オージービーフの臭いが苦手な方へ!「まずい」と感じる理由を簡単解説
オージービーフを食べたときに「なんだか臭い」「思ったよりまずい」と感じて、買った肉が悪かったのか、自分の焼き方が失敗だったのか気になっていませんか。
オージービーフは赤身が多く、牧草を食べて育つグラスフェッドの商品も多いため、和牛や国産牛に慣れている人ほど、香りや食感の違いを強く感じやすい牛肉です。
特に、次のような悩みを持つ人は少なくありません。
- オージービーフが臭いと感じる理由を知りたい
- 買った肉が傷んでいるのか、肉の特徴なのか判断したい
- グラスフェッド特有の草っぽい香りが苦手
- 焼くとかたくなり、まずいと感じてしまう
- 臭みを抑えておいしく食べる方法を知りたい
この記事では、オージービーフが臭い・まずいと感じられる主な原因を、肉の特徴、保存状態、焼き方、食べ慣れた牛肉との違いに分けてわかりやすく解説します。
さらに、買うときの選び方、冷蔵・冷凍保存のコツ、臭みを抑える下処理、赤身をおいしく食べる焼き方まで紹介します。
読み終えるころには、オージービーフが自分の好みに合わなかった理由だけでなく、次に買うときに失敗しにくい選び方や、家庭でも食べやすく仕上げるコツがわかります。
オージービーフが臭くて「まずい」と言われる理由

オージービーフが「臭い」「まずい」と言われる理由は、肉そのものが悪いというより、香り・赤身の強さ・保存状態・焼き方が日本人の好みと合わない場合があるからです。
特に、牧草で育った牛肉は草のような香りを感じやすく、赤身が多い肉は鉄っぽい味わいが出やすくなります。さらに、パック内のドリップや冷凍・解凍の状態によって臭みが目立つこともあります。
ただし、オージービーフは選び方や調理方法を変えるだけで、ぐっと食べやすくなる牛肉です。臭みの原因をひとつに決めつけず、「草っぽいのか」「血っぽいのか」「保存臭なのか」「焼きすぎなのか」を分けて考えると、失敗を減らしやすくなります。
| まずいと感じる原因 | 出やすい印象 |
|---|---|
| グラス臭 | 草っぽい、独特な香り |
| 赤身の多さ | 鉄っぽい、レバーっぽい |
| ドリップや保存状態 | 生臭い、酸化したような臭い |
| 焼きすぎ | 硬い、パサパサする |
グラスフェッド(牧草飼育)によるグラス臭

オージービーフが「臭い」「まずい」と言われる理由のひとつに、グラスフェッドによる独特の香りがあります。
- 牛が牧草を中心に食べて育つ飼育方法(牧草飼育)
- 赤身が多く、肉本来のしっかりした味わいが特徴
- 草っぽさや野性味のある風味を感じることがある
オーストラリアでは広い牧草地を活かした牛の飼育が盛んで、オージービーフには牧草飼育のグラスフェッドの牛肉と、穀物を与えて仕上げるグレインフェッドの牛肉があります。一般的に、グラスフェッドは赤身が多くしっかりとした肉の味わいが特徴で、グレインフェッドは脂がのりやすく、やわらかい食感になりやすいとされています。
グラスフェッドのオージービーフは、赤身の味がしっかり出やすく、草っぽい香りや野性味のある風味を感じる場合があります。この香りは、肉が傷んでいる臭いとは別物です。赤身肉らしい風味として楽しめる人もいますが、和牛や国産牛の脂の甘みややわらかさに慣れている人は、「クセがある」「臭い」と感じることがあります。
また、脂が少ない赤身の肉では、牧草由来の風味や鉄っぽさが前に出やすくなります。そのため、食べ慣れていない人は、オージービーフを「草のようなにおいがする」「赤身のクセが強い」「まずい」と感じる場合があります。
牧草由来の香りがオージービーフの臭みに関係する

牛が食べる牧草は、オージービーフ特有の香りに関係すると考えられています。
グラスフェッドの牛は、牧草を中心に食べて育ちます。牧草には植物由来のさまざまな成分が含まれており、牛が牧草を消化する過程や、肉の脂・赤身の風味に影響することがあります。
そのため、グラスフェッドのオージービーフは、穀物を多く食べて育った牛肉に比べて、草っぽい香りや赤身の力強い風味を感じやすい場合があります。
この香りは、赤身肉らしい風味として楽しめる人もいますが、和牛や国産牛の脂の甘みに慣れている人は、「クセがある」「臭い」と感じることがあります。
牧草の種類や脂の少なさでグラス臭が強く感じられる

牧草は一括りに見えても、種類や育つ時期によって香りや成分が変わります。青々とした牧草、乾燥させた牧草、香りの強い草では、牛が食べたときに肉の風味へ出る印象も変わる場合があります。
グラスフェッドのオージービーフは、牧草を中心に食べて育つため、穀物を多く食べて育った牛肉よりも、草っぽい香りや赤身の力強い風味を感じやすいことがあります。特に脂が少ない赤身肉では、脂の甘みで香りが包まれにくく、草っぽさや鉄っぽさが前に出やすくなります。
そのため、グラスフェッドの香りに慣れていない人は、オージービーフを「臭い」「クセがある」と感じる場合があります。ただし、この香りは、赤身肉らしい個性として楽しめる人もいれば、和牛や国産牛の脂の甘みに慣れている人には合わない場合もあります。
| 牧草の状態 | 香りの特徴 | 肉の風味の印象(感じ方の例) |
|---|---|---|
| 青々とした生の牧草が多い | 草の香りが立ちやすい | 草っぽさを感じやすい場合がある |
| 乾草(干した牧草)が中心 | 香りが落ち着きやすい | クセが穏やかに感じやすい |
| 香りの強い草が混ざる | ハーブのように感じることもある | 個性が強いと感じやすい |
赤身が多く鉄っぽさを感じやすい

