秋が旬の魚介類一覧|9月・10月・11月のおすすめ魚介と美味しい食べ方
秋といえば「食欲の秋」。脂ののったサンマの塩焼き、ふっくら焼き上げた秋サケ、うま味たっぷりの戻りガツオなど、秋には食卓を彩る美味しい魚介類がたくさんあります。
でも、スーパーの魚売り場で「秋が旬の魚って、サンマ以外に何があるの?」と迷ったことはありませんか?
「9月・10月・11月で旬の魚は違う?」「刺身で食べるならどれ?」「家族が喜ぶ美味しい食べ方は?」「新鮮な魚介類はどう選べばいい?」など、意外と知らないことも多いですよね。
実は、秋に旬を迎えるのは魚だけではありません。イカやエビ、カニ、貝類なども含めると、秋ならではの味覚は実に多彩です。普段は手に取らない魚介類にも、この季節だからこそ味わいたい美味しさが隠れています。
この記事では、秋(9月・10月・11月)に旬を迎える魚介類を、あいうえお順でわかりやすく紹介します。
それぞれの旬の時期や味の特徴、おすすめ料理はもちろん、スーパーでの選び方や安全に食べるための注意点も解説。料理初心者の方でも、毎日の献立に取り入れやすい内容です。
旬の魚介類を知れば、いつもの買い物や料理がもっと楽しくなります。「今日は何を作ろう?」と迷ったときにも、きっと新しい発見があるはずです。
今年の秋は、旬の魚介類を上手に取り入れて、季節の美味しさをたっぷり楽しんでみませんか?
秋も魚介類が美味しい季節

「魚は冬が美味しい」というイメージがありますが、実は秋(9月・10月・11月)にも旬を迎える美味しい魚介類がたくさんあります。サンマや秋サケ、戻りガツオなど、秋ならではの味覚を楽しめる季節です。
秋は、脂ののった魚だけでなく、淡白な白身魚や甘みのあるイカ・エビなど、さまざまな魚介類が美味しい時期でもあります。
また、夏から引き続き旬を迎える魚もあれば、秋から冬にかけて美味しくなる魚介類もあります。同じ秋でも、9月と11月では楽しめる魚介類が少しずつ変わってくるのです。
ただし、魚介類の旬は、地域や海水温、漁の時期などによって異なります。同じ魚でも、産地によって美味しい時期が変わることがあります。
この記事では、東京都中央卸売市場の旬の食材情報や各地の水産関連資料を参考に、秋に旬を迎える魚介類を紹介しています。
旬の時期はあくまで目安として、毎日の献立や買い物の参考にしてください。
秋に旬を迎える代表的な魚介類

まずは、秋に旬を迎える代表的な魚介類を一覧で確認しましょう。旬の時期は地域や漁期によって前後しますが、9月・10月・11月に美味しく食べられる魚介類を知っておくと、スーパーや鮮魚店で選びやすくなります。
| 魚介類 | 旬の目安 | 味の特徴 | おすすめ料理 |
|---|---|---|---|
| アオリイカ | 9月〜11月 | 甘みがあり、ねっとりとした食感 | 刺身・天ぷら・塩焼き |
| カキ(マガキ) | 11月〜3月 | 濃厚なうま味とクリーミーな食感 | カキフライ・鍋・蒸しガキ |
| カツオ(戻りガツオ) | 9月〜10月 | 脂がのり、濃厚な味わい | たたき・刺身・竜田揚げ |
| カマス | 9月〜11月 | 淡白な白身で、上品なうま味 | 塩焼き・干物・フライ |
| カワハギ | 9月〜11月 | 淡白で弾力があり、肝も美味しい | 煮付け・鍋・唐揚げ |
| カンパチ | 9月〜11月 | ほどよい脂としっかりした歯ごたえ | 刺身・照り焼き・塩焼き |
| サクラエビ | 10月〜11月 | 香ばしさとエビの甘みが楽しめる | かき揚げ・炊き込みご飯 |
| サケ(秋サケ) | 9月〜11月 | 比較的さっぱりした味わい | 塩焼き・ムニエル・ちゃんちゃん焼き |
| サバ(マサバ) | 9月〜11月 | 脂ののった濃いうま味が楽しめる | 塩焼き・味噌煮・竜田揚げ |
| サンマ | 9月〜11月 | 脂のうま味と独特の風味がある | 塩焼き・蒲焼き・煮付け |
| シシャモ(本シシャモ) | 10月〜11月 | 身にうま味があり、卵の食感も楽しめる | 塩焼き・天ぷら・フライ |
| ホタテガイ | 10月〜11月(産地による) | 貝柱に甘みがあり、うま味が豊か | バター焼き・炊き込みご飯 |
| マハゼ | 9月〜11月 | クセが少なく、淡白で上品な白身 | 天ぷら・唐揚げ・甘露煮 |
上記以外の秋が旬の魚介類は、以下のリンクからご覧ください。
秋が旬の魚介類(ア行)
アオリイカ、アカムツ(ノドグロ)、アサリ、アマダイ(アカアマダイ)、アユ(落ち鮎)、アンコウ、イイダコ、イシガニ、イシガレイ、イセエビ、イナダ(ハマチ)、イボダイ(エボダイ)、ウルメイワシ

