- 本みりんは、もち米や米こうじの発酵によって生まれる自然な甘みと旨味があります。
- みりん風調味料は糖類や甘味料で味がつけられており、甘さが強めで単調な印象になります。
- みりんタイプはアルコールによって本みりんに近い風味が出ますが、塩味が加わるため、味のバランスに調整が必要です。
料理の味を左右するのは、甘さだけでなく旨味や香りのバランスです。自然なコクを出したいときは、本みりんが最適です。
成分表で比較
市販されているみりんには、成分表示欄に使用原料やアルコール、塩分の有無が記載されています。これを見ることで、味の傾向や使い方のヒントが得られます。
種類 | アルコール | 甘さ | 塩分 | 主な特徴 |
---|---|---|---|---|
本みりん | 約14% | 自然な甘さ | なし | 旨味とコクが強い |
みりん風調味料 | 1%未満 | 水あめ・糖類 | なし | 人工的な甘さ |
みりんタイプ | 約10%前後 | 発酵由来 | あり | 塩分に注意 |
成分表示を確認すれば、自分の料理に合ったみりんを選びやすくなります。迷ったらまず、ラベルをしっかり読むことが大切です。
料理別に見る使い分け術

料理の種類によって、適した「みりん」のタイプは異なります。本みりん、みりん風調味料、みりんタイプの3つにはそれぞれ得意分野があり、選び方次第で仕上がりに大きな差が生まれます。ここでは代表的な料理別に、最適な使い分け方を紹介します。
煮物・照り焼きは「本みりん」でプロの味に
煮物や照り焼きには「本みりん」が最適です。深いコクと照りが出て、家庭料理がワンランク上の仕上がりになります。
本みりんには、自然で上品な甘さと旨味成分が豊富に含まれています。この旨味が、煮汁に深みを与え、肉や魚に味をしっかり染み込ませます。さらに、本みりんに含まれるアルコールは、食材の臭みを和らげる効果もあるため、魚の煮付けなどに向いています。加熱するとアルコール分は飛び、まろやかな甘みと美しい照りだけが残ります。
本みりんは、煮物や照り焼きなど、加熱を伴う料理でその力を発揮します。見た目も味も、ぐっと本格的になります。
和え物・マリネには「みりん風調味料」が手軽で便利

火を通さずに使う和え物やマリネには「みりん風調味料」が向いています。価格も手ごろで使い勝手が良いのが魅力です。
みりん風調味料は、アルコール分が1%未満で、そのままでも飲食できる仕様です。そのため、火を使わない和え物やマリネなどの料理にも手軽に使えます。また、甘さがはっきりしており、料理の味を調整しやすい特徴があります。価格も本みりんに比べて安価で、家庭での常備調味料として重宝される存在です。
塩分を控えたいときは「みりんタイプ」に注意
「みりんタイプ」には塩分が含まれているため、塩分制限がある場合や繊細な味付けをしたいときには注意が必要です。
みりんタイプは、アルコール分を含むにもかかわらず、酒税を回避するために塩を加えて「酒類」でなく「調味料」として販売されています。このため、ほかのみりん製品と同じ感覚で使うと、料理全体の塩分量が増えてしまいます。
みりんタイプを使うときは、塩分の存在を意識することが大切です。特に減塩を意識したい料理や、繊細な味付けをしたいときは、成分表示をよく確認しましょう。
煮くずれ・臭み取り・照り出し、調理効果を引き出す秘密

みりんは、調理中にさまざまな効果を発揮します。煮くずれの防止、臭みの軽減、照りやツヤの付与など、料理の見た目や仕上がりを大きく左右する重要な働きがあります。ここでは、その効果のメカニズムをやさしく解説します。
アルコールの力で素材の臭みを抑える
みりんに含まれるアルコールが、魚や肉の臭みを軽減してくれます。
魚や肉には、生臭さのもととなる成分が含まれています。みりんに含まれるアルコールは、これらのにおい成分を揮発させやすくし、臭みを抑えてくれます。また、アルコールはたんぱく質の分解を助け、調味料の味がしみ込みやすくなる効果もあります。
みりんは調味料としてだけでなく、下処理のような役割も果たします。特に魚料理や肉じゃがなど、においが気になる料理に使うと効果的です。
糖分とアルコールで煮くずれ防止

みりんを使うことで、煮物の素材が煮崩れしにくくなります。
みりんに含まれる糖分は、食材の表面をコーティングするような働きを持っています。また、アルコールは加熱中にたんぱく質を引き締める作用があるため、煮ても中まで味がしみ込みつつ、形が崩れにくくなります。とくにじゃがいもやかぼちゃ、魚の切り身など、崩れやすい素材に有効です。
みりんは煮物の見た目と味の両方を整えてくれる便利な調味料です。煮くずれを防ぎながら、しっかり味をしみ込ませたいときに活躍します。
表面にテリ・ツヤが出て見栄えが良くなる理由
みりんを使うと、料理に自然な照りやツヤが生まれて見た目がぐっとよくなります。
みりんの糖分は、加熱によって素材の表面にとろみを作ります。このとろみが、光を反射する「照り」となって、料理の見た目を引き立てます。また、アルコール分が蒸発する過程で旨味と甘みが濃縮され、香りも豊かになります。
料理の仕上がりに美しさを出したいときは、みりんの照り出し効果を活かしましょう。見た目にこだわると、食欲もアップします。
味がよくしみるのはどれ?