オージービーフがまずいと感じる理由には、赤身の多さによる鉄っぽさもあります。脂が少ない赤身肉は、肉本来の味がはっきり出るため、人によってはレバーのような風味や血のような味に感じることがあります。
ただし、赤身が多いこと自体は悪いことではありません。脂っこい牛肉が苦手な人にとっては、オージービーフの赤身は食べやすい場合もあります。
牛肉の赤身には、肉らしい味わいがあります。脂が多い肉は、脂の甘みややわらかさが前に出やすく、赤身の風味がやわらぎます。一方で、脂が少ない赤身肉は、噛んだときに肉の味が直接伝わりやすくなります。
オージービーフは赤身の印象が強い商品も多いため、脂の甘さを期待して食べると、思ったよりあっさりしていると感じやすいです。さらに、加熱しすぎると肉汁が抜け、鉄っぽさやパサつきが目立ちやすくなります。
| 肉の特徴 | おいしいと感じる人 | まずいと感じる人 |
|---|---|---|
| 赤身が多い | 肉らしい味が好きな人 | 鉄っぽさが苦手な人 |
| 脂が少ない | あっさり食べたい人 | ジューシーさを求める人 |
| 噛みごたえがある | しっかり噛む肉が好きな人 | やわらかい肉に慣れている人 |
| 香りが強い | 赤身肉の風味が好きな人 | レバーや羊肉が苦手な人 |
オージービーフの赤身は、肉らしい味わいが魅力です。しかし、脂の甘みがある牛肉に慣れている人は、鉄っぽさやレバーのような風味を感じることがあります。
ドリップや保存状態で臭みが出ることもある

オージービーフの臭みは、肉そのものの特徴だけでなく、ドリップや保存状態によって強くなることがあります。パックの中に赤い水分が多く出ている肉は、臭いが目立ちやすい場合があります。
特に、購入後に長く置いた肉、解凍に時間がかかった肉、空気に触れる時間が長かった肉は、風味が落ちやすくなります。肉の状態が悪い場合は、無理に食べない判断も大切です。
ドリップは、肉から出た水分やうま味を含む液体です。ドリップが多い状態で肉を焼くと、フライパンの中で水分が出やすくなります。水分が多いと焼き目がつきにくくなり、肉が蒸されたような仕上がりになります。
肉がうまく焼けないと、香ばしさよりも生っぽい臭いやこもった臭いが目立ちます。さらに、保存中に肉が空気に長く触れると、脂や表面の風味が変わり、臭いが気になりやすくなります。
| 状態 | 起こりやすいこと | 調理前の対策 |
|---|---|---|
| ドリップが多い | 生臭さが出やすい | キッチンペーパーで拭き取る |
| 冷蔵庫で長く置いた | 風味が落ちやすい | 消費期限内でも早めに使う |
| 解凍時に水分が出た | 肉が水っぽくなる | 冷蔵庫でゆっくり解凍する |
| 空気に触れていた | 表面の臭いが出やすい | ラップで密着させて保存する |
オージービーフの臭みは、グラス臭や赤身の強さだけでなく、ドリップや保存状態でも目立ちます。肉を焼く前に余分な水分を拭き取るだけでも、生臭さや水っぽさを減らしやすくなります。
焼きすぎると硬くパサつきやすい

オージービーフがまずいと感じる理由には、焼きすぎによる硬さやパサつきもあります。赤身が多い肉は、火を通しすぎると肉汁が抜けやすく、噛み切りにくい仕上がりになりがちです。
牛肉は加熱すると、肉のたんぱく質が縮みます。加熱時間が長くなるほど肉の中の水分が外に出やすくなり、しっとり感が失われます。
脂が多い肉なら、多少焼きすぎても脂のやわらかさで食べやすく感じることがあります。しかし、赤身が多いオージービーフは、焼きすぎると硬さが目立ちます。特に薄切り肉やもも肉は、加熱しすぎると一気にパサつくため注意が必要です。
また、日本では「やわらかい=おいしい」「かたい=まずい」というイメージが強い傾向があります。そのため、しっかりした噛みごたえが特徴の赤身肉は、味そのものではなく食感の違いによって「まずい」と評価されることもあります。
オージービーフは和牛のようなやわらかさを楽しむ肉というより、赤身のうま味や肉らしい食感を味わう肉です。焼きすぎによって本来以上に硬くなると、こうした特徴が欠点として感じられやすくなります。
オージービーフの味が「まずい」と感じる人の特徴

オージービーフは主に牧草で育てられており、その影響で牧草由来の香りが牛肉に特有の風味を与えます。
オージービーフを「まずい」と感じやすい人には、香りや風味のクセに敏感という共通点があります。特に、草っぽい香り、野性味のある風味、鉄っぽい味わいが苦手な人は、オージービーフの赤身らしい個性を「臭い」「クセが強い」「食べにくい」と感じやすくなります。
ただし、香りの感じ方には個人差があるため、好みが分かれます。
臭いに敏感な人はオージービーフが「まずい」と感じやすい

臭いに敏感な人は、オージービーフを「まずい」と感じやすい傾向があります。
特に、グラスフェッドのオージービーフは、牧草を食べて育つことで、赤身らしい香りや草っぽい風味が出やすくなります。牛肉の香りに少しでも違和感があると気になってしまう人は、オージービーフ特有の香りを「おいしそうな香り」ではなく「臭み」として受け取りやすいです。
牛肉の香りは、食べたときの印象を大きく左右します。人は口で味を感じているように思いがちですが、実際には鼻で感じる香りも「おいしい」「まずい」の判断にかなり関わります。
オージービーフの中でも、牧草を中心に食べて育ったグラスフェッドビーフは、穀物を多く食べて育った牛肉とは香りの出方が違います。脂の甘い香りよりも、赤身の香り、草っぽさ、鉄っぽさを感じることがあります。
臭いに敏感な人は、焼いている途中の香りでも苦手意識を持ちやすいです。食べる前に「この香りは苦手かも」と感じると、口に入れたあとの味まで悪く感じやすくなります。
羊肉(マトン)が苦手な人はオージービーフがまずいと感じやすい

羊肉、特にマトンの香りが苦手な人は、オージービーフの風味も苦手に感じることがあります。
オージービーフには、牧草を食べて育った牛肉ならではの野性味を感じる場合があります。その風味が、マトンのクセに少し似ていると感じる人もいます。マトン特有の香りが苦手な人は、オージービーフを食べたときに「牛肉なのにクセがある」と感じやすくなります。
羊肉と牛肉は別の肉ですが、食べる人の感じ方によっては、香りの方向が似ていると感じることがあります。
特に、マトンが苦手な人は、次のような香りに敏感なことが多いです。
- 草っぽい香り
- 動物っぽい香り
- 脂のクセ
- 口に残る独特の風味
- 焼いたときの強い香り
グラスフェッドのオージービーフにも、牧草由来の香りや赤身の力強い風味が出ることがあります。そのため、マトンのクセを思い出してしまい、「オージービーフも苦手」と感じる場合があります。
| 苦手に感じやすいポイント | マトン | グラスフェッドのオージービーフ |
|---|---|---|
| 香りの印象 | 独特の動物っぽさがある | 草っぽさや野性味を感じる場合がある |
| 脂の印象 | 香りが強く残りやすい | 脂は少なめでも赤身の香りが立つ |
| 食べた後の印象 | クセが残ると感じる人がいる | 赤身の余韻をクセと感じる人がいる |
| 苦手な人の反応 | 羊肉っぽい香りが苦手 | 牛肉らしくないと感じる |
ただし、オージービーフが必ずマトンのような味という意味ではありません。あくまで、香りに敏感な人が「似た方向のクセ」として感じる場合があるという話です。
レバーが苦手な人はオージービーフが「まずい」と感じやすい