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 魚介名 | アオリイカ |
| 旬 | 9月・10月・11月 |
| 味の特徴 | 厚みのある身に甘みがあり、ねっとりした食感とほどよい歯ごたえを楽しめる。 |
| おすすめ料理 | 刺身、天ぷら、塩焼き、バター炒めなど |
| ポイント | 刺身で味わうなら、必ず生食用のものを選びましょう。加熱するときは火を通しすぎず、身のやわらかさを生かすと食べやすくなります。 |
沿岸の岩礁や藻場の周辺に生息するイカで、和歌山県では9月から11月を旬としています。胴の両側に幅広いひれがあり、刺身や天ぷらで親しまれています。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 魚介名 | アカムツ(ノドグロ) |
| 旬 | 9月・10月・11月 |
| 味の特徴 | 白身ながら脂のうま味が豊かで、口の中でほどけるようなやわらかさがある。 |
| おすすめ料理 | 塩焼き、煮付け、酒蒸し、炙りなど |
| ポイント | 脂のある白身魚なので、まずは塩焼きや煮付けなどシンプルな料理がおすすめです。うろこがはがれやすいため、下処理は丁寧に行いましょう。 |
口の奥が黒いことから「ノドグロ」とも呼ばれる深海性の魚です。地域によって旬に違いがあり、秋から冬の味覚としても知られています。煮付けや塩焼きでも楽しまれます。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 魚介名 | アサリ |
| 旬 | 9月・10月 |
| 味の特徴 | 貝ならではのうま味とほどよい塩気があり、加熱すると煮汁にも風味が広がる。 |
| おすすめ料理 | 味噌汁、酒蒸し、ボンゴレ、炊き込みご飯など |
| ポイント | 砂抜き済みかどうかを表示で確認しましょう。殻付きのものは、加熱しても開かない貝を無理に食べず、十分に火を通すことが大切です。 |
内湾の砂や泥の中にすむ身近な二枚貝です。春の印象が強いものの、北海道などでは9月・10月にも旬の魚介として紹介されています。酒蒸しや汁物に使われる身近な食材です。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 魚介名 | アマダイ(アカアマダイ) |
| 旬 | 9月・10月・11月 |
| 味の特徴 | きめ細かくやわらかな白身で、上品な甘みと淡い風味が特徴。 |
| おすすめ料理 | 若狭焼き、塩焼き、酒蒸し、干物など |
| ポイント | 身がやわらかく崩れやすいので、焼くときも蒸すときも丁寧に扱いましょう。皮目を生かした焼き物は、アマダイらしい味わいを楽しめます。 |
海底の砂泥地に巣穴をつくって暮らす魚です。赤みのある体色をしたアカアマダイは、秋から冬の旬の魚として紹介される地域もあります。塩焼きや蒸し物などで味わえます。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 魚介名 | アユ(落ち鮎) |
| 旬 | 9月・10月 |
| 味の特徴 | 若鮎とは違う季節感があり、独特の香りとほろ苦さを味わえる。 |
| おすすめ料理 | 塩焼き、甘露煮、煮浸しなど |
| ポイント | 秋のアユは「落ち鮎」とも呼ばれます。川魚なので生食は避け、塩焼きや甘露煮など中まで十分に火を通す料理で楽しみましょう。 |
秋に産卵のため川を下るアユを「落ち鮎」と呼びます。初夏の若鮎とは食べられる時期や楽しみ方が異なり、秋の川の味覚として親しまれています。塩焼きのほか甘露煮にも使われます。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 魚介名 | アンコウ |
| 旬 | 10月・11月 |
| 味の特徴 | 淡白な白身と、濃厚な味わいの肝が対照的。鍋物でうま味を楽しみやすい。 |
| おすすめ料理 | あんこう鍋、唐揚げ、味噌汁など |
| ポイント | 骨や皮、肝など部位によって食感が異なります。家庭では鍋用に下処理されたセットを選ぶと、手間を減らして調理できます。 |
大きな口と平たい体が目を引く海底の魚です。浜松市では10月から翌4月を漁獲時期としており、寒い季節の鍋料理に使われます。身だけでなく肝などの部位も料理に使われます。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 魚介名 | イイダコ |
| 旬 | 9月・10月・11月 |
| 味の特徴 | 小ぶりながらタコらしい歯ごたえがあり、噛むほどうま味を感じられる。 |
| おすすめ料理 | 煮付け、おでん、唐揚げ、炊き込みご飯など |
| ポイント | 丸ごと煮る料理が定番ですが、口や内臓などの下処理は必要です。家庭では処理済みの商品を使うと、煮付けなどを作りやすくなります。 |
浅い海の砂地にすむ小型のタコです。三重県漁連では秋の魚介として紹介され、甘辛い煮付けなどで親しまれています。丸ごと煮る料理がよく知られています。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 魚介名 | イシガニ |
| 旬 | 9月・10月・11月 |
| 味の特徴 | 小ぶりでもカニらしい風味があり、殻ごと煮るとうま味が汁に移る。 |
| おすすめ料理 | 味噌汁、茹でガニ、鍋物など |
| ポイント | 硬い殻や鋭い部分があるため、扱う際は手を傷つけないよう注意しましょう。身だけでなく、だしを生かす味噌汁にも向いています。 |
岩場や砂泥底に生息するワタリガニの仲間です。三重県漁連では秋が旬とされ、茹でガニや味噌汁などに使われています。殻を煮出した汁にも風味が広がります。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 魚介名 | イシガレイ |
| 旬 | 9月・10月・11月 |
| 味の特徴 | あっさりした白身で、加熱するとふんわりとした食感になる。 |
| おすすめ料理 | 煮付け、唐揚げ、ムニエル、塩焼きなど |
| ポイント | 丸ごとの魚は下処理が必要ですが、切り身なら家庭でも扱いやすくなります。淡白な身には煮付けやムニエルなどがよく合います。 |
砂泥底で暮らすカレイの仲間で、体の表面に硬い骨質の突起があります。三重県では秋の旬の魚として紹介されています。煮付けのほかムニエルにも使われます。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 魚介名 | イセエビ |
| 旬 | 9月・10月・11月 |
| 味の特徴 | 締まった身に弾力があり、加熱すると甘みとうま味を感じやすい。 |
| おすすめ料理 | 茹でエビ、鬼殻焼き、味噌汁、蒸し料理など |
| ポイント | 殻が硬く、とげもあるため、家庭では下処理済みのものが便利です。殻を利用した味噌汁も、イセエビの風味を楽しむ方法の一つです。 |
長い触角と硬い殻を持つ大型のエビです。地域ごとに漁期や漁獲規制が異なり、秋に水揚げが始まる産地もあります。殻や触角には鋭い部分も見られます。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 魚介名 | イナダ(ハマチ) |
| 旬 | 9月・10月・11月 |
| 味の特徴 | ブリの若い段階の魚で、脂が強すぎず、ほどよいうま味がある。 |
| おすすめ料理 | 照り焼き、塩焼き、竜田揚げ、刺身など |
| ポイント | ブリより小さな魚を指す呼び名ですが、地域によって名前が変わります。加熱用の切り身なら、照り焼きや竜田揚げに使いやすいでしょう。 |
イナダやハマチは、成長によって名前が変わるブリの若魚を指します。浜松市ではイナダの漁獲時期を9月から12月としています。照り焼きや塩焼きなどでも楽しめます。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 魚介名 | イボダイ(エボダイ) |
| 旬 | 9月・10月・11月 |
| 味の特徴 | やわらかく淡白な白身で、干物にすると風味が引き立つ。 |
| おすすめ料理 | 干物、塩焼き、煮付け、唐揚げなど |
| ポイント | 鮮魚だけでなく干物として見かけることもあります。身がやわらかいため、焼く場合は崩さないように返すときれいに仕上がります。 |
丸みのある体と銀白色の見た目が特徴の魚です。和歌山県では9月から11月が旬で、塩焼きや干物などに使われています。地方では「ウボゼ」とも呼ばれています。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 魚介名 | ウルメイワシ |
| 旬 | 10月・11月 |
| 味の特徴 | 青魚らしいうま味があり、干物にすると味が凝縮したように感じられる。 |
| おすすめ料理 | 丸干し、塩焼き、唐揚げ、つみれ汁など |
| ポイント | 小型のものは丸干しで見かけることが多い魚です。生のものを調理するときは傷みやすさに気を配り、購入後は冷やして早めに使いましょう。 |
目が大きく見えるのが特徴のイワシの仲間です。島根県では10月・11月にその年生まれの小型魚が多く水揚げされ、干物の「ウルメ上乾」などに加工されます。
秋が旬の魚介類(カ行)
カキ(マガキ)、カタクチイワシ、カツオ(戻りガツオ)、カマス、カワハギ、カンパチ、キンメダイ、クエ、クロソイ、ケンサキイカ、コウイカ、コノシロ(コハダ)