味がしっかりと素材にしみ込むのは「本みりん」です。
本みりんには、アルコールが約14%含まれています。このアルコールが、食材の細胞をゆるめて、調味料の味を中まで浸透させやすくする働きを持っています。さらに、発酵によって生まれた自然な甘さと旨味もあるため、味の深みが加わります。
みりん風調味料やみりんタイプにも甘みはありますが、アルコールの含有量や成分の違いから、しみ込み方やコクの出方は本みりんに劣ります。
- 本みりん:味がしみ込みやすく、コクも深い
- みりん風調味料:表面に味はつくが中までは入りにくい
- みりんタイプ:塩分の影響でしみ込みにムラが出ることもある
しっかり味をしみ込ませたい煮物や味付け肉には、本みりんが最も適しています。
買い物で迷わない!みりんの選び方

スーパーでみりんを買おうとすると、「本みりん」「みりん風調味料」「みりんタイプ」など、似たような名前の商品が並んでいて迷ってしまうことがあります。ラベルをしっかり読めば、それぞれの特徴や違いがはっきり見えてきます。ここでは、成分表の見方から目的に合った選び方まで、買い物のヒントをわかりやすく紹介します。
成分表からわかる「本みりん」の見分け方
成分表示を見れば、本みりんかどうかはすぐにわかります。
本みりんは、原材料がシンプルです。主な材料は「もち米」「米こうじ」「焼酎」または「アルコール」。これら以外の添加物がほとんど含まれていないのが特徴です。また、アルコール度数は13~14%と比較的高く、ラベルに「酒類」と明記されています。
逆に「みりん風調味料」や「みりんタイプ」には、砂糖や水あめ、アミノ酸、酸味料などの添加物が多く使われています。アルコール度数も1%未満、または食塩が加えられているため「酒類」とは表示されません。
「本みりん」は原材料が少なく、アルコール度数が高く、「酒類」と表示されているのが目印です。ラベル
「みりん風調味料」と「みりんタイプ」って実際どうなの?

どちらも便利ですが、それぞれの特徴を知って使い分けることが大切です。
みりん風調味料は、アルコールが1%未満で、調味料としてそのまま使える手軽さがあります。甘さが強く価格も安いため、時短やコスト重視の料理に向いています。ただし、旨味や深みは本みりんに比べて控えめです。
一方、みりんタイプは本みりんに近い風味を持ちながら、塩分を加えることで酒類ではなく調味料として扱われています。加熱料理で香りや照りを出したいときには効果的ですが、塩分があるため味の調整に注意が必要です。
みりん風調味料とみりんタイプはどちらも用途によっては便利です。風味、価格、塩分の有無を確認して、目的に合うものを選びましょう。
コスパで選ぶ?味で選ぶ?目的別おすすめの選び方
料理の目的に合わせて、重視するポイントでみりんを選ぶのが正解です。
みりんにはそれぞれ得意な使い方があります。以下のように、目的によって適した商品が異なります。
- 本格的な煮物や照り焼きなど、味と香りを重視したい → 本みりん
- 火を通さない和え物や、簡単な味付け → みりん風調味料
- できるだけコストを抑えて、それなりの仕上がりにしたい → みりんタイプ
値段だけで選ぶと後悔することもあるため、自分の料理スタイルや頻度に合わせて選ぶことが大切です。「コスパ重視」なのか「味重視」なのか、どんな料理に使うのかを考えて選べば、みりん選びに迷わなくなります。
みりんの保存と取り扱いのポイント

みりんは一度開封したら、保存方法に注意が必要です。種類によってアルコールや塩分の含有量が異なるため、適した保存場所も変わります。保存状態によっては風味が損なわれたり、品質が変化することもあるため、それぞれに合った扱い方を知っておくと安心です。
本みりんは常温保存OK?
本みりんは基本的に常温保存で問題ありません。
本みりんにはアルコールが約14%含まれており、雑菌が繁殖しにくい環境になっています。そのため、直射日光を避けて冷暗所で保存すれば常温でも品質を保てます。未開封の状態であれば長期間保存も可能です。開封後も、涼しい場所でしっかりキャップを閉めておけば、冷蔵庫に入れなくても大丈夫です。
本みりんは常温保存が可能ですが、直射日光と高温は避けることが大切です。開封後も冷暗所に置けば、風味を損なわずに使い続けられます。
みりん風調味料は冷蔵庫推奨