レバーの鉄っぽい味や独特の香りが苦手な人は、オージービーフを「まずい」と感じやすいことがあります。
グラスフェッドのオージービーフは赤身の味がしっかりしているため、人によっては鉄っぽさや血のような風味を感じる場合があります。レバーの風味が苦手な人は、その赤身らしい味をレバーに近いクセとして受け取りやすいです。
レバーが苦手な人は、味の中でも「鉄っぽさ」「独特の香り」に反応しやすいです。グラスフェッドの赤身にも、レバーほどではありませんが、鉄っぽく感じられる風味があります。
特に、脂の少ない赤身肉は、脂の甘みで香りが包まれにくいです。そのため、赤身の味や香りがストレートに出やすくなります。
ここで大切なのは、オージービーフがレバーの味そのものという意味ではないことです。レバーが苦手な人は、似た方向の風味に敏感なため、赤身肉の鉄っぽさも苦手に感じやすいということです。
オージービーフは日本人の舌には合わない?

オージービーフが日本人の舌に合わないと感じられることがあるのは、肉そのものがまずいからではありません。日本人が慣れている牛肉の香り、やわらかさ、食べ方と、オージービーフの特徴が少し違うためです。
特に、赤身のしっかりした味わい、牧草由来の香り、噛み応えのある食感は、和牛や国産牛に慣れている人ほど違和感を覚えやすくなります。一方で、肉らしい旨味やさっぱりした後味を好む人には、オージービーフの個性が魅力に感じられることもあります。
つまり、オージービーフは日本人に合わない肉ではなく、「和牛(国産牛)と同じ感覚で食べると好みが分かれやすい肉」と考えるとわかりやすいです。
「香りの基準」が和牛や国産牛にあるから

オージービーフの香りが日本人に合わないと感じられる理由のひとつは、多くの人が「おいしい牛肉の香り」を和牛や国産牛の香りで覚えているからです。
和牛や国産牛に慣れている人は、牛肉に対して「甘い香り」「脂のまろやかな香り」「焼いたときの香ばしさ」を期待しやすくなります。そのため、オージービーフ特有の赤身らしい香りや牧草っぽい香りを、いつもの牛肉と違うにおいとして感じることがあります。
日本で人気のある牛肉は、脂の甘みややわらかさを楽しむものが多いです。特に和牛は、焼いたときにふわっと甘い香りが出やすく、その香りを「高級な牛肉の香り」として覚えている人も少なくありません。
一方、オージービーフには、牧草を食べて育つグラスフェッドの牛肉が多くあります。牧草で育った牛の肉は、赤身の味がしっかりしやすく、香りも脂の甘さより「草っぽさ」「鉄っぽさ」「野性味」が前に出ることがあります。
| 比較するポイント | 和牛・国産牛で感じやすい香り | オージービーフで感じやすい香り |
|---|---|---|
| 香りの印象 | 甘い、まろやか、脂の香り | 赤身らしい、草っぽい |
| 食べたときの印象 | 脂の甘みが広がる | 肉の味がはっきり出る |
| 慣れていない人の反応 | 食べ慣れた牛肉らしい | クセがあると感じやすい |
| 向いている人 | 脂の甘さを楽しみたい人 | 赤身の旨味を楽しみたい人 |
オージービーフの香りが日本人に合わないと感じられるのは、和牛や国産牛で覚えた「甘くてまろやかな牛肉の香り」と違うからです。
オージービーフは、和牛の代わりとして見るよりも「赤身の旨味を味わう牛肉」と考えると、ぐっと食べやすくなります。
食感の好みの違い:「やわらかい = おいしい」の文化

日本では「やわらかい牛肉=おいしい」という価値観が強いため、赤身がしっかりして噛み応えの出やすいオージー・ビーフを食べたときに、「かたい=おいしくない」「まずい」と感じやすくなります。期待していた食感とのズレが「おいしくない印象」につながるケースが多いです。
日本で好まれやすい牛肉は、とろけるようなようなやわらかさ、脂の甘さや、ジューシーさです。一方、オージー・ビーフは赤身中心の部位や商品が多く、火を通すと筋繊維が締まりやすい傾向があります。
オージー・ビーフが「おいしくない」「まずい」と感じられる理由の1つは、牛肉は「やわらかいほどおいしい」という日本の食感文化と、オージー・ビーフの噛み応えのある特性がぶつかりやすい点にあります。期待していた食感と違うと、味の評価まで下がりやすくなります。
日本人が好む牛肉の「食べ方」との相性

オージービーフが日本人の舌に合わないと感じられる理由には、日本で好まれる牛肉料理との相性も関係しています。
日本の牛肉料理には、すき焼き、しゃぶしゃぶ、牛丼、肉じゃがのように、薄切り肉や脂の甘みを活かす料理が多くあります。一方、オージービーフは赤身の旨味をしっかり味わう料理に向いているため、食べ方を間違えると満足感が下がりやすくなります。
オージービーフのような赤身肉は、ステーキやローストビーフのように「肉を噛みしめて旨味を味わう」欧米式の食べ方には向いていますが、日本伝統の「甘辛い味付けで脂を味わう」調理法とは、あまり相性がよくないため、満足度が低くなりやすい傾向があります。
オージービーフの臭いと腐敗臭との違い