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 魚介名 | カキ(マガキ) |
| 旬 | 11月 |
| 味の特徴 | クリーミーな食感と濃いうま味があり、加熱料理にも風味が生きる。 |
| おすすめ料理 | カキフライ、鍋、グラタン、炊き込みご飯など |
| ポイント | 「生食用」と「加熱用」は鮮度の優劣ではありません。加熱用は生で食べず、中心までしっかり火を通して料理に使いましょう。 |
秋の終わりから冬にかけて旬を迎える代表的な貝です。生食用と加熱用では取り扱い基準が異なり、店頭の表示を確認して選ぶことが大切です。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 魚介名 | カタクチイワシ |
| 旬 | 9月・10月・11月 |
| 味の特徴 | 小魚ながらうま味があり、揚げ物や煮干しにすると風味を楽しめる。 |
| おすすめ料理 | 唐揚げ、南蛮漬け、つみれ汁、煮干しなど |
| ポイント | 小さな魚は丸ごと揚げる料理にも使えます。鮮魚を買った場合は鮮度管理に注意し、十分に加熱して食べるのがおすすめです。 |
口が大きく下あごが短いイワシの仲間です。稚魚はシラスとして利用され、成魚も煮干しや揚げ物などに使われています。海面近くを群れで泳ぐ習性もあります。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 魚介名 | カツオ(戻りガツオ) |
| 旬 | 9月・10月・11月 |
| 味の特徴 | 春の初ガツオと比べ、秋は脂のある濃い味わいを楽しめることがある。 |
| おすすめ料理 | たたき、竜田揚げ、角煮、刺身など |
| ポイント | 秋に南下するカツオは「戻りガツオ」と呼ばれます。刺身やたたきにする場合は生食用を選び、加熱用は竜田揚げなどに使いましょう。 |
黒潮に沿って回遊するカツオは、春と秋で呼び名が変わる魚です。秋に南下するものは「戻りガツオ」として親しまれています。たたきや刺身のほか煮物にも使われます。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 魚介名 | カマス |
| 旬 | 9月・10月・11月 |
| 味の特徴 | 淡白な白身に程よいうま味があり、焼くと香ばしさが引き立つ。 |
| おすすめ料理 | 塩焼き、干物、フライ、唐揚げなど |
| ポイント | 口に鋭い歯があるため、丸魚を下処理するときは注意しましょう。塩焼きや干物は、カマスらしい白身の風味を楽しみやすい食べ方です。 |
細長い体と大きな口を持つ魚です。和歌山県では9月から11月が旬とされ、塩焼きや干物として親しまれています。大きな口には鋭い歯が並んでいます。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 魚介名 | カワハギ |
| 旬 | 9月・10月・11月 |
| 味の特徴 | 上品で淡白な白身。肝は濃厚な味わいで、身との違いが楽しめる。 |
| おすすめ料理 | 煮付け、鍋、唐揚げ、刺身など |
| ポイント | 硬い皮は調理前にむく必要があります。丸魚が扱いにくければ、下処理済みのものを選ぶと煮付けや鍋に使いやすくなります。 |
厚い皮をはがして調理することから名付けられた魚です。浜松市では9月から12月に水揚げされる秋の魚として紹介されています。皮が厚く、調理前にはがして使います。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 魚介名 | カンパチ |
| 旬 | 9月・10月・11月 |
| 味の特徴 | 弾力のある身とすっきりしたうま味があり、脂ののり方は個体によって違う。 |
| おすすめ料理 | 刺身、照り焼き、塩焼き、あら煮など |
| ポイント | ブリと見た目が似ていますが別の魚です。刺身にする場合は生食用を選び、切り身は塩焼きや照り焼きでも楽しめます。 |
ブリの仲間に近い大型の回遊魚です。浜松市では7月から12月を漁獲時期としており、秋にも楽しめる魚の一つです。刺身だけでなく焼き物にも利用されます。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 魚介名 | キンメダイ |
| 旬 | 11月 |
| 味の特徴 | 脂のあるやわらかな白身で、煮付けにすると甘辛い味がよくなじむ。 |
| おすすめ料理 | 煮付け、塩焼き、しゃぶしゃぶ、酒蒸しなど |
| ポイント | 大きな目と赤い体色が特徴です。切り身で買えば下処理の負担が少なく、煮付けや酒蒸しなど家庭料理に取り入れやすくなります。 |
深い海で暮らす赤い魚で、地域によって漁期や旬が異なります。静岡県漁連では11月の魚として紹介され、伊豆周辺でも水揚げされます。煮付けがよく知られる食べ方です。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 魚介名 | クエ |
| 旬 | 10月・11月・12月 |
| 味の特徴 | 淡白な白身に脂のうま味があり、加熱するとしっとりした食感が楽しめる。 |
| おすすめ料理 | 鍋、刺身、あら炊き、唐揚げなど |
| ポイント | 大きな魚なので、家庭では切り身や鍋用のセットが便利です。骨や皮の周りも料理に使われますが、食べるときは小骨に注意しましょう。 |
大型になるハタの仲間で、和歌山県では10月から12月を旬としています。鍋料理で知られますが、刺身やあら炊きでも食べられています。大型になる個体もいる高級白身魚です。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 魚介名 | クロソイ |
| 旬 | 10月・11月 |
| 味の特徴 | クセの少ない白身で、煮付けや汁物にすると魚のうま味を味わいやすい。 |
| おすすめ料理 | 煮付け、唐揚げ、味噌汁、塩焼きなど |
| ポイント | 頭や骨のまわりも料理に使えますが、ひれのとげや小骨に注意が必要です。下処理済みの切り身なら家庭でも扱いやすくなります。 |
岩礁や海藻の多い場所に生息する魚です。三重県漁連では秋から冬にも旬を迎える魚として紹介されています。煮付けや唐揚げなどに利用されます。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 魚介名 | ケンサキイカ |
| 旬 | 9月・10月・11月 |
| 味の特徴 | やわらかな身に甘みがあり、加熱してもイカらしい風味が楽しめる。 |
| おすすめ料理 | 刺身、天ぷら、煮付け、炒め物など |
| ポイント | 地域によって呼び名や水揚げの時期が異なります。丸ごと買う場合は内臓や軟骨を取り除き、食べやすい大きさに切って調理しましょう。 |
細長い胴をしたイカで、刺身や煮付けなどに利用されます。三重県漁連では春・夏・秋に旬のある魚介として紹介されています。刺身のほか煮付けなどにも使われます。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 魚介名 | コウイカ |
| 旬 | 9月・10月・11月 |
| 味の特徴 | 厚みのある身が特徴で、やわらかさと適度な歯ごたえを楽しめる。 |
| おすすめ料理 | 天ぷら、炒め物、イカ焼き、刺身など |
| ポイント | 背中に硬い甲を持つイカです。丸のままでは墨袋や甲の処理が必要なので、初めてなら下処理済みの商品を選ぶと便利です。 |
海底近くの砂泥地にすむイカで、背中に貝殻由来の硬い甲があります。三重県漁連では秋の旬の魚介として紹介されています。厚みのある身は天ぷらでも楽しまれます。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 魚介名 | コノシロ(コハダ) |
| 旬 | 9月・10月・11月 |
| 味の特徴 | うま味のある青魚で、酢締めにすると独特の風味が楽しめる。 |
| おすすめ料理 | 酢締め、寿司、塩焼き、唐揚げなど |
| ポイント | 小型のコノシロは「コハダ」と呼ばれ、寿司だねで知られます。小骨が多いため、家庭では塩焼きや唐揚げなども選択肢になります。 |
内湾や河口近くにも生息するニシンの仲間です。成長段階によってコハダなどと呼ばれ、酢締めの寿司だねとして利用されています。内湾の比較的浅い海にも生息しています。
秋が旬の魚介類(サ行)
サクラエビ、サケ(秋サケ)、サバ(マサバ)、サワラ、サンマ、シシャモ(本シシャモ)、シバエビ、スケトウダラ、スルメイカ、ズワイガニ