みりん風調味料は冷蔵庫で保存するのが望ましいです。
みりん風調味料にはアルコールが1%未満しか含まれていません。そのため、雑菌の繁殖を防ぐ力が弱く、常温で長く置くと風味が劣化したり品質が変化することがあります。とくに開封後は冷蔵庫で保存することで、甘みや香りを保ちやすくなります。
アルコールが少ないみりん風調味料は傷みやすいため、開封後は冷蔵保存が基本です。
みりんタイプ(発酵調味料)の保存法
みりんタイプは塩分が含まれていても、基本的に冷蔵庫での保存が安心です。
みりんタイプにはアルコールが含まれていますが、同時に塩分も加えられており「酒類」ではなく「調味料」として扱われます。アルコールだけで保存性が十分とはいえず、塩分の影響で味が変化しやすい面もあります。特に開封後は酸化や香りの劣化を防ぐためにも、冷蔵庫で保存するのが望ましいです。
みりんタイプはアルコールと塩分の両方を含みますが、開封後は冷蔵庫での保存が無難です。
よくある疑問に答えるQ&A

みりんについて調べていると、「料理酒と何が違うの?」「子どもに使っていいの?」「初心者はどれを選べばいい?」など、よくある疑問が次々に浮かんできます。ここでは、特によく聞かれる3つの質問について、初心者にもわかりやすく丁寧に解説します。
本みりんと清酒(日本酒)の違いは?
本みりんと清酒はどちらもお酒ですが、作り方と役割がまったく違います。
本みりんは「甘い調味料」として使われるお酒で、もち米・米こうじ・焼酎などを原料にして、甘さと旨味を引き出すように作られています。対して清酒(日本酒)は、基本的に「飲むため」のお酒で、うるち米(普通のお米)と米こうじ、水を使って発酵させ、ろ過して作ります。
本みりんは発酵によって生まれる「糖分(甘さ)」が多く、アルコール度数は約14%。その甘さと香りを料理に活かします。一方で清酒は糖分が少なく、すっきりとした味わいが特徴で、飲用のほか料理にも使えますが、甘味や照り出し効果はみりんほど強くありません。
本みりんと料理酒の違いは?

甘さと用途が大きく異なります。本みりんは甘味があり、料理酒は塩味があります。
本みりんは、もち米や米こうじをアルコールで熟成させたもので、自然な甘みと旨味を料理に与えます。一方、料理酒は酒税を回避するために塩を加えた調味料です。アルコールで臭みを消す効果は共通していますが、料理酒には甘さがなく、塩気があるため味の調整が必要です。
本みりんは甘みと照りを出したいときに、料理酒は臭み消しやコク出しに向いています。味付けのバランスを考えて使い分けましょう。
子どもに使っても大丈夫?アルコールの心配は?
加熱調理すれば本みりんのアルコールは飛ぶため、基本的に心配ありません。
本みりんには約14%のアルコールが含まれていますが、煮物や炒め物などで加熱すると、そのほとんどが蒸発します。ただし、加熱時間が短い料理や、火を通さないレシピではアルコールが残ることがあります。そうした場合は、みりん風調味料(アルコール1%未満)を使うと安心です。
加熱すれば基本的に安全ですが、子ども向けの料理には調理法と量に注意を払いましょう。心配なときはアルコールの少ないみりん風調味料を選ぶと安心です。
どれを選べばいい?初心者でも失敗しない選び方

基本的には「本みりん」を選べば間違いありません。初めてでも扱いやすく、失敗が少ないです。
本みりんは味に深みがあり、甘さ・香り・照りといった調理効果が一度に得られます。シンプルな材料でできており、余計な添加物が少ないため、初心者でも味がブレにくくなります。また、煮物や炒め物、照り焼きなど幅広く使える万能調味料です。
みりん風調味料やみりんタイプは価格が安く、手軽さがありますが、料理の仕上がりにばらつきが出ることがあります。
迷ったときは「本みりん」がおすすめです。味の失敗が少なく、どんな料理にもなじみやすいので、初心者でも扱いやすいです。
本みりん・みりん風調味料・みりんタイプの違い:まとめ
この記事では、「本みりん」「みりん風調味料」「みりんタイプ(発酵調味料)」の違いについて、原材料やアルコール度数、調理効果などの観点から詳しく解説しました。それぞれの特徴を理解することで、料理の目的や好みに応じた最適なみりんを選べるようになります。
特に重要なポイントは以下のとおりです。
- 本みりんは発酵によって自然な甘みと旨味が生まれ、アルコールを含むことで調理効果が高く、煮くずれ防止や照り出し、臭み取りに効果を発揮します。
- みりん風調味料はアルコールを含まないため調理効果は限定的ですが、加熱不要で扱いやすく、価格も手ごろで手軽に使える点が魅力です。
- みりんタイプはアルコールを含みつつも塩分が加えられており、調理効果は期待できますが、塩味が料理に影響するため味の調整が必要です。
それぞれの違いを理解しておくことで、「甘さをつけたい」「香りをつけたい」「見た目を美しく仕上げたい」といった目的に合わせた使い分けができ、料理の仕上がりに差がつきます。
「みりん」とひとことで言っても、種類ごとに個性があり、同じレシピでも選ぶものによって味わいや印象が変わってきます。ぜひこの記事を参考に、ご自宅の料理にぴったりのみりんを見つけてみてください。