オージービーフの臭いには、牧草由来の香りと、肉が傷んだときに出る腐敗臭がある場合があります。牧草由来の香りは、グラスフェッド牛肉に出やすい個性のようなものです。一方で、酸っぱい臭い、腐ったような臭い、ぬめりがある場合は、肉の状態が悪くなっている可能性があります。
オージービーフの臭いが気になるときは、「オージービーフだから臭い」と決めつけず、香りの種類を分けて考えることが大切です。草っぽい香りなら調理で食べやすくできる場合がありますが、傷みを感じる臭いなら無理に食べない判断が必要になります。
| 臭いの種類 | 感じ方の例 |
|---|---|
| 牧草由来の香り | 草っぽい、赤身肉らしい、野性味がある |
| 保存中に出た臭い | 少しこもった臭い、ドリップ臭 |
| 傷んだ可能性がある臭い | 酸っぱい、腐ったような臭い、強い違和感 |
| 触ったときの異変 | ぬめり、糸を引く、ベタつきが強い |
牧草由来の香りと傷んだ臭いは別物

オージービーフの牧草由来の香りと、肉が傷んだ臭いは別物です。草っぽい香りや赤身肉らしい香りは、グラスフェッド牛肉の特徴として出ることがあります。一方で、酸っぱい臭いや腐ったような臭いは、肉の状態が悪くなっている可能性があります。
オージービーフを食べる前に大切なことは、「クセのある香り」と「傷んだ臭い」を同じものとして考えないことです。
グラスフェッドのオージービーフは、牧草を中心に食べて育つ牛の肉です。牧草を食べて育った牛肉は、穀物を中心に食べた牛肉よりも赤身の風味が出やすく、草のような香りを感じる場合があります。
この香りは、肉が腐っている臭いとは意味が違います。グラスフェッドの香りは、牛の育ち方や肉質から出るものです。傷んだ臭いは、保存状態や時間の経過によって肉の状態が悪くなったときに出るものです。
| 確認するポイント | 牧草由来の香りの場合 | 傷んだ臭いが疑われる場合 |
|---|---|---|
| 臭い | 草っぽい、赤身肉らしい香り | 酸っぱい、腐ったような臭い |
| 肉の表面 | 大きな異変がない | ぬめりや強いベタつきがある |
| ドリップ | 少量ならよくある | 量が多く、臭いも強い |
| 保存状態 | 消費期限内で適切に保存 | 長時間常温に置いた、期限を過ぎた |
牧草由来の香りと傷んだ臭いは、同じ「臭い」でも意味が違います。グラスフェッドの香りはオージービーフの個性として出ることがありますが、酸っぱい臭いやぬめりは注意が必要なサインです。
酸っぱい臭い・腐敗臭・ぬめりがある場合は避ける

オージービーフから酸っぱい臭い、腐ったような臭い、ぬめりを感じる場合は、食べるのを避けたほうが安心です。味付けや加熱で臭いを隠そうとしても、肉の状態が悪い場合は安全とは言い切れません。
「焼けば大丈夫」と考えるより、「変だと思ったら使わない」と判断するほうが安全です。特に料理初心者の方は、迷う肉を無理に調理しないほうが失敗を防げます。
牛肉は生鮮食品なので、保存状態や時間の経過によって傷むことがあります。冷蔵庫に入れていても、消費期限を過ぎた肉や、開封後に長く置いた肉は状態が悪くなりやすいです。
傷んだ肉は、臭いだけでなく表面にも変化が出ることがあります。ぬめり、強いベタつき、糸を引くような粘りがある肉は、通常の赤身肉の質感とは違います。
| 避けたほうがよいサイン | 状態の目安 | 家庭での判断 |
|---|---|---|
| 酸っぱい臭い | ツンとした違和感がある | 食べない |
| 腐敗臭 | 腐ったような強い臭いがある | 食べない |
| ぬめり | 表面がぬるっとしている | 食べない |
| 糸を引く | 肉を持ち上げると粘る | 食べない |
| 強い変色と異臭がある | 見た目と臭いの両方に違和感がある | 食べない |
オージービーフの独特な香りと、傷んだ肉の臭いを迷ったときは、調味料で隠そうとしないでください。カレーや焼肉のたれのような味の強い料理でも、状態の悪い肉を安全に変えることはできません。
迷ったときは無理に食べない

オージービーフの臭いが安全な香りなのか、傷んだ臭いなのか判断できないときは、無理に食べないほうが安心です。食べられるかどうかを迷う時点で、肉の状態に何かしらの違和感があると考えたほうがよいでしょう。
「迷ったら避ける」というシンプルな判断基準を持っておくと安心です。
牛肉の臭いは、肉の種類、飼育方法、保存状態、解凍方法によって変わります。オージービーフにはグラスフェッド特有の香りが出ることもあるため、食べ慣れていない人ほど判断に迷いやすくなります。
しかし、食の安全に関わる場面では、「たぶん大丈夫」という感覚だけで判断しないほうが無難です。特に、酸っぱい臭い、腐敗臭、ぬめり、期限切れ、常温放置などが重なっている場合は、食べない選択が安全です。
また、加熱すればすべての不安が消えるわけではありません。加熱は食中毒予防の大切な方法ですが、状態の悪い肉をおいしく安全な肉に戻す方法ではありません。
オージービーフの臭みを抑える下処理

オージービーフの臭みは、焼く前のひと手間でかなり目立ちにくくできます。特に大切なのは、肉の表面に出た水分を拭き取ること、酒やワインで香りを整えること、香味野菜や香草類で肉のクセを包むことです。
オージービーフは赤身の風味がしっかりしているため、何もせずに焼くとグラス臭や鉄っぽさがそのまま出る場合があります。下処理をすると、肉の臭みだけが前に出にくくなり、料理全体として食べやすくなります。
ただし、下処理は傷んだ肉を食べられる状態に戻す方法ではありません。酸っぱい臭い、腐敗臭、ぬめりがある肉は、酒や香味野菜でごまかさず、使わない判断が大切です。
| 下処理 | 目的 |
|---|---|
| 表面を拭き取る | ドリップ臭や水っぽさを減らす |
| 酒・ワインを使う | 肉のクセをやわらげる |
| 香味野菜を使う | 香りで臭みを包む |
| 香草類を使う | 草っぽさを料理の香りに変える |
肉の表面ををキッチンペーパーで拭き取る