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 魚介名 | サクラエビ |
| 旬 | 10月・11月・12月 |
| 味の特徴 | 小さくてもエビ特有の香りとうま味があり、揚げると香ばしくなる。 |
| おすすめ料理 | かき揚げ、炊き込みご飯、炒め物、汁物など |
| ポイント | 秋漁は静岡県の駿河湾で行われます。生鮮品が手に入らないときは、釜揚げや乾燥品を使っても料理に取り入れられます。 |
透き通った桜色の体をした小さなエビです。駿河湾では春と秋に漁期があり、秋漁は例年10月下旬から12月下旬に行われます。かき揚げなど静岡の郷土料理にも使われます。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 魚介名 | サケ(秋サケ) |
| 旬 | 9月・10月・11月 |
| 味の特徴 | 淡いピンク色の身で、あっさりした味わい。焼き物や汁物に使いやすい。 |
| おすすめ料理 | 塩焼き、ちゃんちゃん焼き、石狩鍋、ムニエルなど |
| ポイント | 秋サケは産卵のため戻ってくるシロザケを指します。一般の生サケは刺身用とは限らないため、家庭では加熱料理に使いましょう。 |
北海道などで秋に水揚げされるシロザケは「秋サケ」と呼ばれます。焼き物のほか、野菜と一緒に煮る石狩鍋などでも親しまれています。産地の食卓を支える身近な魚の一つです。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 魚介名 | サバ(マサバ) |
| 旬 | 9月・10月・11月 |
| 味の特徴 | 秋は脂がのった個体が多く、青魚らしい濃いうま味を楽しめる。 |
| おすすめ料理 | 味噌煮、塩焼き、竜田揚げ、しめサバなど |
| ポイント | 生のサバにはアニサキスなどの食中毒リスクがあります。家庭では十分な加熱が基本で、酢で締めるだけではアニサキス対策になりません。 |
マサバとゴマサバがよく知られますが、「秋サバ」といえば主にマサバです。和歌山県では9月から11月が旬とされています。塩焼きや味噌煮などで親しまれています。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 魚介名 | サワラ |
| 旬 | 9月・10月・11月 |
| 味の特徴 | くせの少ない白身で、やわらかな身にほどよいうま味がある。 |
| おすすめ料理 | 西京焼き、塩焼き、照り焼き、ムニエルなど |
| ポイント | 身が崩れやすいため、切り身を焼くときは必要以上に動かさないのがコツです。西京焼きや照り焼きなど味を付ける料理とも相性がよい魚です。 |
漢字では「鰆」と書きますが、春だけが旬とは限りません。地域によって秋にも旬を迎え、三重県でも秋の魚として紹介されています。西京焼きや照り焼きにも向いています。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 魚介名 | サンマ |
| 旬 | 9月・10月・11月 |
| 味の特徴 | 濃いうま味と青魚らしい風味があり、塩焼きにすると香ばしさが際立つ。 |
| おすすめ料理 | 塩焼き、蒲焼き、竜田揚げ、炊き込みご飯など |
| ポイント | 秋の定番の魚ですが、脂ののりは漁場や個体で変わります。塩焼きでは内臓を残す調理法もありますが、好みに合わせて処理しましょう。 |
「秋刀魚」と書くように、秋を代表する回遊魚です。日本の周辺を移動し、秋の食卓では塩焼きなどで親しまれています。細長い銀色の体が目を引きます。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 魚介名 | シシャモ(本シシャモ) |
| 旬 | 10月・11月 |
| 味の特徴 | 小ぶりな身にうま味があり、焼くと皮の香ばしさも楽しめる。 |
| おすすめ料理 | 塩焼き、唐揚げ、南蛮漬けなど |
| ポイント | 本シシャモは、一般に「子持ちシシャモ」として売られるカラフトシシャモとは別種です。購入時は商品名や原材料表示を確認しましょう。 |
北海道の一部河川で産卵する魚で、秋に漁獲されます。旬の時期には雄と雌それぞれの味わいを楽しむ食文化があります。塩焼きなどで丸ごと食べられる魚です。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 魚介名 | シバエビ |
| 旬 | 9月・10月・11月 |
| 味の特徴 | やわらかな身に甘みがあり、小型でもエビの風味を楽しめる。 |
| おすすめ料理 | かき揚げ、唐揚げ、炒め物、天ぷらなど |
| ポイント | 小ぶりなエビなので、衣を薄く付けた揚げ物にも向いています。殻をむく必要がある場合は、料理に合わせて下処理しましょう。 |
沿岸の砂泥底にすむ小型のエビです。三重県漁連では秋の旬の魚介として紹介され、かき揚げなどの料理に使われています。小さな身はかき揚げに使われます。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 魚介名 | スケトウダラ |
| 旬 | 9月・10月・11月 |
| 味の特徴 | クセの少ない白身で、煮物や汁物にするとやわらかく仕上がる。 |
| おすすめ料理 | 鍋、煮付け、フライ、汁物など |
| ポイント | 練り製品の原料としても知られる魚です。生の切り身は崩れやすいため、煮るときは強くかき混ぜずに仕上げると扱いやすくなります。 |
北の海に多く分布するタラの仲間です。北海道の旬カレンダーでは秋の月にも登場し、鍋や汁物などに利用されています。すり身の原料にも利用されています。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 魚介名 | スルメイカ |
| 旬 | 9月・10月・11月 |
| 味の特徴 | イカらしい歯ごたえとうま味があり、焼くと香りが立つ。 |
| おすすめ料理 | イカ焼き、煮付け、炒め物、塩辛など |
| ポイント | 身と足を分け、内臓や軟骨を取り除いて調理します。塩辛など非加熱の加工は衛生管理が重要なので、家庭では加熱料理が手軽です。 |
日本近海を広く回遊するイカで、北海道などでは秋にも漁獲されます。するめや塩辛の原料としても利用されます。焼き物や煮付けにも幅広く使われます。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 魚介名 | ズワイガニ |
| 旬 | 11月 |
| 味の特徴 | 繊細な身に甘みとうま味があり、茹でると香りも楽しめる。 |
| おすすめ料理 | 茹でガニ、鍋、カニ飯、雑炊など |
| ポイント | 日本海側では11月に漁が始まる地域があります。生のものと茹で済みのものでは調理方法が違うため、購入時に表示を確認しましょう。 |
冬の味覚として知られるカニですが、一部の産地では11月から旬の季節が始まります。雄と雌で呼び名が異なる地域もあります。茹でた身は鍋や炊き込みご飯にも使えます。
秋が旬の魚介類(タ行)
タチウオ、トビウオ、トラフグ

