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マグロの種類を徹底解説!味や特徴の違いをわかりやすく紹介

マグロの種類って知ってますか?それぞれの特徴と魅力を簡単解説
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マグロって、いろんな種類があるけど、何が違うの?」スーパーの鮮魚コーナーで、そう思ったことはありませんか?

刺身や寿司の定番として親しまれているマグロですが、一口に「マグロ」と言っても、実は種類によって味や食感、価格が大きく異なります。

この記事では、マグロの種類ごとの違いや特徴、選び方を分かりやすく解説します。どのマグロが高級なのか、味わいの違いまで詳しくご紹介します。

  • マグロにはどんな種類があるの?違いは何?
  • 寿司や刺身に向いているマグロはどれ?
  • スーパーで見かける「〇〇マグロ」ってどんな特徴があるの?

こうした疑問に寄り添いながら、あなたにぴったりのマグロを選ぶためのポイントを解説していきます。

この記事を読めば、あなたも「マグロ通」になれるはずです!ぜひ最後まで読んで、マグロ選びに役立ててください!

マグロとはどんな魚?

マグロとは

マグロは世界中の海に広く生息する大型の回遊魚で、寿司や刺身をはじめとする日本の食文化に欠かせない魚です。種類によって味や脂ののりが異なり、多様な楽しみ方があります。

回遊魚:季節や成長段階に応じて、広い範囲を移動する魚たちの総称です

マグロは「サバ科」に属する魚で、クロマグロやミナミマグロ、メバチマグロ、キハダマグロ、ビンナガマグロなど複数の種類があります。これらは生息域や体の大きさ、脂の量が異なり、味わいや用途に違いが出ます。

日本はマグロ消費大国で、全世界で獲れるマグロの約1/4を消費しています。

近年、世界的にマグロの需要が急激に増えたため、マグロの乱獲が問題となっており、資源保護の観点から漁獲量規制などが設けられています。

日本ではマグロの市場価値が高いため、マグロの初競りが年始のメディアで大きく取り上げられることが多く、大きなマグロ一本が数千万円で取引されることがあります。

2019年には豊洲市場のマグロ初競りで、278kgの大間産マグロが史上最高額3億3360万円の値がつきました。この年は、築地市場(東京都中央区)から豊洲市場(東京都江東区)に移転して初めての初競りでした。

マグロの種類と特徴

マグロの種類と特徴

マグロは、世界中で食べられている人気の魚ですが、実は種類によって味や食感、価格、漁獲地域が異なります。

スーパーや寿司屋で「本マグロ」「キハダマグロ」などと書かれていても、違いがよくわからない…という人も多いのではないでしょうか?

ここでは、代表的な5種類のマグロについて詳しく解説します。

それぞれの特徴や美味しい食べ方を知れば、シーンに応じて最適なマグロを選べるようになります。マグロ選びの参考にしてください。

種類特徴価格帯
クロマグロ脂の乗りと味わいの深みが格別高価
ミナミマグロクロマグロに次ぐ高級マグロ高価
メバチマグロ流通量が多く、比較的安価春と秋中程度
キハダマグロさっぱりした味わい比較的安価
ビンナガマグロ安価で手に入りやすい春と秋安価

クロマグロ(本マグロ)

クロマグロ(本マグロ)
属性詳細
別名本マグロ
漢字
英名Bluefin Tuna
分布大西洋、地中海、太平洋
寿命20年以上

クロマグロ(本マグロ)は、日本で最も高級とされるマグロの一種で、「マグロの王様」や「黒いダイヤ」とも呼ばれています

濃厚な脂と赤身の旨味が特徴で、寿司や刺身で圧倒的な存在感を放ちます。特にお腹の部分の「トロ」は、口の中でとろけるような食感と豊かな味わいで、多くの人を魅了します。

トロ:マグロの脂がのった部分。大トロ・中トロと分かれ、脂の入り方で味わいが変わります。

大きい成魚は体長3メートルを超え、体重は400〜500キロにもなります。その大きな体から得られる赤身と脂のバランスは絶妙で、魚の中でも群を抜いた品質を誇ります。

クロマグロの旬は冬で、この時期は特に脂がのり、濃厚な旨味を楽しめます。季節ごとの魚の美味しさを大切にする日本の食文化において、冬のクロマグロは特別な位置を占めています。

青森県大間町はクロマグロの名産地として有名です。「大間のマグロ」は年末年始に市場で高値で取引されることが多く、ニュースになることもあります。その希少性とブランド力から、日本国内だけでなく世界中で高く評価されています。