オージービーフの臭みを抑えたいときは、まず肉の表面をキッチンペーパーで拭き取ることが大切です。肉の表面に出た水分を取るだけで、生臭さやこもった臭いが目立ちにくくなります。
この作業は、レストランででは基本の下処理です。特別な道具や高い調味料を使わなくても、焼く前に水分を取るだけで仕上がりが変わります。
肉の表面には、ドリップと呼ばれる赤い水分が出ることがあります。ドリップが付いたまま焼くと、フライパンの中で水分が広がり、肉が焼ける前に蒸されたような状態になりやすいです。
肉の表面に水分が多いと、焼き目がつきにくくなります。焼き目が弱いと香ばしさが出にくく、肉の臭いだけが残りやすくなります。
レストランの厨房では、肉や魚を焼く前に表面の水分を拭き取る作業をよく行います。理由は単純で、水分が残っていると焼き色がつきにくく、臭みも出やすくなるからです。
酒・ワインなどのアルコール類で臭みを和らげる

オージービーフの臭みが気になるときは、日本酒やワインなどのアルコール類を使うと、肉のクセがやわらぎやすくなります。日本酒やワインは肉の臭みを完全に消すものではありませんが、香りを整えて食べやすくする助けになります。
牛丼や煮込み料理なら日本酒、ステーキや洋風のソテーなら赤ワインが使いやすいです。料理に合わせて使い分けると、オージービーフの赤身の強さが料理の味になじみやすくなります。
日本酒やワインには、肉の臭いをやわらげる働きがあります。アルコールの香りが肉のクセを包み、加熱中に余分な臭いを飛ばしやすくします。
また、日本酒やワインは料理全体の香りにも影響します。オージービーフのグラス臭や鉄っぽさが気になる場合でも、日本酒やワインを使うと、肉の香りだけが目立ちにくくなります。
香味野菜や香草類でマリネして臭みを和らげる

オージービーフのグラス臭や赤身の強い香りが気になるときは、香味野菜や香草類でマリネすると食べやすくなります。オリーブオイル、ニンニク、玉ねぎ、ニンジン、セロリ、ローズマリー、タイムなどを使うと、肉のクセが香りのよい風味に変わりやすくなります。
香味野菜や香草類には、料理に香りを加える役割があります。オージービーフの草っぽい香りや鉄っぽさが気になる場合でも、ニンニクや玉ねぎの香り、ローズマリーやタイムのさわやかな香りが加わると、肉の臭みだけが目立ちにくくなります。
オリーブオイルを一緒に使うと、香味野菜や香草類の香りが肉の表面になじみやすくなります。油が肉の表面を包むため、焼いたときに香りが立ちやすくなります。
ただし、マリネを長くしすぎると、肉の表面がやわらかくなりすぎたり、香草の香りが強くなりすぎたりすることがあります。
香味野菜:香味野菜とは、料理に香りや風味を加える野菜のことです。一般的にタマネギ、ニンジン、セロリなどがよく使われます。
臭いが苦手な人向けのオージービーフの選び方

オージービーフの臭いが苦手な人は、価格だけで選ばず、飼育方法、ドリップの量、赤身と脂のバランスを見て選ぶことが大切です。
オージービーフは商品によって香りや食感がかなり変わります。草っぽい香りが出やすいタイプもあれば、脂の甘みがあり、比較的食べやすいタイプもあります。そのため、「オージービーフは全部臭い」と考えるより、自分の好みに合う商品を選ぶほうが失敗しにくくなります。
特に臭いが苦手な人は、グレインフェッドや脂が適度に入った部位を選ぶと食べやすい傾向があります。
グラスフェッドとグレインフェッドの違いを確認する

オージービーフの臭いが苦手な人は、まずグラスフェッドとグレインフェッドの違いを確認しましょう。草っぽい香りが苦手な人は、グレインフェッドを選ぶと食べやすい場合があります。
グラスフェッドは赤身の力強さや牧草由来の香りが出やすく、グレインフェッドは脂の甘みややわらかさを感じやすい傾向があります。もちろん商品ごとの差はありますが、臭いが気になる人にとって、飼育方法は選び方の大きな目安になります。
グラスフェッドは、牧草を中心に食べて育った牛の肉です。赤身の味がはっきりしていて、草のような香りを感じることがあります。この香りを「肉らしい」と感じる人もいますが、和牛や国産牛の甘い脂に慣れている人は「臭い」「クセが強い」と感じやすいです。
グレインフェッドは、穀物を中心に与えて仕上げた牛肉です。脂が入りやすく、グラスフェッドより香りが穏やかに感じられる場合があります。臭いが苦手な人や、やわらかい牛肉に慣れている人は、グレインフェッドのほうが食べやすいことがあります。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| グラスフェッド | 赤身が強く、草っぽい香りが出やすい |
| グレインフェッド | 脂の甘みや食べやすさを感じやすい |
| 表示がない商品 | 飼育方法が判断しにくい |
オージービーフの臭いが苦手な人は、グラスフェッドとグレインフェッドの違いを知っておくと選びやすくなります。グラスフェッドは赤身の力強さが魅力ですが、草っぽい香りが気になる場合があります。
グレインフェッドは、脂の甘みや穏やかな香りを感じやすいため、臭いが苦手な人の最初の選択肢にしやすいです。迷ったときは、価格だけでなく飼育方法の表示も確認しましょう。
ショートグレイン・ミドルグレイン・ロンググレインの違いを知る

臭いが苦手な人は、グレインフェッドの中でも、ショートグレイン、ミドルグレイン、ロンググレインの違いを知っておくと選びやすくなります。一般的には、穀物を与える期間が長いほど、脂の入り方や味の丸みを感じやすくなります。
ただし、すべての商品に細かい表示があるわけではありません。スーパーでは「グレインフェッド」とだけ書かれていることも多いため、ショート、ミドル、ロングの表示があれば参考にするくらいの感覚で大丈夫です。
グレインフェッドは、穀物を与えて仕上げる牛肉です。その中でも、穀物を与える期間によって肉の印象が変わることがあります。穀物を与える期間が短いものは赤身の印象が残りやすく、期間が長いものは脂の入り方がわかりやすくなる場合があります。
| 種類 | 肉の印象 | 臭いが苦手な人の選び方 |
|---|---|---|
| ショートグレイン | 赤身感が残りやすい | 赤身が好きな人向け |
| ミドルグレイン | 赤身と脂のバランスを取りやすい | 最初に選びやすい |
| ロンググレイン | 脂の入り方を感じやすい | やわらかさを重視する人向け |
ショートグレイン、ミドルグレイン、ロンググレインの違いを知ると、オージービーフをより選びやすくなります。臭いが苦手な人は、赤身の強さだけでなく、脂の入り方を見て選ぶと失敗しにくいです。
ただし、細かい表示がない商品も多いため、無理に探しすぎる必要はありません。表示が見つからない場合は、グレインフェッド表記、部位、脂の入り方、ドリップの量を合わせて判断しましょう。
ドリップが多いパックは避ける