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 魚介名 | タチウオ |
| 旬 | 9月・10月 |
| 味の特徴 | ふっくらした白身で、脂のある個体はしっとりした口当たりになる。 |
| おすすめ料理 | 塩焼き、煮付け、ムニエル、唐揚げなど |
| ポイント | 細長い体で、身がやわらかい魚です。三枚おろしが難しい場合は、切り身を買って塩焼きやムニエルにすると便利です。 |
銀色の細長い体が刀に似ている魚です。静岡県漁連では10月の旬の魚として紹介され、焼き物や揚げ物、蒸し物に使われます。細長い魚体にうろこがないのも特徴です。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 魚介名 | トビウオ |
| 旬 | 9月・10月・11月 |
| 味の特徴 | さっぱりした白身で、加熱しても軽やかな味わい。 |
| おすすめ料理 | 塩焼き、たたき、天ぷら、すり身汁など |
| ポイント | 小骨が多いため、食べるときは注意が必要です。家庭ではすり身やたたきなどにすると、料理に取り入れやすくなります。 |
大きな胸びれを広げて海面上を滑空する魚です。和歌山県の串本周辺では、9月から11月が旬とされています。白身は淡白で、すり身にも使われます。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 魚介名 | トラフグ |
| 旬 | 11月 |
| 味の特徴 | 淡白ながらうま味のある白身で、しっかりした食感を楽しめる。 |
| おすすめ料理 | てっちり、唐揚げ、てっさなど |
| ポイント | フグは種類や部位によって毒があり、家庭での素人調理は危険です。必ず適切に処理された商品を選び、表示に従って料理しましょう。 |
高級魚として知られるフグの一種で、秋の終わりから冬にかけて食べられます。安全な流通には専門の処理が欠かせません。安全に処理されたものだけを食べましょう。
秋が旬の魚介類(ナ行)
ニギス、ノコギリガザミ

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 魚介名 | ニギス |
| 旬 | 9月・10月・11月 |
| 味の特徴 | やわらかく淡白な白身で、揚げ物や干物にすると風味が楽しめる。 |
| おすすめ料理 | 唐揚げ、天ぷら、干物、煮付けなど |
| ポイント | 名前に「キス」が付きますが、シロギスとは別の仲間です。小骨が気になる場合は、開いたものを選ぶと揚げ物に使いやすくなります。 |
細長く銀色がかった体の魚で、深めの海に生息します。島根県では9月ごろからまとまって漁獲され、干物やフライとして食べられています。身はやわらかく、干物にも使われます。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 魚介名 | ノコギリガザミ |
| 旬 | 9月・10月・11月 |
| 味の特徴 | 身のうま味が濃く、蒸したり茹でたりするとカニの甘みが楽しめる。 |
| おすすめ料理 | 蒸しガニ、茹でガニ、味噌汁など |
| ポイント | 大きなはさみを持つため、扱う際は十分注意しましょう。浜名湖では「ドーマン」とも呼ばれ、茹でガニや蒸しガニで食べられます。 |
河口や内湾の泥底などに生息する大型のカニです。浜名湖では4月から11月が旬の時期とされ、地域ならではの味覚として知られています。大きなはさみを持つのも特徴です。
秋が旬の魚介類(ハ行)
ハタハタ、ハモ、ヒラメ、ベニズワイガニ、ホタテガイ、ホッケ

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 魚介名 | ハタハタ |
| 旬 | 10月・11月・12月 |
| 味の特徴 | クセの少ない淡白な白身。卵を持つものは独特の食感も楽しめる。 |
| おすすめ料理 | しょっつる鍋、塩焼き、煮付け、唐揚げなど |
| ポイント | 秋田県では秋から初冬に旬を迎えます。鍋や塩焼きが定番ですが、卵の有無で食感が変わるため、好みに合わせて選べます。 |
秋田県の県魚として知られ、10月から12月を旬としています。11月下旬からは産卵のため岸に近づく「季節ハタハタ」も話題になります。しょっつる鍋にも欠かせない魚です。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 魚介名 | ハモ |
| 旬 | 9月・10月 |
| 味の特徴 | 淡白で上品な白身にうま味があり、湯引きなどで食感を楽しめる。 |
| おすすめ料理 | 湯引き、天ぷら、鍋、照り焼きなど |
| ポイント | 小骨が非常に多いため、骨切りが欠かせない魚です。家庭では骨切り済みを選ぶと、湯引きや天ぷらなどを作りやすくなります。 |
夏の京料理で知られますが、秋にも味わわれる地域があります。細長い体に鋭い歯を持ち、専門的な骨切りをして料理する魚です。京都などの料理文化とも結びついています。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 魚介名 | ヒラメ |
| 旬 | 11月 |
| 味の特徴 | 上品で淡白な白身で、加熱するとふっくらとした食感になる。 |
| おすすめ料理 | ムニエル、煮付け、フライ、刺身など |
| ポイント | 刺身で食べるときは生食用の商品を選びましょう。加熱用の切り身なら、ムニエルやフライなど家庭料理に使いやすくなります。 |
砂泥底に潜んで暮らす平たい魚です。寒くなる時期に旬を迎える産地があり、浜松市でも秋の魚として紹介されています。白身は煮付けやムニエルにも使えます。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 魚介名 | ベニズワイガニ |
| 旬 | 9月・10月・11月 |
| 味の特徴 | 細い脚の身に甘みがあり、茹でるとカニの香りとうま味が広がる。 |
| おすすめ料理 | 茹でガニ、カニ飯、サラダ、汁物など |
| ポイント | 鮮やかな赤い殻が特徴です。茹で済みの商品も多いので、購入時に調理済みかどうか確認すると食べ方を選びやすくなります。 |
深い海に生息するカニで、日本海側などで水揚げされます。漁期が9月から始まる産地もあり、秋の味覚として親しまれています。赤い殻と細長い脚が特徴です。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 魚介名 | ホタテガイ |
| 旬 | 10月・11月 |
| 味の特徴 | 貝柱にやさしい甘みがあり、加熱するとぷりっとした食感が楽しめる。 |
| おすすめ料理 | バター焼き、炊き込みご飯、フライ、スープなど |
| ポイント | 貝柱だけでなく、ひもなどを料理に使うこともあります。生食する場合は可食部や生食用表示を確認し、内臓部分を安易に食べないようにしましょう。 |
北海道や東北地方などで水揚げ・養殖される大型の二枚貝です。旬や出荷の盛んな時期は産地・養殖方法によって異なります。貝柱はバター焼きなどでも楽しまれます。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 魚介名 | ホッケ |
| 旬 | 10月・11月 |
| 味の特徴 | 白身にうま味があり、干物にすると香ばしさとほどよい塩気が楽しめる。 |
| おすすめ料理 | 開き干し、塩焼き、フライ、つみれ汁など |
| ポイント | スーパーでは開き干しで見かける機会が多い魚です。生のものが手に入れば、煮付けやフライなど干物以外の料理にも使えます。 |
北海道の沿岸に広く生息する魚で、産地によって漁獲時期が異なります。開き干しだけでなく、煮付けや汁物にも使われます。北海道では成長に応じた呼び名もあります。
秋が旬の魚介類(マ行)
マアジ、マイワシ、マコガレイ、マダコ、マハゼ、メヒカリ、モクズガニ

