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ナチュラルチーズの種類と選び方!初めてでも違いがわかる基本ガイド

ナチュラルチーズの種類と選び方!初めてでも違いがわかる基本ガイド
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ナチュラルチーズには、驚くほど多くの種類があります。

「モッツァレラはよく見るけど、カマンベールやゴルゴンゾーラってどう違うの?」「白カビとか青カビって、ちょっと難しそう……」そんなふうに感じたことはありませんか?

この記事では、ナチュラルチーズの代表的な種類をタイプ別にわかりやすく紹介し、それぞれの特徴や選び方、おすすめの食べ方まで丁寧に解説します。チーズ初心者の方でも、この記事を読めば「自分に合ったナチュラルチーズ」がきっと見つかります。

この記事はこんな悩みに寄り添いながら解説していきます。

  • ナチュラルチーズとプロセスチーズの違いがよくわからない
  • 種類が多すぎて、どれを選べばいいのか迷ってしまう
  • ワインや料理に合うチーズの組み合わせを知りたい

ナチュラルチーズの魅力を知れば、普段の食事やおつまみがぐっと楽しくなります。スーパーで見かけるあのチーズが、実はどんなタイプなのか。もっと美味しく味わうにはどうしたらいいのか。この記事を読みながら、一緒にチーズの世界をのぞいてみましょう。

Contents
  1. ナチュラルチーズってどんなチーズ?
  2. ナチュラルチーズの主な種類をタイプ別に紹介
  3. ナチュラルチーズの種類ごとの比較:用途で選ぶ方法
  4. ナチュラルチーズを選ぶコツとおすすめの種類
  5. ナチュラルチーズの保存方法と切り方
  6. ナチュラルチーズの楽しみ方
  7. ナチュラルチーズの種類と選び方:まとめ

ナチュラルチーズってどんなチーズ?

ナチュラルチーズってどんなチーズ?

ナチュラルチーズとは、牛乳や山羊(やぎ)乳、羊乳などを発酵・熟成させて作られる、自然な風味が楽しめるチーズのことです。固まるまでの過程や熟成期間により、見た目も味わいもさまざまな種類があります。

一般的に「チーズの味の違いを楽しみたい」「素材そのものを味わいたい」と思う人には、ナチュラルチーズがぴったりです。

ナチュラルチーズとプロセスチーズの違いを簡単に解説

ナチュラルチーズとプロセスチーズの違いを簡単に解説

ナチュラルチーズとプロセスチーズの最大の違いは、「そのまま発酵熟成しているか」「一度加熱・加工して作られているか」です。

ナチュラルチーズは、牛やヤギなどの乳を乳酸菌や酵素で発酵させて作ります。自然な熟成が進むことで、味や香りに個性が生まれます。一方プロセスチーズは、複数のナチュラルチーズを加熱・溶かしてから、乳化剤などを加えて再成形したものです。日持ちが良く、味も安定しています。

ナチュラルチーズは素材と発酵の変化を味わうチーズ。プロセスチーズは保存性と扱いやすさを重視した加工品です。どちらにも良さがあるため、目的に応じて使い分けるのが理想です。

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ナチュラルチーズの4つの分類

ナチュラルチーズの4つの分類

ナチュラルチーズは、「硬さ」「熟成の進み具合」「原料となる乳の種類」「使われる菌」の4つの視点で分類することで、特徴や味の違いがよくわかるようになります。

ナチュラルチーズは、材料や作り方によって驚くほど多彩な姿に変わります。ただ「カマンベール」「モッツァレラ」と名前で覚えるだけでは、それぞれの違いがわかりにくくなってしまいます。

そこで、以下の4つの視点で分類すると、チーズをより深く理解でき、使い分けもしやすくなります。

4つの分類
  1. 硬さ(テクスチャー):柔らかいのか、固めなのか
  2. 熟成度合い:どれくらい発酵や熟成が進んでいるか
  3. 原料の種類:牛乳なのか、ヤギ乳やなのか
  4. 使われる菌のタイプ:白カビなのか、青カビなのか、あるいは使われないのか