臭いが苦手な人は、ドリップが多いパックのオージービーフを避けたほうが無難です。パックの底に赤い水分が多くたまっている肉は、焼いたときに水っぽさや生臭さが出やすい場合があります。
ドリップが少ない肉を選ぶと、焼いたときの香ばしさも出しやすくなります。スーパーで買う場合は、値段だけでなくパックの中の水分も確認しましょう。
ドリップは、肉から出る赤い水分です。ドリップには肉の水分やうま味が含まれています。ドリップが多く出ている肉は、時間の経過や保存状態の影響を受けている場合があります。
ドリップが多い肉をそのまま焼くと、フライパンの中に水分が広がりやすくなります。肉の表面に焼き目がつきにくくなり、香ばしさよりもこもった臭いが目立つことがあります。
| パックの状態 | 起こりやすいこと | 選び方の目安 |
|---|---|---|
| ドリップが少ない | 焼きやすく、臭みも出にくい | 選びやすい |
| ドリップが多い | 水っぽく、生臭さが出やすい | 避けたほうが無難 |
| 肉が水分に浸かっている | 焼き目がつきにくい | 別の商品を選ぶ |
ドリップが多いオージービーフは、調理したときに臭みや水っぽさが出やすい場合があります。臭いが苦手な人は、パックの底や吸水シートを見て、できるだけ水分が少ない商品を選びましょう。
購入後は、調理前にキッチンペーパーで表面の水分を軽く拭き取ると、さらに食べやすくなります。
赤身の多さと脂の入り方を見て選ぶ

臭いが苦手な人は、赤身の多さだけでなく脂の入り方(サシ)も見てオージービーフを選びましょう。赤身が多すぎる肉は、鉄っぽさや草っぽさを感じやすい場合があります。適度に脂が入った肉は、香りや食感がやわらぎやすくなります。
オージービーフは、赤身の力強さが魅力の牛肉です。赤身が多い肉は、肉らしい味や噛みごたえを楽しめます。一方で、臭いが苦手な人にとっては、赤身の風味が強く出すぎることがあります。
脂(サシ)が適度に入っている肉は、焼いたときに香りがまろやかになりやすく、口当たりもやわらかくなります。和牛のような強いサシを求める必要はありませんが、赤身だけでなく白い脂の入り方も見ると選びやすくなります。
サシ:サシとは、赤身の中に細かく入った白い脂のことです。サシが入ると、やわらかさや脂の甘みを感じやすくなります。
| 肉の見た目 | 味の印象 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 赤身が多い | 肉らしい味が強い | 赤身好きな人 |
| 脂(サシ)が少なすぎる | あっさりするが硬く感じやすい | 脂が苦手な人 |
| 脂(サシ)が適度に入る | 香りと食感がやわらぎやすい | 臭いが苦手な人 |
| 脂(サシ)が多い | こってりしやすい | 脂の甘みが好きな人 |
オージービーフの臭いが苦手な人は、赤身の多さと脂の入り方をセットで見ることが大切です。赤身が多すぎる肉は、鉄っぽさや草っぽさが強く出る場合があります。
適度に脂が入った肉を選ぶと、香りや食感がやわらぎやすくなります。
オンライン購入とスーパー購入の確認ポイント

オージービーフを選ぶときは、オンライン購入とスーパー購入で確認するポイントを変えると失敗しにくくなります。スーパーでは実物の色、ドリップ、脂の入り方を見られます。オンラインでは、飼育方法、部位、レビュー、冷蔵か冷凍かをしっかり確認することが大切です。
臭いが苦手な人ほど、安さだけで選ばず、表示や情報が多い商品を選びましょう。情報が少ない商品は、届くまで肉質や香りの傾向がわかりにくいです。
スーパー購入のよさは、実物を見て選べることです。ドリップの量、脂の入り方、肉の厚み、消費期限をその場で確認できます。臭いが苦手な人にとっては、パックの状態を見られる点が大きなメリットです。
オンライン購入のよさは、商品の説明をじっくり読めることです。グラスフェッド、グレインフェッド、部位、用途、加工方法などが詳しく書かれている商品もあります。ただし、写真だけでは実際のドリップや香りはわかりません。
| 購入方法 | 確認しやすいこと | 注意したいこと |
|---|---|---|
| スーパー | 色、ドリップ、脂の入り方、期限 | 飼育方法の表示が少ない場合がある |
| オンライン | 飼育方法、部位、レビュー、容量 | 実物の状態は届くまでわからない |
| 精肉店 | 相談しながら選べる | 価格がやや高い場合がある |
| 業務用スーパー | 量と価格を選びやすい | 大容量なので使い切りに注意する |
スーパーで買う場合は、まずパックの底を見ます。ドリップが少なく、肉の表面に強いぬめりが見えない商品を選びましょう。次に脂の入り方を見ます。臭いが苦手な人は、赤身だけの真っ赤な肉より、少し脂が入った肉のほうが食べやすい場合があります。
オンラインで買う場合は、商品説明に「グレインフェッド」「穀物肥育」「ステーキ向き」「焼肉向き」などの情報があるか確認しましょう。レビューを見るときは、「臭みが少ない」「やわらかい」「赤身が強い」など、味や香りに関する感想を参考にします。
| 購入前のチェック | スーパー | オンライン |
|---|---|---|
| グレインフェッド表記 | 表示があれば確認 | 商品説明で確認 |
| ドリップの量 | 実物で確認 | 届いてから確認 |
| 脂の入り方 | パック越しに確認 | 写真とレビューで確認 |
| 部位 | ラベルで確認 | 商品名と説明で確認 |
| 用途 | 自分で判断しやすい | ステーキ用、焼肉用などを確認 |
オージービーフは、スーパーとオンラインで確認できるポイントが違います。スーパーでは、ドリップや脂の入り方を実物で見られます。オンラインでは、飼育方法やレビューをじっくり確認できます。
オージービーフとアメリカンビーフの違い

オージービーフとアメリカンビーフでは飼育方法や味、食感に大きな違いがあります。アメリカンビーフの飼育方法は、グレインフェッド(穀物飼育)です。
グレインフェッド(穀物飼育)
- 牛が牧草地での放牧後に穀物飼料を与えられる方法です。
- 通常、100日以上の期間で穀物を食べさせ、適度な脂肪をつけます。
- 霜降りが入りやすくなり、柔らかくジューシーな肉質を実現します。