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 魚介名 | マアジ |
| 旬 | 9月 |
| 味の特徴 | ほどよいうま味があり、刺身から揚げ物まで幅広く使える。 |
| おすすめ料理 | 塩焼き、アジフライ、なめろう、南蛮漬けなど |
| ポイント | 夏が代表的な旬ですが、浜松市の水揚げ時期には9月も含まれます。秋の料理では塩焼きやアジフライなどに使いやすい魚です。 |
日本各地の沿岸で漁獲される身近な青魚です。夏が旬とされる地域もありますが、静岡県漁連では9月の旬の魚として紹介しています。焼き物やフライなどに利用されます。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 魚介名 | マイワシ |
| 旬 | 9月・10月・11月 |
| 味の特徴 | 脂のある個体は濃い味わいで、焼き物や煮物にうま味が出る。 |
| おすすめ料理 | 塩焼き、梅煮、蒲焼き、つみれ汁など |
| ポイント | 傷みやすい青魚なので、買い物の最後に購入して冷やして持ち帰りましょう。加熱用は生で食べず、煮物や焼き物に使うのが安心です。 |
体側に黒い点が並ぶこともあるイワシの仲間です。旬の時期は海域や群れによって異なり、秋にも水揚げされる地域があります。梅煮やつみれ汁などに使われます。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 魚介名 | マコガレイ |
| 旬 | 9月・10月・11月 |
| 味の特徴 | あっさりした白身で、煮付けるとやわらかな食感が楽しめる。 |
| おすすめ料理 | 煮付け、唐揚げ、ムニエル、塩焼きなど |
| ポイント | 夏から秋に旬が続く地域もあります。丸魚ではぬめりや内臓の処理が必要なので、下処理済みのものを選ぶと手軽に使えます。 |
海底の砂泥地で暮らすカレイの仲間です。浜松市ではマコガレイの旬を初夏から晩秋までと紹介しています。煮付けやムニエルにも利用されます。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 魚介名 | マダコ |
| 旬 | 9月・10月・11月 |
| 味の特徴 | 噛むほどにうま味が広がり、しっかりした歯ごたえが楽しめる。 |
| おすすめ料理 | 酢の物、たこ飯、唐揚げ、やわらか煮など |
| ポイント | 茹でダコを買えば、下処理せずに料理へ使いやすくなります。刺身用と加熱用は商品表示で区別し、用途に合ったものを選びましょう。 |
岩礁などに生息する身近なタコです。浜名湖では9月から11月によく水揚げされ、たこ飯や煮物などにも利用されています。酢の物や煮物にも広く使われます。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 魚介名 | マハゼ |
| 旬 | 9月・10月・11月 |
| 味の特徴 | 淡白で繊細な白身。天ぷらにするとふんわりした食感になる。 |
| おすすめ料理 | 天ぷら、唐揚げ、甘露煮、塩焼きなど |
| ポイント | 小ぶりな魚は下処理に少し手間がかかります。初めて調理する場合は、開きにしたものを選ぶと天ぷらを作りやすくなります。 |
河口や浅い湾内などに生息する魚です。浜松市では秋から冬を旬と紹介しており、天ぷらや甘露煮などで親しまれています。河口や浅い湾内などで暮らしています。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 魚介名 | メヒカリ |
| 旬 | 9月・10月・11月 |
| 味の特徴 | やわらかな白身で、脂のある個体は揚げるとふっくら仕上がる。 |
| おすすめ料理 | 唐揚げ、天ぷら、干物、塩焼きなど |
| ポイント | 小ぶりな魚なので、唐揚げや干物に使われます。家庭では下処理済みのものを選ぶと、揚げ物にも取り入れやすいでしょう。 |
目が青緑色に光って見える深海魚です。浜松市では9月から春にかけて漁獲され、唐揚げや干物などとして利用されています。小ぶりな魚は唐揚げにも向いています。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 魚介名 | モクズガニ |
| 旬 | 9月・10月・11月 |
| 味の特徴 | 濃厚なカニの風味があり、蒸したり茹でたりして味わう。 |
| おすすめ料理 | 蒸しガニ、茹でガニ、味噌汁など |
| ポイント | 川で暮らすカニで、寄生虫の危険があるため生食は避けましょう。泥や汚れを落とし、中心まで十分に加熱して食べることが重要です。 |
はさみに藻のような毛が生えているのが特徴です。成長すると川や河口で暮らし、三重県漁連では秋が旬と紹介しています。生食は避け、必ず十分加熱しましょう。
秋が旬の魚介類(ワ行)
ワカサギ、ワタリガニ(ガザミ)

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 魚介名 | ワカサギ |
| 旬 | 11月 |
| 味の特徴 | やわらかな身と淡白な味わいで、小魚らしい食感を楽しめる。 |
| おすすめ料理 | 天ぷら、唐揚げ、南蛮漬け、佃煮など |
| ポイント | 小型のものは丸ごと揚げる料理に向いています。淡水や汽水にすむ魚なので、生食せず十分に加熱して食べましょう。 |
湖や河川などで漁獲される小型の魚です。神奈川県の芦ノ湖では11月ごろに最盛期を迎え、甘露煮やフライなどで親しまれています。小型のものは丸ごと調理されます。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 魚介名 | ワタリガニ(ガザミ) |
| 旬 | 11月・12月・1月 |
| 味の特徴 | 身にカニらしい甘みとうま味があり、煮汁にも風味が出る。 |
| おすすめ料理 | 茹でガニ、蒸しガニ、味噌汁、パスタなど |
| ポイント | 幅の広い甲羅と脚が特徴のカニです。殻が硬いので食べるときは注意し、味噌汁やパスタでは殻から出る風味も楽しみましょう。 |
浅い海の砂泥底に生息するカニで、ガザミとも呼ばれます。岡山県の寄島町漁協では11月から翌1月が旬とされ、秋から冬にかけて味わえます。茹でガニや味噌汁でも親しまれています。
スーパーで秋の魚介類を選ぶときのポイント

スーパーで秋の魚介類を選ぶときは、魚介類の種類ごとに見る場所を変えることが大切です。丸魚は目・エラ・腹、切り身は身のツヤ・血合い、パック入りはドリップを確認すると、鮮度の目安をつかみやすくなります。
秋はサンマや秋サケ、戻りガツオなどが店頭に並ぶ季節ですが、9月は残暑が厳しい日もあります。気温が下がる10月・11月も油断せず、表示や保存状態を確認して選びましょう。購入後は保冷して早めに持ち帰ることが大切です。
なお、見た目がよくても生食できるとは限りません。刺身にするときは生食用の表示を確認し、異臭など傷みが疑われる魚介類は加熱用に回さず、食べないようにしましょう。詳しくは農林水産省の食中毒予防のポイントでも紹介されています。
丸魚は目・エラ・腹を見る

丸ごとの魚を選ぶときは、目・エラ・腹の3か所を確認しましょう。
サンマやサバなどを1尾で買う場合は、魚全体の状態が見えるため、鮮度の目安を確かめやすくなります。「目が澄んでいるか」「エラが赤みを保っているか」「腹にハリがあるか」を見ると選びやすいでしょう。
鮮度が落ちると、目が濁ったり、エラの色がくすんだり、腹のハリが弱くなったりすることがあります。ただし、見た目は魚の種類や取り扱い方でも変わるため、ひとつの特徴だけで判断しないことが大切です。
秋でも買い物中や持ち帰り中の温度管理は欠かせません。丸魚を買ったら保冷し、帰宅後は表示に従って冷蔵するか、必要に応じて早めに下処理しましょう。農林水産省の魚選びのコツも参考になります。
| 見る場所 | よい状態の目安 | 避けたい状態の目安 |
|---|---|---|
| 目 | 澄んでいて、みずみずしい | 強く濁っている、くぼんでいる |
| エラ | 赤みがあり、極端にくすんでいない | 茶色っぽい、黒ずみが強い |
| 腹 | ハリがあり、破れていない | やわらかく崩れている、汁が出ている |
| 体表 | ツヤがあり、乾燥していない | 乾いている、傷みや変色が目立つ |
| におい | 不快なにおいがない | 酸っぱいにおいや腐敗臭がある |
丸魚は、目・エラ・腹を中心に全体の状態を確認しましょう。秋でも常温で長く持ち歩かず、購入後は冷やして持ち帰ることが大切です。
切り身は身のツヤ・血合いを見る