一方で、その人気の高さが乱獲を招き、資源の減少が問題となっています。近年は持続可能な漁業の推進や養殖技術の開発が進められており、未来の食文化を守るための取り組みが続けられています。

2015年には俳優の松方弘樹さんが361kgのクロマグロを釣り上げて話題になりましたね。

メジマグロはクロマグロの幼魚

メジマグロはクロマグロの幼魚

スーパーのお魚コーナーで「メジマグロ」という名前を目にすることがあります。これはクロマグロの幼魚を指す呼び名です。体がまだ小さいため、味わいや食感は成魚のクロマグロとは少し異なります。

メジマグロは、成魚と比べると肉質がやや固く、脂が少なめです。そのため濃厚な旨味や脂の甘さよりも、さっぱりとした軽やかな味わいを楽しめます。脂の多い魚が苦手な人や、爽やかな食感を求める人に向いています。

成魚のクロマグロが持つ重厚で濃厚な味を好む方にとっては、メジマグロは物足りなく感じるかもしれません。しかし、あっさりとした赤身の魅力を楽しみたい人にはおすすめのマグロです。

ミナミマグロ(インドマグロ)

ミナミマグロ(インドマグロ)
属性詳細
別名インドマグロ
漢字南鮪
英名Southern Bluefin Tuna
分布インド洋・太平洋・大西洋の南半球
寿命20年以上

ミナミマグロ(インドマグロ)は、クロマグロに次ぐ高級マグロとして人気があり、濃い赤身と上品な脂が魅力です。寿司や刺身に欠かせない存在で、日本の食文化を支える重要な魚でもあります。

クロマグロよりやや小ぶりで、成魚は体長2〜2.5メートル、体重は200キロほどに達します。南半球のインド洋や南太平洋、大西洋の熱帯・亜熱帯海域に広く分布しており、日本では漁獲地によって「インドマグロ」や「ミナミマグロ」と呼ばれます。

味わいの特徴は、濃い赤身の力強さと上品な脂の甘みのバランスにあります。クロマグロの脂ほど濃厚ではありませんが、その分しっとりとした口当たりで食べやすく、多くの寿司職人から高い評価を受けています。

赤身部分も深みのある味わいがあり、脂との調和が楽しめます。クロマグロに匹敵する美味しさを持ちながらも、漁獲量が比較的安定しているため価格が抑えられ、家庭や回転寿司などでも広く親しまれています。

脂の甘さを堪能したい人には特におすすめのマグロです。クロマグロの重厚な味わいと食べ比べると、それぞれの個性がより鮮明に感じられます。

  • 濃い赤身と上品な脂のバランスが魅力で、寿司や刺身に最適
  • 南半球のインド洋や太平洋などで獲れ、日本では「インドマグロ」とも呼ばれる
  • クロマグロより価格が抑えられ、家庭から高級店まで幅広く親しまれている

メバチマグロ

メバチマグロ
属性詳細
別名バチマグロ
漢字目撥鮪
英名Bigeye tuna
分布全世界の熱帯・温帯海域
寿命15年以上

メバチマグロは、クロマグロやミナミマグロと比べて手に入りやすく、価格も抑えられているのが特徴です。赤身のさっぱりとした味わいに加え、ほどよい脂がのることで、寿司や刺身はもちろん、幅広い料理に向いています。

世界中の熱帯から温帯の海域に広く分布し、漁獲量が安定しているため市場に多く出回っています。そのため価格が安定し、家庭の食卓や回転寿司でもよく見かける身近なマグロです。

成魚は体長2メートル前後、体重は200キロに達するほど成長し、名前の通り大きな目を持っていることから「メバチ」と呼ばれています。

クロマグロのような濃厚さや希少性はありませんが、赤身の爽やかさと脂のバランスが魅力で、コストパフォーマンスの高さから回転寿司や家庭に親しまれています。

寿司屋やスーパーで「メバチ」と表示されているネタを見かけたら、気軽に味わえる高品質なマグロといえるでしょう。

  • さっぱりとした赤身とほどよい脂のバランスが魅力
  • 世界中の温暖な海域に広く分布し、大きな目が特徴
  • 漁獲量が安定しており、価格も手頃で身近なマグロとして親しまれている