ナチュラルチーズは「硬さ」「熟成」「原料」「菌」という4つの分類軸を知ることで、それぞれのチーズがどんな味・香り・使い方に向いているのかが見えてきます。はじめは少し難しく感じるかもしれませんが、一度わかると選ぶのがぐっと楽しくなります。

分類軸説明
硬さチーズの水分量で決まります。柔らかいほど水分が多く、固いほど熟成されていて水分が少なめです。
熟成チーズをどれだけ寝かせたか。短期間ならさっぱり、長期間なら濃厚になります。
原料主に使われる動物の乳によって風味が変わります。
菌の種類表面や中に使われるカビの種類で、香りや見た目が大きく変わります。

日本・世界で知られるナチュラルチーズの種類数

日本・世界で知られるナチュラルチーズの種類数

世界中には約1000種類以上のナチュラルチーズがあり、日本でも100種類以上が親しまれています。

ヨーロッパでは地域ごとに伝統的なチーズが存在し、フランスだけで400種類以上、イタリアでも300種類近くあります。近年では日本国内でも工房が増え、国産ナチュラルチーズの品質が高まっています。

ナチュラルチーズの世界はとても広く、世界規模で見るとまさに“チーズの図鑑”ができるほどの多様性があります。日本でもその一部を楽しむことができ、選ぶ楽しみが広がっています。

AOP(原産地呼称保護): 特定の地域で伝統製法に基づき作られたチーズを保護する制度。フランスやイタリアなどで多くのチーズが登録されています。

ナチュラルチーズの主な種類をタイプ別に紹介

ナチュラルチーズの主な種類をタイプ別に紹介

ナチュラルチーズにはさまざまなタイプがあり、それぞれに味や香り、食感の特徴があります。代表的な種類をタイプごとに知っておくことで、自分の好みや料理に合わせてチーズを選ぶ楽しさが広がります。

ここではチーズ初心者でもわかりやすいように、基本となる6タイプをご紹介します。

タイプ名特徴味の傾向食感
フレッシュタイプ非熟成・水分多めさっぱり・ミルキーやわらかい
白カビタイプ表面に白カビまろやか・上品外側しっかり/中はクリーミー
青カビタイプ中に青カビを繁殖塩気強め・香り独特ねっとり/しっとり
ウォッシュタイプ表面を洗って熟成強い香り・深いうま味柔らかくとろける
シェーブルタイプヤギ乳が原料爽やか・酸味ありもろくホロホロ
セミハード・ハードタイプ長期熟成・水分少なめコク深く濃厚しっかり・かため

フレッシュタイプ(非熟成タイプ)クセが少なく食べやすい

フレッシュタイプ(非熟成タイプ)クセが少なく食べやすい

初心者おすすめ度★★★★★

フレッシュタイプは熟成を行わない、クセのないさっぱりした味わいが魅力のチーズです。

発酵や熟成をせずにそのまま食べるため、乳本来の甘みやミルキーさを感じやすく、食感もやわらかいのが特徴です。保存期間は短めですが、水分が多く、料理にも使いやすいです。