切り身を選ぶときは、身のツヤと血合いの色を確認しましょう。
切り身は頭や内臓がないため、丸魚のように目やエラを見て選ぶことができません。その代わりに、表面が乾いていないか、血合いが極端に黒ずんでいないか、身の形が崩れていないかを確認します。
秋に店頭で見かけるサケやサバ、カンパチなどは、もともとの身の色が違います。サケなら身のハリ、サバなら皮や身のツヤなど、それぞれの特徴に合わせて見ると選びやすくなります。
血合いの色や身のツヤは鮮度を考える手がかりですが、色だけで安全性を判断することはできません。消費期限や保存温度、用途表示も一緒に確認しましょう。
| 魚の種類 | 見るポイント | よい状態の目安 |
|---|---|---|
| 白身魚 | 身のツヤ・形 | 表面がしっとりし、形が崩れていない |
| カツオなどの赤身魚 | 赤身の色・ツヤ | 不自然な変色が少なく、ツヤがある |
| サケ | 身のハリ・切り口 | 身がだれておらず、切り口がきれい |
| サバなどの青魚 | 皮や身のツヤ・血合い | 乾燥や強い黒ずみが目立たない |
切り身は、色・ツヤ・形を合わせて見るのがポイントです。乾燥や強い変色、身崩れが気になるものは無理に選ばず、状態のよいものを購入しましょう。
パックに入っているものはドリップを見る

パック入りの魚介類を選ぶときは、トレーの底にドリップが多く出ていないか確認しましょう。
ドリップとは、魚介類の身から出てくる水分のことです。ドリップの量が多い場合は、品質が変化していたり、解凍によって水分が出たりしている可能性があります。ただし、ドリップの量だけでは鮮度や安全性は判断できません。
サンマやサバ、秋サケなどをパックで買うときも、水分の量に加え、身のツヤ、包装の破れ、消費期限、保存状態を確かめてください。
魚介類のドリップがほかの食品に付着しないようにすることも大切です。農林水産省の冷蔵庫の使い方でも、汁漏れによる汚染への注意が呼びかけられています。
| パック内の状態 | 判断の目安 | 選ぶときのポイント |
|---|---|---|
| ドリップが少ない | 身から出た水分が少ない状態 | 身のツヤや表示も確認する |
| 赤っぽい水分が多い | 身から水分が出ている可能性がある | ほかの商品と比べ、気になる場合は避ける |
| 濁った水分が多い | 品質が変化している可能性がある | 購入を避けるか、売り場で確認する |
| パック内が乾いている | 表面が乾燥している場合がある | 身のツヤと切り口を確認する |
| パックが破れている | 汁漏れや汚染につながるおそれがある | 破損していない商品を選ぶ |
パック入りの魚介類は、ドリップの量だけでなく、包装や表示も合わせて確認しましょう。購入後はほかの食品に汁が付かないよう袋を分け、早めに冷蔵してください。
甲殻類は色・乾燥を見る

エビやカニなどの甲殻類は、殻の色や表面の乾燥、においを確認しましょう。
秋にはシバエビやイセエビ、ワタリガニなど、さまざまな甲殻類が出回ります。頭付きのエビなら頭や殻の状態、カニなら脚や甲羅の状態を見て選ぶとわかりやすいです。
エビやカニには、保存中に黒っぽく変色するものもあります。黒変だけで腐敗と決めつけることはできませんが、強い異臭や身崩れがある場合は購入を避けましょう。生鮮品とゆでた商品では見た目が違うため、それぞれに合った確認が必要です。
気温が下がる秋でも、生鮮のエビやカニは保冷して持ち帰りましょう。刺身用として販売されていないものは、生で食べず、商品表示に従って調理してください。
| 甲殻類 | 見るポイント | 避けたい状態の目安 |
|---|---|---|
| シバエビ | 殻のツヤ・頭の状態 | 強い変色や異臭、身崩れがある |
| イセエビ | 殻・脚・触角の状態 | 損傷や乾燥が目立ち、異臭がある |
| ワタリガニ | 甲羅・脚・におい | 身崩れや強い異臭がある |
| ベニズワイガニ | 脚の状態・表示 | 破損や汁漏れ、異臭が目立つ |
| ゆでエビ・ゆでガニ | 包装・水分・におい | ぬめりや異臭、包装の破損がある |
甲殻類は、色だけに頼らず、乾燥や身の状態、におい、表示を合わせて確認することが大切です。冷凍品やボイル品は、特に保存方法と期限を確かめましょう。
貝類は生きているか・表示を確認する

殻付きの貝類を選ぶときは、種類に応じて殻の状態や表示を確認しましょう。
秋から冬にかけて店頭に並ぶカキのほか、アサリやホタテガイなども販売されています。生きたまま売られているアサリなどは、殻の割れが少なく、刺激に反応するかどうかが状態を知る目安になります。
ただし、カキやむき身のホタテガイなどは、殻の動きでは判断できません。パックの破損、消費期限、保存方法に加え、「生食用」「加熱用」といった表示を必ず確認しましょう。
生きていることや見た目が新鮮なことは、生食の安全性を保証しません。 とくにカキなどの二枚貝は、加熱用を生で食べないことが重要です。農林水産省の生食に関する注意や厚生労働省の二枚貝の加熱に関する案内も参考にしてください。
| 貝の種類 | 見るポイント | 選ぶときの目安 |
|---|---|---|
| アサリ(殻付き) | 殻の割れ・反応・におい | 割れが少なく、刺激に反応する |
| ホタテガイ(活・殻付き) | 殻の状態・反応 | 殻が破損しておらず、反応がある |
| ホタテガイ(むき身) | 身の状態・表示 | 身崩れが少なく、用途表示が明確 |
| カキ(むき身) | 生食用・加熱用の表示・期限 | 用途表示と保存方法を確認できる |
| カキ(殻付き) | 殻の破損・表示・におい | 殻に大きな破損がなく、用途が確認できる |
貝類は、殻の状態だけでなく用途表示を確認して選びましょう。加熱用の二枚貝は中心まで十分に火を通し、生食用でも表示された保存方法と期限を守ることが大切です。
イカ・タコは色と身のハリを確認する