- 味の違い
オージービーフはさっぱりとした自然な風味が特徴で、アメリカンビーフは濃厚でリッチな味わいがあります。 - 赤身と脂身のバランス
オージービーフは赤身が多く、ヘルシー志向の方に人気です。アメリカンビーフは霜降りが豊富で、ジューシーな食感を楽しめます。 - 風味の違い
牧草飼育のオージービーフはナチュラルな味わい、穀物飼育のアメリカンビーフは甘みとコクが特徴です。 - 食感の違い
オージービーフはしっかりとした噛みごたえがあり、アメリカンビーフは柔らかく、とろけるような食感が楽しめます。 - 柔らかさと歯応え
オージービーフはやや硬めですがしっかりした歯応えがあり、アメリカンビーフは柔らかく食べやすいです。
現在、日本に入ってくる輸入牛肉のうち、およそ8割はオージービーフ(オーストラリア産)とアメリカンビーフ(アメリカ産)で占められています。

出典元:独立行政法人 農畜産業振興機構
昔は「輸入牛肉=アメリカンビーフ」というイメージが強かったのですが、今ではオージービーフのほうが多くなっているのが現状です。
オージービーフとアメリカンビーフの違いを詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
参考:オージービーフとアメリカンビーフの違いを徹底解説!輸入肉を選ぶ基礎知識
オージービーフの臭みを増やさない保存方法

オージービーフの臭みを増やさないためには、買ってきたあとに早めに冷蔵・冷凍し、肉から出る水分と空気に触れる時間をできるだけ減らすことが大切です。
オージービーフは赤身の風味がしっかりしているため、保存状態が悪いとグラス臭や鉄っぽさだけでなく、ドリップ臭や酸化したような臭いも目立ちやすくなります。保存の目的は、肉を長く持たせることだけではありません。調理したときに「臭い」「水っぽい」「硬い」と感じにくい状態を保つことも大切な目的です。
家庭では、冷蔵なら早めに使う、冷凍なら小分けして空気を抜く、解凍は冷蔵庫でゆっくり行うという流れを意識しましょう。酸っぱい臭い、腐敗臭、ぬめりがある肉は、保存方法を工夫しても元の状態には戻りません。違和感が強い肉は、無理に食べない判断が安心につながります。
| 保存で意識すること | 理由 | 臭み対策のポイント |
|---|---|---|
| 早めに冷蔵する | 温度が上がると傷みやすくなる | 買ったら寄り道せず冷蔵庫へ入れる |
| ドリップを減らす | 水分に臭いが出やすい | 調理前や冷凍前に軽く拭き取る |
| 空気に触れにくくする | 風味が落ちやすくなる | ラップと保存袋で包む |
| 小分けにする | 解凍しやすくなる | 使う分だけ取り出せる形にする |
| 再冷凍を避ける | 水分が抜けやすい | 解凍後は早めに使い切る |
牛肉の冷蔵保存

オージービーフを冷蔵保存する場合は、買ってきたら早めに冷蔵庫へ入れ、できるだけ早めに使い切ることが大切です。すぐに使う予定がある肉でも、パックのまま長く置くとドリップが出やすくなり、臭みが目立つ原因になります。
冷蔵保存では、肉を冷やすことだけでなく、肉汁が他の食品に付かないようにすることも大切です。家庭では、パックごと保存する場合でもポリ袋や保存容器に入れておくと安心です。
牛肉は温度の影響を受けやすい食品です。買い物後に常温で長く持ち歩いたり、冷蔵庫に入れるまで時間がかかったりすると、肉の状態が悪くなりやすくなります。
また、オージービーフは赤身が多い商品も多いため、保存中に出たドリップの臭いが気になりやすいです。パックの底に赤い水分がたまると、調理したときに水っぽさやこもった臭いが出ることがあります。
| 冷蔵保存のポイント | 理由 |
|---|---|
| 買ったら早めに冷蔵庫へ入れる | 肉の温度上昇を防ぎやすい |
| 肉汁が漏れないように包む | 他の食品への付着を防ぎやすい |
| 消費期限内でも早めに使う | 風味の低下を抑えやすい |
| 調理前に表面の水分を拭く | 焼いたときの臭みを抑えやすい |
| 冷蔵庫の開け閉めを減らす | 庫内温度の上昇を防ぎやすい |
冷蔵保存では、肉を冷蔵庫のどこに置くかも大切です。冷蔵庫の扉付近は開け閉めで温度が変わりやすいため、生肉の保存には向きにくい場所です。肉は冷蔵庫の奥や下段など、温度が安定しやすい場所へ置くとよいでしょう。
牛肉の冷凍保存と解凍方法

オージービーフをすぐに使わない場合は、新鮮なうちに小分けして冷凍すると臭みを増やしにくくなります。冷凍するときは、肉の水分を軽く拭き取り、ラップでぴったり包み、保存袋に入れて空気を抜くことが大切です。
解凍するときは、冷蔵庫でゆっくり解凍するとドリップが出にくくなります。常温に長く置く解凍は、肉の状態が悪くなりやすいため避けたほうが安心です。
牛肉は冷凍すると保存しやすくなりますが、冷凍方法が雑だと臭みや食感の低下につながります。肉が空気に触れたまま冷凍されると、表面が乾燥し、風味が落ちやすくなります。
また、解凍時に温度が急に上がると、肉の中の水分が外に出やすくなります。ドリップが多く出ると、焼いたときに水っぽくなり、オージービーフ特有の臭いも目立ちやすくなります。
冷凍保存では、次の流れを意識すると扱いやすくなります。
- 肉の表面の水分を軽く拭く:ドリップ臭を抑えやすい
- 1回分ずつ分ける:使う分だけ解凍できる
- ラップでぴったり包む:空気に触れにくくする
- 保存袋に入れて空気を抜く:乾燥や臭い移りを防ぎやすい
- できるだけ平らにする:早く冷凍しやすい
オージービーフを冷凍保存するときは、新鮮なうちに小分けし、空気に触れにくい状態で冷凍することが大切です。肉の表面の水分を取ってから包むと、解凍後の臭みを抑えやすくなります。
解凍は冷蔵庫でゆっくり行うと、ドリップが出にくく、肉の風味を保ちやすいです。冷凍は便利な保存方法ですが、雑に冷凍・解凍すると臭みやパサつきが出やすくなるため、ひと手間をかけましょう。
冷凍焼け:冷凍焼けとは、冷凍中に食品の表面が乾燥して、色や風味が落ちる状態のことです。空気に触れたまま冷凍すると起こりやすくなります。
再冷凍や長期保存は臭み・食感低下につながりやすい