クセがないためチーズ初心者や子どもにもおすすめ。サラダやカプレーゼ、デザートにもぴったりです。

代表チーズ

モッツァレラ、リコッタ、カッテージチーズ、クリームチーズ

白カビ(表面白カビ型)クリーミーで上品な味わい

白カビ(表面白カビ型)クリーミーで上品な味わい

初心者おすすめ度★★★★☆

白カビタイプは、表面に白いカビをつけて熟成させることで、トロッとした食感とまろやかな味わいが楽しめるチーズです。

表面の白カビがチーズ全体をゆっくり熟成させ、内側からクリーム状に変化していきます。味はミルクの甘さに加えて、きのこのような香りやコクが加わります。

見た目に反してクセは強くなく、まろやかな口当たりでパンやフルーツとも相性抜群です。

代表チーズ

カマンベール、ブリー

青カビ(ブルーチーズ型)塩気と香りがクセになる

青カビ(ブルーチーズ型)塩気と香りがクセになる

初心者おすすめ度★★☆☆☆

青カビタイプは、ピリッとした塩気と独特の香りがクセになるチーズで、ワインやはちみつとの相性が抜群です。

内部に青カビを繁殖させて熟成させることで、強い香りと塩味が生まれます。カビの力でチーズが分解され、ねっとりとした食感と深みのある味わいが出ます。

チーズ通に人気の高いタイプですが、甘いものと合わせると食べやすくなり、初心者にもおすすめできます。

代表チーズ

ゴルゴンゾーラ、スティルトン、ロックフォール

ウォッシュタイプ(表皮洗浄型)強い香りの奥にある深い旨み

ウォッシュタイプ(表皮洗浄型)強い香りの奥にある深い旨み

初心者おすすめ度★★☆☆☆

ウォッシュタイプは、表面を塩水や酒で洗いながら熟成させることで強い香りを持ちつつ、味は意外とマイルドなチーズです。

洗うことで独特の菌が育ち、外側から内側へとゆっくり熟成が進みます。においは強烈でも、味はコクがありクリーミーなものが多いです。

見た目や香りに驚いても、口に入れれば旨みの虜になるチーズです。赤ワインやバゲットとの相性が抜群です。

代表チーズ

エポワス、リヴァロ、モンドール

シェーブル(山羊乳タイプ)ヤギ乳ならではの爽やかな酸味

シェーブル(山羊乳タイプ)ヤギ乳ならではの爽やかな酸味

初心者おすすめ度★★★☆☆

シェーブルは山羊(やぎ)の乳から作られるチーズで、さっぱりとした酸味とほのかな香りが特徴です。

牛乳より脂肪分が少なく、あっさりした味わいになります。熟成が進むとコクも出てくるため、同じチーズでも食べ頃によって印象が変わります。

クセがあると言われがちですが、軽い酸味で後味はすっきり。はちみつやドライフルーツとも好相性です。

代表チーズ

サントモール、ヴァランセ

セミハード・ハードタイプ:熟成で味がギュッと濃縮

セミハード・ハードタイプ:熟成で味がギュッと濃縮

初心者おすすめ度★★★★★

セミハードやハードタイプのチーズは、長期熟成によって水分が少なく、濃厚な旨みが詰まったチーズです。

熟成によって余分な水分が抜け、うま味成分(アミノ酸など)が凝縮されるため、噛むほどにコクを感じます。加熱しても形が保たれるため、料理にもよく使われます。

料理に使いやすく、保存性も高いチーズです。おろして使ったり、そのまま食べたりと万能型です。

代表チーズ

チェダー、ゴーダ、コンテ、パルミジャーノ・レッジャーノ

ナチュラルチーズの種類ごとの比較:用途で選ぶ方法

ナチュラルチーズの種類ごとの比較:用途で選ぶ方法

ナチュラルチーズは種類によって味や香り、食感が大きく異なります。特徴を知れば、どのチーズをどんな料理やシーンに使えばよいかがわかってきます。この章では、柔らかさや塩気、料理との相性、お酒との組み合わせなど、用途に応じた選び方のヒントを紹介します。

柔らかい?硬い?味の濃さや塩気を比較チャートでチェック

チーズの「柔らかさ」「味の濃さ」「塩気の強さ」は種類によって異なり、選ぶときの重要なポイントになります。

チーズは水分量や熟成期間によって、食感や味わいが大きく変わります。柔らかいチーズはさっぱりしていて食べやすく、硬いチーズは味が凝縮されて塩気が強くなる傾向があります。