キハダマグロ

キハダマグロ
属性詳細
漢字黄肌鮪
英名Yellowfin tuna
分布全世界の熱帯・亜熱帯海域
寿命10年以上

キハダマグロは、鮮やかな赤身とさっぱりとした味わいが特徴のマグロで、刺身や寿司だけでなく、ステーキや漬け丼、カルパッチョといった加熱料理や洋風の料理にも向いています。

脂は少なめでクセがなく、とても食べやすいことから家庭でも外食でも幅広く親しまれています。クロマグロのような濃厚さはありませんが、その分ヘルシーで料理の幅を広げやすい魚です。

世界中の熱帯から温帯の海に広く分布し、日本近海でも漁獲されます。国際的にも広く利用される種類で、ツナ缶の原料としてもよく使われています。名前の「キハダ」は腹部が黄色く見えることに由来し、また背びれや胸びれが明るい黄色を帯びているのも特徴です。

成魚は体長2メートルを超え、体重は100〜200キロに成長する大型魚です。

漁獲量が多いため流通量も安定しており、価格は比較的手頃です。そのためスーパーや回転寿司でもよく見かける身近なマグロで、気軽に味わえるマグロといえます。

  • 赤身が鮮やかでクセがなく、刺身から加熱料理まで幅広く使える
  • 背びれや胸びれが黄色く、大型で国際的にも漁獲量が多い
  • 漁獲量が安定しており、価格が手頃で家庭でも楽しみやすい

ビンナガマグロ(ビンチョウマグロ)

ビンナガマグロ(ビンチョウマグロ)
属性詳細
別名ビンチョウマグロ
漢字鬢長鮪
英名Albacore tuna
分布全世界の熱帯・温帯海域
寿命15年以上

ビンナガマグロ(別名:ビンチョウマグロ)は、身が白っぽく柔らかい質感と、あっさりとした味わいが特徴のマグロです。脂は控えめで食べやすく、刺身や寿司に使われるだけでなく、ツナ缶の主要な原料としても広く利用されています。

クロマグロのような濃厚さはありませんが、その分クセがなく、家庭でも親しみやすいマグロといえます。

ビンナガマグロは世界中の温帯から熱帯の海に広く分布しており、大西洋や太平洋、地中海、日本近海でも漁獲されます。成魚は体長1〜1.5メートルほどで体重は60キロ前後と、他のマグロに比べてやや小型です。

名前の「ビンナガ」は胸びれが非常に長いことに由来しており、体長の半分近くまで伸びる胸びれは外見的な大きな特徴になっています。

身の色は淡いピンクから白っぽい色合いで、水分が多く柔らかい食感を持ちます。流通量が多く安定しているため価格も手頃で、スーパーや回転寿司でもよく見かけます。

手軽に楽しめるうえ、幅広い料理に活用できることから、日常生活で最も身近なマグロの一つとして親しまれています。

  • 胸びれが体の半分近くまで伸びるという独特の外見が特徴
  • 白っぽい身で脂が少なく、柔らかくあっさりした味わい
  • 流通量が安定しており価格も手頃で、刺身からツナ缶まで幅広く利用されている
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養殖クロマグロと蓄養クロマグロ

クロマグロは天然の他に、「養殖マグロ」と「畜養マグロ」が存在します。

同じ養殖マグロでも「完全養殖マグロ」というマグロも存在します。

また、JAS法(日本農林規格(JAS規格)制度)によって、餌を与えたマグロは「完全養殖マグロ」「養殖マグロ」「畜養マグロ」ともに『養殖』と表記しなければなりません。