オージービーフは、再冷凍や長期保存をすると臭みや食感の低下につながりやすいです。一度解凍した肉は水分が出やすく、再び冷凍すると解凍後にさらにドリップが増える場合があります。
家庭では、食べる分だけ小分けして冷凍し、解凍した肉は早めに使い切ることが大切です。長く保存できるからといって、冷凍庫に入れっぱなしにしないほうが、おいしく食べやすくなります。
また、冷凍庫の中でも肉は少しずつ乾燥します。保存袋の口がしっかり閉まっていなかったり、ラップの包み方が甘かったりすると、冷凍焼けが起こりやすくなります。冷凍焼けした肉は、表面が白っぽくなり、食べたときにパサパサしやすいです。
| 避けたい保存状態 | 起こりやすいこと | 対策 |
|---|---|---|
| 再冷凍する | ドリップが増えやすい | 使う分だけ解凍する |
| 長く冷凍する | 風味が落ちやすい | 早めに使い切る |
| 空気が入ったまま冷凍する | 冷凍焼けしやすい | ラップと保存袋で密封する |
| 大きな塊で冷凍する | 解凍に時間がかかる | 小分けして冷凍する |
| 保存日を忘れる | 古い肉が残りやすい | 日付を書いておく |
再冷凍が必要になりそうなときは、最初から小分け冷凍しておくことが一番簡単です。買った日のうちに「今日使う分」と「冷凍する分」を分けるだけでも、かなり扱いやすくなります。
オージービーフの臭いが気になる人にアドバイス

オージービーフの臭いが気になる人は、必ずしもオージービーフを選ぶ必要はなく、他の種類の牛肉(アメリカンビーフなど)を試してみるのがおすすめです。
臭みを消す方法を試したり、臭みを抑える調理法を試しても臭いが気になる人は、何をしても臭いが気になります。
オージービーフ(グラスフェッド)の臭いは、人によって感じ方が大きく異なります。どんなに臭みを消す工夫をしても、どうしても気になる場合は、その人の体質や好みが、その特定の風味に合わない可能性があります。
例えば、レバーが嫌いな人は、どんなにレバーの臭いを抑えた下処理や調理をしても、レバーを食べられるようにはならない人がほとんどです。

スーパーで鮮やかな色のオージービーフのバラ肉のスライスが安く売られていたため購入し、牛丼を作ってみたところ、普段食べ慣れている牛丼とは異なる独特の臭みを感じました。
牛丼チェーン店や自宅でいつも使う牛肉とは明らかに違うにおいがあり、調理してもその臭いを完全に消すことはできませんでした。
オージービーフ(グラスフェッド)の臭いを抑える処理や調理をするなら、アメリカンビーフなどの牛肉を購入したほうが無難です。
オージービーフがまずい・臭いときのよくある疑問

オージービーフがまずい・臭いと感じるときは、肉の種類、保存状態、下処理、焼き方によって原因が変わります。グラスフェッド特有の香りなら調理で目立ちにくくできる場合がありますが、酸っぱい臭いやぬめりがある場合は無理に食べないことが大切です。ここでは、オージービーフの臭いで迷いやすい疑問に短く答えます。
牛乳に漬けると臭みがやわらぐ場合はありますが、完全に消えるわけではありません。傷んだ肉には使わないでください。
酸っぱい臭いや腐敗臭でなければ、カレーやシチューなどの煮込み料理に回すと食べやすくなります。
冷凍そのものより、空気に触れた保存や解凍時のドリップで臭みが出やすくなります。小分けして密封し、冷蔵庫でゆっくり解凍しましょう。
草っぽい香りが苦手な人は、グラスフェッドよりグレインフェッドのほうが食べやすい場合があります。脂の入り方やドリップの量も一緒に確認しましょう。
オージービーフが「まずい」と感じる理由:まとめ

この記事では、「オージービーフが臭い・まずい」と感じる理由について、肉の特徴、香りの違い、保存状態、調理方法、好みの分かれ方に分けて解説しました。
オージービーフは、和牛や国産牛と同じ感覚で食べると、香りや食感の違いが目立ちやすい牛肉です。特にグラスフェッドのオージービーフは、牧草由来の草っぽい香りや赤身らしい鉄っぽさを感じることがあり、脂の甘みややわらかさに慣れている人ほど「臭い」「かたい」「まずい」と感じやすくなります。
ただし、オージービーフそのものが悪い肉というわけではありません。赤身が多く、肉本来の味をしっかり感じやすいからこそ、好みや調理方法によって評価が分かれやすい牛肉です。
特に重要なポイントは、次の通りです。
- オージービーフの臭みは、牧草由来の香りや赤身の風味が原因になることがある
- 和牛のような脂の甘さを期待すると、香りや食感の違いに違和感を覚えやすい
- 臭いに敏感な人、羊肉が苦手な人、レバーの鉄っぽさが苦手な人はまずいと感じやすい
- パックのまま長く置くとドリップが出やすくなり、臭みが目立つ原因になりやすい
- すぐ使わない分は新鮮なうちに小分け冷凍し、使う前は冷蔵庫でゆっくり解凍すると扱いやすい
- 焼く前にドリップを拭き取り、にんにく、こしょう、バター醤油、レモンなどを合わせると食べやすくなる
- 赤身肉は焼きすぎるとかたくなりやすいため、火入れと切り方が大切
- すき焼きやしゃぶしゃぶより、ステーキ、ローストビーフ、ガーリック炒めなどの食べ方と相性がよい
- 臭みが苦手な場合は、調理法での工夫や下処理をする。あるいはアメリカンビーフなどの牛肉を選ぶのも有効な方法です。
オージービーフをおいしく食べるコツは、和牛の代わりとして考えるのではなく、「赤身の旨味を楽しむ牛肉」として扱うことです。香りが気になる場合は下処理や味付けでカバーし、かたさが気になる場合は焼きすぎを避け、薄く切って食べると印象が変わります。
「オージービーフは臭いからまずい」と決めつける前に、肉の特徴を知り、保存方法や焼き方を少し工夫してみてください。選び方と調理のコツを押さえれば、オージービーフのさっぱりした赤身のおいしさを家庭でも楽しみやすくなります。