チーズのタイプ柔らかさ味の濃さ塩気
フレッシュタイプ★★★★★★☆☆☆☆★☆☆☆☆
白カビタイプ★★★★☆★★☆☆☆★★☆☆☆
青カビタイプ★★★☆☆★★★★☆★★★★★
ウォッシュタイプ★★★☆☆★★★★☆★★★★☆
シェーブルタイプ★★★☆☆★★☆☆☆★★★☆☆
ハードタイプ★☆☆☆☆★★★★★★★★★★

調理・料理別のおすすめタイプ(ピザ・パスタ・前菜など)

調理・料理別のおすすめタイプ(ピザ・パスタ・前菜など)

料理によって合うチーズの種類は変わります。食感や溶け方、香りを考えて使い分けることで、料理の味が格段に引き立ちます。

モッツァレラはピザに最適、パルミジャーノはパスタの仕上げにぴったり。チーズには加熱したときによく溶けるもの、風味が残るものなど性質の違いがあります。

いつもの料理に合うチーズを知ると、家庭での料理のレパートリーが広がります。まずはピザやグラタンから取り入れるのがおすすめです。

料理合うチーズ例
ピザモッツァレラ、ゴーダ
パスタパルミジャーノ、ペコリーノ
サラダフェタ、モッツァレラ、シェーブル
グラタンエメンタール、チェダー
前菜・おつまみカマンベール、ブリー、ブルーチーズ

ワインやお酒との相性がいい組み合わせを紹介

ワインやお酒との相性がいい組み合わせを紹介

ナチュラルチーズはお酒との相性も抜群です味の強さや香りに合わせてワインやビールを選ぶと、お互いの風味がより引き立ちます。

チーズの脂肪分や塩気、熟成香は、アルコールの持つ酸味や渋み、苦みと合わさることで、後味に深みが出たり、口の中がさっぱりしたりします。特にワインとのペアリングは、チーズ文化のあるヨーロッパでは定番です。

はじめは「同じ地方のチーズとワインを合わせる」と覚えると簡単です。慣れてきたら、味のバランスを意識して、自分だけの組み合わせを探すのも楽しくなります。

チーズタイプ合うお酒理由
白カビチーズ白ワイン、スパークリング軽やかな味わいと香りが合う
青カビチーズ赤ワイン、ポートワイン強い香りと濃厚な甘みが好相性
フレッシュチーズ白ワイン、ビールさっぱり感を活かせる組み合わせ
ハードチーズ赤ワイン、日本酒コクのある味に深みを加える

ナチュラルチーズを選ぶコツとおすすめの種類

ナチュラルチーズを選ぶコツとおすすめの種類

ナチュラルチーズは種類が多く、初心者には少し難しく感じるかもしれませんが、選び方のコツを知れば自分に合ったものが見つかりやすくなります。ここでは代表的な銘柄や食べやすさ、手に入りやすさなどの視点から、チーズ選びをサポートします。

各タイプの代表的なナチュラルチーズ銘柄紹介

各タイプごとに有名で人気のあるナチュラルチーズを知っておくことで、購入時や料理で選ぶ際に役立ちます。

代表銘柄は品質や味が安定しており、多くの人に親しまれています。これらを知ることで、失敗しにくく、好みに合ったチーズに出会いやすくなります。

まずは有名な銘柄から試すことで、自分の味の好みや使い方に合ったチーズが見えてきます。

タイプ代表的な銘柄
フレッシュモッツァレラ、リコッタ、カッテージ、マスカルポーネ、クリームチーズ
白カビカマンベール・ド・ノルマンディー、ブリー・ド・モー、ルステンブルク、シャウルス、ヌーシャテル
青カビゴルゴンゾーラ、スティルトン、ロックフォール、ダナブルー、カンボゾーラ
ウォッシュエポワス、リヴァロ、モンドール、マロワル、タレッジョ
シェーブルサントモール、クロタン・ド・シャヴィニョル、ヴァランセ、ピコドン、ブシェット
セミハード・ハードチェダー、ゴーダ、コンテ、グリュイエール、パルミジャーノ・レッジャーノ