そのためスーパーや魚屋の店頭で販売する場合は「完全養殖マグロ」「養殖マグロ」「畜養マグロ」も全て『養殖マグロ』として販売されます。

  • 完全養殖マグロ
  • 養殖マグロ
  • 蓄養マグロ

完全養殖クロマグロ

完全養殖マグロ

近年、乱獲や環境破壊の影響で、マグロ資源の減少が深刻化しています。そんな中、希望の光として注目されているのが「完全養殖マグロ」です。

「完全養殖マグロ」は、マグロの養殖方法の一つで、人工孵化から稚魚、成魚へと育てた魚を親魚とし、卵を産ませて再び養殖し出荷することです。

従来の養殖マグロとは異なり、親魚から子魚まで全て人工的に飼育することで、天然マグロの減少を食い止め、持続可能なマグロ消費を実現しようという取り組みです。

養殖クロマグロ

養殖マグロ

養殖マグロは、人工孵化した稚魚の段階から人工的に飼育し、成魚まで育てたマグロを指します。

蓄養マグロ

蓄養マグロ

蓄養マグロは、天然マグロの若魚やある程度成長したマグロを漁獲し、海上の生け簀でエサを与えて育てたマグロです。

漁獲された若魚の資源に依存しているため、持続可能性に課題があります。

マグロの部位

マグロの部位

マグロの部位として日本人に馴染みがあるのは「大トロ」「中トロ」「赤身」で、特に「赤身」は回転寿司でもよく見かけます。

「大トロ」「中トロ」は美味しいものの、脂が多いほど価格も高くなります。

マグロの脂は尾から頭、背中から腹にかけて増え、特に「かまトロ」や「腹かみ(大トロ)」の部位が最も脂が豊富です。

「大トロ」「中トロ」「赤身」
部位脂の含有量食感
大トロ淡いピンク高いとろける
中トロ赤みがかったピンク中間柔らかい
赤身鮮やかな赤低いしっかり

大トロの特徴

大トロの特徴

マグロの部位の中で最も脂が多く含まれる部位で、腹かみという部分に位置します。身の色は淡いピンクがかった白色で、非常に柔らかく、とろけるような食感が特徴です。価格も最も高く高級食材として寿司や刺身に利用されます。

中トロの特徴

中トロの特徴

大トロと赤身の中間に位置する部位で、脂と赤身のバランスが取れています。日本人に一番好まれる部位ではないでしょうか。見た目は、赤みがかった身からピンク色の身へグラデーションがきれいで、脂の旨みと赤身の味わいが程よく混ざり合っています。

寿司や刺身でよく使用され、大トロほどではないものの豊かな風味を楽しむことができます。

赤身の特徴

赤身の特徴

マグロの背中側や尾の近くなど、脂肪分が少ない部位から取られます。色は鮮やかな赤色で、肉質はしっかりとしており、噛みごたえがあります。

一般にマグロというと、赤身のことを指します。回転寿司に行って、マグロと言えば赤身ですよね。脂の旨味はありませんが、酸味がありマグロ本来の旨味と香りが楽しめます。

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カジキマグロはマグロではない

カジキマグロはマグロではない

「カジキマグロ」と呼ばれる魚は、実はマグロの仲間ではありません。

名前に「マグロ」とついているため、多くの人がマグロの一種だと思っていますが、カジキマグロはカジキ類に分類される別の魚です。混同されがちですが、生物学的にも分類上もマグロとはまったく違う魚なのです。

今後、スーパーで「カジキマグロ」という名前を見かけたら、「マグロではない別の魚」として認識してください。

項目マグロカジキマグロ
分類サバ科マグロ属マカジキ科・メカジキ科
主な種類クロマグロ、ミナミマグロ、メバチマグロ、キハダマグロ、ビンナガマグロメカジキ、マカジキ、バショウカジキ
体の特徴紡錘形(ぼうすいけい)と呼ばれる、丸みを帯びた流線型の体型細長い体に、長く尖った吻(ふん)(口の先)を持つのが特徴

マグロと言えばお刺身

マグロと言えばお刺身

生マグロと冷凍マグロ

生マグロと冷凍マグロは、両者とも市場で広く流通しているマグロの形態ですが、保存方法と利用のシーンにおいて大きな違いがあります。

特性生マグロ冷凍マグロ
新鮮さ非常に高い冷凍技術により良好に保持
価格高い低い
保存期間短い(数日以内)長期間(数ヶ月から1年以上)
品質変化非常に敏感適切な処理により最小限に抑えられる

生マグロ

生マグロは、冷凍処理を施さずに市場や飲食店に出荷されるマグロで、新鮮さが最大の特徴です。とくに生マグロは、味、香り、食感が格別です。

生のクロマグロやミナミマグロなどは高級寿司店や和食店で主に刺身や寿司ネタとして利用されます。

冷凍マグロ

水揚げ後、船上で急速に冷凍されたマグロは長期保存が可能で、国際的な輸送にも耐えることができます。冷凍マグロは手頃な価格で入手しやすく、長期保存が可能です。

近年は冷凍技術の進化により、品質の低下が少なく、解凍後も比較的高品質の食材として提供可能です。

刺身で買うか?柵で買うか?