イカやタコを選ぶときは、身のツヤやハリ、表面の状態を確認しましょう。
秋にはアオリイカ、スルメイカ、ケンサキイカ、コウイカ、マダコなどが旬の候補になります。丸ごとのイカは胴のハリや表面のツヤ、タコは身の締まりやにおいなどが選ぶときの目安です。
イカは種類や状態によって透明感や色合いが異なり、鮮度だけで色が決まるわけではありません。時間の経過や取り扱いによっても外観は変わるため、身のハリや異臭の有無、消費期限などを合わせて確認しましょう。
冷凍イカやゆでダコは、生鮮品とは色や質感が異なります。見た目だけで判断せず、用途表示と保存方法を優先してください。
| 魚介類 | 見るポイント | よい状態の目安 |
|---|---|---|
| アオリイカ | 胴のハリ・ツヤ | 身がだれておらず、表面が乾いていない |
| スルメイカ | 胴のハリ・目の状態 | ツヤがあり、身崩れが少ない |
| ケンサキイカ | 身のツヤ・ハリ | 表面がしっとりし、形が整っている |
| コウイカ | 胴の状態・におい | 乾燥や身崩れ、異臭が目立たない |
| マダコ・ゆでダコ | 身の締まり・包装・におい | 身にハリがあり、異臭がない |
イカやタコは、ツヤ・ハリ・においを組み合わせて選びましょう。刺身にする場合は、生食用として販売されているかを確認し、加熱用の商品は表示に従って調理してください。
秋の魚介類を食べるときの注意点

秋の魚介類は、刺身や塩焼き、煮付け、鍋料理などでおいしく楽しめます。ただし、秋だからといって、魚介類の鮮度や温度管理に気を配らなくてよいわけではありません。
9月は残暑が続くこともあり、10月・11月も買い物中や持ち帰りの温度管理が大切です。魚介類を安全に食べるためには、「生食できる表示があるか」「アニサキス対策ができているか」「購入後に適切に保存できるか」を確認しましょう。
特にサンマやサバ、秋サケ、イカなどを刺身で食べるときは、見た目の新鮮さだけで安全性を判断できません。また、カキなどの貝類も、生食用と加熱用の表示を確かめることが重要です。
用途が分からない魚介類は自己判断で生食せず、表示や売り場の案内に従ってください。異臭など傷みが疑われるものは、加熱すれば安全になると考えず、食べないようにしましょう。
生食は「刺身用」「生食用」表示を確認する

魚介類を生で食べる場合は、まず「刺身用」「生食用」などの表示を確認しましょう。
スーパーに並ぶ魚介類は、見た目がきれいでも、すべてが生で食べられるわけではありません。たとえば秋のサンマやカツオ、イカを刺身にする場合も、生食向けに販売されているものを選ぶことが大切です。
農林水産省「新鮮なものは生で食べても大丈夫?」では、切り身やむき身の魚介類について、生食用の場合は「生食用」「刺身用」などの表示があると説明しています。生食用である旨の記載がないものは、生で食べず加熱しましょう。
特にカキは、見た目では生食用か加熱用かを判別できません。秋から冬にかけてカキを購入する場合も、必ず用途表示を確認してください。農林水産省「生食用牡蠣と加熱用牡蠣の違い」でも、その区別が説明されています。
| 表示 | 食べ方の目安 | 注意点 |
|---|---|---|
| 刺身用 | 刺身、たたき、寿司など | 保存温度と消費期限を守り、早めに食べる |
| 生食用 | 刺身、カルパッチョなど | 生食用でも食中毒のリスクはゼロではない |
| 加熱用 | 塩焼き、フライ、煮付けなど | 生では食べず、十分に加熱する |
| 表示なし | 自己判断で生食しない | 用途が分からなければ売り場で確認する |
「新鮮そうだから刺身にできる」と判断するのは避けましょう。生食用の表示があっても、保存方法を守り、できるだけ早く食べることが大切です。
アニサキスが心配な魚は加熱や冷凍を意識する

秋に出回る魚介類にも、アニサキスによる食中毒に注意が必要なものがあります。生で食べる場合は、適切な冷凍処理が行われているかなどを確認し、家庭で調理するなら十分な加熱が有効です。
サンマ、サバ、サケ、カツオ、イカなどは、アニサキスが寄生することのある魚介類です。アニサキスは魚介類の内臓や筋肉にいることがあり、魚が死んだあとに内臓から身へ移動する場合もあります。
厚生労働省「アニサキスによる食中毒を予防しましょう」では、予防に有効な処理として、−20℃で24時間以上の冷凍、または70℃以上(60℃なら1分)の加熱を示しています。家庭用冷凍庫ではこの冷凍条件を確実に満たせるとは限らないため、冷凍しただけで生食できると判断しないでください。
また、農林水産省「海の幸を安全に楽しむために~アニサキスの予防~」でも、丸魚を手に入れた場合はよく冷やし、早めに内臓を取り除くことが大切だと案内しています。ただし、内臓を取り除くだけでアニサキスを完全に防げるわけではありません。
なお、酢・塩・しょうゆ・わさびではアニサキスは死滅しません。家庭でしめサバなどを作るときも、酢で締めれば安全になると考えないようにしましょう。
秋も持ち帰りと保存温度に注意する

秋に魚介類を買うときも、購入後の持ち帰り方と保存温度に注意しましょう。
秋は夏より涼しくなる日が増えますが、9月には暑さが残り、暖房の効いた車内などで温度が上がることもあります。魚介類を常温で長く持ち歩かず、保冷バッグや保冷剤を使って持ち帰ることが大切です。
農林水産省近畿農政局「買い物時に気を付けたいポイント」では、生鮮食品を買い物の最後に選び、保冷して寄り道せず帰宅することをすすめています。また、厚生労働省「家庭でできる食中毒予防の6つのポイント」では、購入後はすぐに冷蔵庫・冷凍庫へ入れ、魚の汁がほかの食品に付かないようにすることを案内しています。
| 場面 | 注意したいこと |
|---|---|
| 買い物中 | 魚介類は買い物の最後の方に選ぶ |
| レジ後 | 保冷バッグや保冷剤を使う |
| 持ち帰り | 汁漏れを防ぎ、寄り道せず早めに帰宅する |
| 家に着いた後 | 表示に従い、すぐに冷蔵庫や冷凍庫へ入れる |
| 丸魚の場合 | 冷やして保存し、必要に応じて早めに内臓を取る |
| 刺身の場合 | 生食用表示と消費期限を確認し、早めに食べる |
秋の魚介類も、買ったあとの温度管理がとても大切です。特にサバやカツオなどでは、温度管理が悪いとヒスタミン食中毒につながることがあります。厚生労働省「ヒスタミンによる食中毒について」によると、一度できたヒスタミンは加熱しても分解されません。鮮度の低下が疑われる魚介類は、加熱調理に回さず食べないようにしましょう。
秋が旬の魚介類に関するよくある疑問

秋が旬の魚介類は種類が多く、どれを選べばよいか迷いやすいです。ここでは、秋の魚の味わいや刺身向きの魚、旬と出回り時期の違いについて、よくある疑問を簡単に確認しておきましょう。
迷ったら、サンマ・秋サケ・サバがおすすめです。秋らしい味わいを楽しめる魚で、塩焼きや煮付け、ムニエルなど家庭料理にも使いやすいです。
秋はサンマやサバなど、脂ののった魚を楽しめる季節です。一方、秋サケのように比較的さっぱりした魚もあり、魚の種類によって異なる味わいを楽しめます。
カツオ(戻りガツオ)、カンパチ、アオリイカなどがおすすめです。生で食べる場合は「刺身用」「生食用」の表示を確認し、適切に保存されたものを選びましょう。
必ずしも同じではありません。旬はおいしくなりやすい時期で、出回り時期はスーパーや市場に並びやすい時期です。魚介類によっては、産地や漁期によって旬が異なることもあります。