初心者でも食べやすい種類と選び方

初心者でも食べやすい種類と選び方

クセの少ないやさしい味のチーズから始めることで、初心者でも安心してナチュラルチーズの魅力を楽しめます。

熟成やカビによる風味が強いものよりも、ミルクの甘さやなめらかさを感じられるタイプは、初めてでも抵抗なく食べられる傾向があります。

まずはフレッシュタイプや白カビタイプの中でもマイルドなものを試し、自分の好みに合わせてステップアップしていくと楽しみが広がります。

初心者におすすめのチーズ

モッツァレラ(フレッシュ)、ブリー(白カビ)、ゴーダ(セミハード)、クリームチーズ(フレッシュ)、サントモール(シェーブル・熟成浅め)

スーパーや通販で買える定番ナチュラルチーズ

スーパーや通販で買える定番ナチュラルチーズ

スーパーや通販で手に入る定番チーズを知っておくと、気軽に日常の料理やおつまみに取り入れやすくなります。

一部のチーズは大手メーカーからも製品化されており、品質が安定していて価格も手ごろです。輸入チーズも広く流通しているため、まずは身近な場所で手に入るものから始めるのが現実的です。

チーズ専門店に行かなくても、スーパーやネット通販で充分にナチュラルチーズを楽しむことができます。慣れてきたら産地や熟成期間にも注目して選んでみましょう。

市販でよく見かけるナチュラルチーズ
  • 雪印:北海道カマンベール(白カビ)
  • 明治:十勝カマンベール
  • 輸入品:ガルバーニ社のモッツァレラ(イタリア)
  • キリ:クリームチーズ(フランス)
  • クラフト:スライスモッツァレラ(アメリカ)

ナチュラルチーズの保存方法と切り方

チュラルチーズはデリケートな食品です。正しい保存方法や切り方を知っておくことで、風味や食感をしっかり保ち、おいしく食べきることができます。この章では、タイプ別の保存・カットのポイントや、残ったチーズの扱い方など、実践的なコツをご紹介します。

ナチュラルチーズの冷蔵保存

ナチュラルチーズの冷蔵保存

ナチュラルチーズは乾燥と酸化を防ぎながら、呼吸を妨げないように冷蔵保存するのが基本です。

ナチュラルチーズは発酵食品なので、密閉しすぎると風味がこもりすぎて傷みやすくなります。一方で空気にさらしすぎると、乾燥して硬くなったりカビが早く繁殖したりします。適度に湿度を保ちながら通気性のある保存が大切です。

冷蔵庫の野菜室やチルド室で、クッキングシートやワックスペーパーで包んだあと、保存容器やジッパー付き袋に入れて保管すると状態が安定します。

おすすめの保存温度:5〜8℃ ・ラップよりも通気性のある紙類を使用

切り方・サーブ法:タイプ別に押さえるポイント

切り方・サーブ法:タイプ別に押さえるポイント

チーズのタイプに応じた切り方を知っておくと、見た目も美しく、味や香りも均等に楽しめます。

チーズは部位によって熟成の進み方が異なります。たとえば白カビチーズは外側が熟成していて中が若いことがあります。正しい切り方をすることで全体の味のバランスを保つことができます。

丸型は中心から放射状に、四角や棒状は等間隔にスライスするのが基本です。柔らかいものには糸やワイヤーを、硬いものには専用ナイフを使うと切りやすくなります。

開封後の保存方法と注意点

開封後のチーズはできるだけ早く食べきるのが基本です。再包装と保管方法を工夫することで、風味を保ちながら美味しく食べきることができます。

空気に触れると酸化や乾燥が進み、風味が落ちていきます。また、湿気や温度差によってカビが発生することもあるため、こまめなチェックと包み直しが必要です。

空気に触れると酸化や乾燥が進み、風味が落ちていきます。また、湿気や温度差によってカビが発生することもあるため、こまめなチェックと包み直しが必要です。

ナチュラルチーズの楽しみ方

ナチュラルチーズは、ただ食べるだけでなく「どう楽しむか」でも魅力が広がります。数種類を少しずつ食べ比べたり、手作りしてみたりすることで、チーズの味や香りの奥深さがもっと身近に感じられるようになります。この章では、チーズをもっと楽しむための工夫や体験のヒントをご紹介します。