マグロの刺身を購入する際に、「刺身用にすでに切られたものを買うか」、「一塊の柵で買って自分で切るか」の選択肢があります。この選択は購入者の便利さ、料理へのこだわり、予算などによって左右されます。

刺し身で売られているもの

切る手間が省けるため、利便性が高くすぐに食べられます。一方で、鮮度が落ちやすい可能性があり、柵に比べて価格が高くなることが多い。購入段階で切られているので、刺し身の厚さや形状が決まっているので選択肢は少なくなります。

柵で売られているもの

柵で購入すると、新鮮さが保たれている場合が多く刺し身の状態より長持ちします。量に応じて購入できるため、コストパフォーマンスが良く経済的です。柵の場合、切り方や暑さを自由に選べるため自分の好みの刺し身を作ることができます。

柵で購入するときの問題としては以下のような点があります。

  • 切るのに技術が必要で、切り方によっては食感や味が大きく変わる。
  • 切る手間がかかるため、時間が必要。
  • 保存方法が重要で、適切な保存が求められる。

マグロを使った代表的な料理

マグロを使った代表的な料理

定番の和食

寿司・刺身

マグロの王道料理といえば、やはり寿司と刺身です。大トロ、中トロ、赤身など、部位によって異なる味わいを堪能できます。

ワンポイント: 新鮮なマグロは、シンプルな味付けで素材の旨味を味わうのがおすすめです。わさびや醤油を少量添え、マグロ本来の甘みと風味を存分に引き立てましょう。

漬け丼

醤油、みりん、酒などで漬け込んだマグロを丼に盛った、お手軽で贅沢な一品。薬味を加えて彩り鮮やかに仕上げると、見た目も華やかになります。

ワンポイント: 漬け汁に刻みネギや生姜を加えると、風味がアップします。また、ご飯に刻み海苔を混ぜると、香ばしさがプラスされます。

海鮮丼

マグロ以外にも、サーモンやイクラなどの海鮮を一緒に盛り付けた海鮮丼もおすすめです。それぞれの具材の旨味と食感を、存分に楽しめます。

ワンポイント: ご飯に錦糸卵や刻み海苔を敷くと、彩り鮮やかになり、見た目も華やかになります。

洋食

カルパッチョ

薄くスライスしたマグロに、オリーブオイルやレモン汁、塩、胡椒などをかけたイタリアン風の前菜です。

ワンポイント: カイパーやケッパーなどのハーブを加えると、風味豊かに仕上がります。また、仕上げにパルミジャーノ・レッジャーノチーズを削ると、コクが出ます。

ステーキ

厚切りにしたマグロを表面だけ焼き上げたステーキは、外は香ばしく、中はレアな状態がおすすめです。

ワンポイント: 焼き時間は、表面を軽く焦げ目がつく程度に抑えましょう。焼きすぎると、パサパサになってしまうので注意が必要です。

タルタル

マグロを細かく刻んで、玉ねぎ、マヨネーズ、レモン汁などと和えたタルタルは、サンドイッチの具材やカナッペなどに最適です。

ワンポイント: 刻み海苔やパプリカなどを加えると、彩り鮮やかになり、見た目も華やかになります。

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マグロの種類:まとめ

この記事では、代表的なマグロの種類とその特徴について解説しました。

クロマグロ、ミナミマグロ、メバチマグロ、キハダマグロ、ビンナガマグロといった主要な種類には、それぞれ異なる味わいや特徴があり、用途や楽しみ方も変わります。

普段食べている寿司や刺身のマグロが、実はどの種類なのかを知ることで、より一層味わいが深まります。

  • クロマグロは「マグロの王様」と呼ばれ、濃厚な旨味と脂の甘みが特徴で希少性が高い
  • ミナミマグロはクロマグロに次ぐ高級魚で、赤身の濃さと上品な脂のバランスが魅力
  • メバチマグロは流通量が多く、ほどよい脂と食べやすさで回転寿司や家庭でも身近
  • キハダマグロは鮮やかな赤身とさっぱりした味わいで、刺身から加熱料理まで幅広く使える
  • ビンナガマグロは白っぽい身と長い胸びれが特徴で、ツナ缶の原料としても利用され日常的に親しまれる


これらのマグロはそれぞれ独特の食感と風味があり、高級寿司店から回転寿司、家庭の食卓まで幅広い場で楽しまれています。

マグロは世界的に急速な需要の高まりで、乱獲が問題になっています。

そんな中、希望の光として養殖マグロや完全養殖マグロなど持続可能なマグロ消費を実現するための取り組みが注目されています。

マグロの選び方や保存方法、さらには料理方法によってもその美味しさは大きく変わりますので、マグロを選ぶ際にはその特性を理解し、用途に合った種類を選ぶことが重要です。