食べ比べセット・盛り合わせの組み立て方

食べ比べセット・盛り合わせの組み立て方

タイプや味のバランスを考えて盛り合わせを組むことで、チーズの魅力を最大限に楽しめるようになります。

同じナチュラルチーズでも、種類によって味・香り・食感が大きく異なります。異なるタイプを並べることで、違いがはっきり感じられ、自分の好みも見つけやすくなります。また、見た目にも華やかで食卓が楽しくなります。

味の濃淡、香り、食感の違うものを組み合わせて、3〜5種類程度を選ぶのがベストです。フルーツやナッツ、ハチミツなども添えると味に変化が出てさらに楽しめます。

タイプ例味・食感の特徴おすすめ銘柄例
フレッシュさっぱり、やわらかいモッツァレラ、リコッタ
白カビまろやか、クリーミーカマンベール、ブリー
青カビ塩気と香りが強いゴルゴンゾーラ、ロックフォール
ハード濃厚でコクがあるパルミジャーノ、チェダー
シェーブル爽やかな酸味、軽いクセサントモール、ヴァランセ

手作りチーズにチャレンジ(例:フレッシュチーズ)

手作りチーズにチャレンジ(例:フレッシュチーズ)

材料と道具がそろえば、家庭でも簡単にナチュラルチーズを手作りできます。特にフレッシュタイプは初心者でも挑戦しやすく、作る楽しさと食べる喜びの両方が味わえます。

カッテージチーズなどのフレッシュチーズは、加熱した牛乳に酸(レモン汁や酢)を加えて固め、水気を切るだけで作れます。時間も30分〜1時間程度で完成するため、特別な技術や熟成工程を必要としません。

まずは、カッテージチーズからスタートしてみましょう。自分で作ることで、市販品とは違ったやさしい味わいを楽しむことができます。パンにのせたり、はちみつをかけたりとアレンジも自由自在です。

簡単なカッテージチーズの材料例
  • 牛乳:1リットル
  • レモン汁:80〜100cc
  • :少々

温めた牛乳に酸を加えて分離させ、ガーゼなどでこして水を切るだけで完成します。冷やしてから食べると一層なめらかになります。

ナチュラルチーズの種類と選び方:まとめ

この記事では、ナチュラルチーズの種類について、タイプごとの特徴や味の違い、選び方や楽しみ方までをわかりやすく解説しました。チーズ初心者の方でも、「なるほど」「これなら試してみたい」と思える内容を目指しました。

ナチュラルチーズの魅力は、その豊かなバリエーションにあります。同じチーズでもタイプが異なれば風味も食感も変わります。少しずつ知識を増やしていけば、自分の好みにぴったりなチーズを見つけることができます。

最後に、覚えておきたい大切なポイントをまとめます。

  • ナチュラルチーズは大きく6タイプに分類される(フレッシュ、白カビ、青カビ、ウォッシュ、シェーブル、ハード)
  • 各タイプには味や香り、食感に明確な違いがあり、選ぶ楽しさがある
  • 初心者にはクセの少ないフレッシュタイプや白カビタイプがおすすめ
  • 食べ比べや盛り合わせを通して、自分の「好きなチーズ」が見つけやすくなる
  • 保存方法や切り方を工夫することで、最後まで美味しく楽しめる

難しそうに見えるナチュラルチーズも、基本を知ればぐっと身近な存在になります。まずは気になるチーズをひとつ手に取り、日常の食卓に彩りを加えてみませんか?チーズのある暮らしは、きっとあなたの食の楽しみを広げてくれます。